令和3年9月3日(金)イギリス・Surrey大学主催でオンライン開催された「15TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON MID-INFRARED OPTOELECTRONIC MATERIALS AND DEVICES・国際会議において、大学院理工学研究科博士前期課程電子情報工学専攻電気電子工学コース2年生の奥嶋正浩さんが「Molecular Beam Epitaxy of GaNAsBi Nanowires emitting around 1300 nm」について発表し、Student Presentation Awardを受賞しました。
奥嶋さんの研究は、同所属2年生の吉川晃平さんと取り組んだ成果で、通信やセンサーで重要となる中赤外域で動作するナノスケール光材料を開発しました。広く用いられるGaAs材料にそれぞれ結晶の格子の大きさを拡大、縮小するBiとN元素を適切に導入することで高品質なナノスケールの針状結晶:GaNAsBiナノワイヤを作製しました。これによりその動作帯を中赤外域に拡張、特にファイバー光通信で重要となる波長1300nmでの発光観測に成功しました。
この二人の研究成果はイギリス・シェフィールド大学とスウェーデン・リンショピン大学との共同研究として最近学術論文誌Applied Physics Express誌に採択され、同誌オンライン上で10月22日に速報されました。
【化学・生命科学コース】在学生インタビュー
化学・生命科学コース
化学・生命科学コースには魅力がたくさん!
3人の在学生にインタビューしてみました。
Q.化学・生命科学コースを選んだ理由は?

2人とも「化学が好き」っていうピュアな動機だったんだね。
私の場合は、化学そのものというより化粧品の開発に興味があって、
研究開発の道が開ける化学・生命科学コースを選んだよ。
ここではものづくりに関して実践的な知識や技術を学べると知って、
「ここだ!」と思ったな。

私の後輩には1年生のときの授業を聞いて化学が面白いと思って
このコースを選んだ人がいるよ。
授業で先生が言っていたんだけど、世の中の全てのモノは分子からできていて、
機械とか材料とか電子部品とか、すべてに分子が関わっているんだよね。
スマホのタッチパネルとか、もちろん薬を作るのとか、水をキレイにするのも化学。
そういう話を聞いて化学を選んだって。
研究室での実験の様子
Q.化学・生命科学コースで何が学べるの?

このコースに入ってまず思ったのが、化学ってすごく広いなー、
ということ。
たとえば科目だけでも
高分子化学や生化学、有機化学、物理化学、分析化学、無機化学、
科学技術英語、化学工学、などなど、
その他にも化学に関わる幅広い範囲の授業を受けることができるよね。
分子が関わっているところはぜんぶ化学って言えるから、
高校の物理とか生物なんかも深く関わっているところが多いし、
化学に関する英語の文章を読む授業もある。

たしかに授業では幅広く学べるね!
実験の授業もあって、
実際に実験器具を用いて化合物を作ったり分析したり、
実験レポートを書いたり、
将来につながる技術も身につけることができたと思う。
それに、3回生の後期からは
最終的に学びたい分野の研究室に所属して、
より専門的な知識を得ることもできる。
授業では広く、研究室では深く学んでるっていうカンジかな。

授業だと、化学メーカーで働いている方が
大学に出向いて企業紹介をしてくれることもあったね。
企業の方から直接お話を聞けたのは貴重な体験だった。
そういった様々な授業を通して、
いろいろな分野に化学が繋がっていることを知ることができて、
将来やりたいことの視野も広がったな。
Q.印象に残っている授業や実験は?

私は高分子化学の実験で、
接着剤やスライムを作った実験が印象に残ってる!
世の中にある素材が、本当に化学の力で生み出されているんだと
実感できる授業だったし、
スライムを分子レベルで理解する日が来るなんて
思ってもみなかった。

僕は愛媛県にある化学メーカーへ
工場見学に行ったことが印象的だった。
仕事内容とか、製品の製造過程なんかを
実際に自分の目で見ることができて、
自分が将来働くイメージを膨らませることができたと思う。
みんなでバスに乗ってワイワイ行ったのも、
遠足っぽくて楽しかったよね。
研究室での実験の様子
Q.どのような就職先があるの?
Q.化学・生命科学コースに入ってよかったことは?
【材料デザイン工学コース】受験生へのメッセージ
材料デザイン工学コース 3回生 芝田翔真
私が材料デザイン工学コースを選択したきっかけは高校2年生の夏休みに参加した愛媛大学オープンキャンパスです。このとき、初めて材料工学の存在を知りました。オープンキャンパスに参加する前にも、世の中の物が原子や分子など、想像できないほど小さな粒子で出来ていることの奇妙さに興味を持っていましたが、オープンキャンパスに参加したことで大学では材料と構成粒子の因果関係を勉強したいと思い、進路として材料デザイン工学コースを選択しました。
実際、本コースでは、原子レベルのミクロな視点で材料を勉強します。しばしば「組成-構造-特性」というキーワードが出てきます。これは何の原子がどのように配列しているかで材料特性が決定されることを意味しています。この視点で材料を評価するのがおもしろいです。ここで、材料といっても金属・無機・有機・セラミックス材料と多岐にわたります。2回生でコース選択があり、材料デザイン工学コースに進めば、上記の各種材料について専門的な授業を受けることができます。私の中で最も印象に残っている授業は「金属強度学」です。この授業では金属材料に添加元素を加えたり、組織を微細化したりすることで材料強度を高くできるということを知りました。身近な強度の話題がミクロな視点で説明されるところが興味深かったです。その他にも金属の微細組織や熱処理に関する授業が印象に残りました。私は現在3回生ですが、3回生の後期からは研究室に仮配属され、4回生で行う卒業研究の準備に入っています。これまで受けた授業の中から、自分の気に入った材料を選択して、卒業研究ができるのも大きな魅力です。
大学の授業では、しばしば課題も出されます。高校とは違いレポートが多く課されます。インターネットや図書館で資料を探し、レポートにまとめる作業は時間がかかりますが、その分知識が整理され定着します。力を注いだ分、社会に出てからも必要となる実力が身につきますので、私はペーパーテストよりもレポートが気に入っています。特に私は実験レポートの考察にはこだわり、力を入れました。これまでは、授業で行う学生実験を行ってきましたが、今後、4回生から行う本格的な卒業研究が楽しみです。
さて、受験生の皆さんが考える大学生活はどのようなイメージでしょうか。私は高校生の時、大学生は忙しそうなイメージでしたが、案外自由に使える時間がたくさんあります。私は大学から学業以外の時間で新しいことを始めたいと思い、ヨット部に所属しています。ヨットは海上で帆を張り、風の力のみで進みます。大自然の中での活動は気持ちがいいし、本当に楽しいです。活動日は土日なので、充実した週末を毎週過ごせています。学業以外のことで、大学生のうちにしかできないことを始めるのも大きな楽しみなのではないでしょうか。

理工学研究科電子情報工学専攻の弓達新治助教、玉田亮介さん(博士前期課程2021年3月修了)、博士前期課程1年生の高橋達也さん、尾崎良太郎准教授、門脇一則教授が「The 6th International Conference on Electrical, Control and Computer Engineering (InECCE2021)」 にて「 Best Paper Award 」 を受賞しました【8月23日(水)】
令和3年8月23日(月)、University Malaysia PahangによりZoomでオンライン開催された「The 6th International Conference on Electrical, Control and Computer Engineering (InECCE2021)」において、愛媛大学大学院理工学研究科電子情報工学専攻の弓達新治助教、玉田亮介さん(博士前期課程2021年3月修了)、博士前期課程1年生の高橋達也さん、尾崎良太郎准教授、門脇一則教授が「Best Paper Award」を受賞しました。受賞した研究のテーマは、エレクトロスプレーとストリーマ放電の交互発生による汚染水処理です。
Timing Control of Streamer Initiation and Electrospray Generation for Waste Water Treatment
学校推薦型選抜Ⅰに合格した入学予定者に対して,入学前予備教育を実施します。
愛媛大学工学部では,学校推薦型選抜Ⅰに合格した入学予定者に対して,入学までの期間を有意義に過ごし入学後の学習の準備となるよう,入学前予備教育を実施しています。
実施科目名と実施方法は,以下のとおり予定しています。
| 機械工学コース | 【科目名】 数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」) 理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学 外国語:英語 【実施方法】 |
| 知能システム学コース | 【科目名】 数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」) 理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学 外国語:英語 【実施方法】 |
| 電気電子工学コース | 【科目名】 数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」) 理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学 外国語:英語 【実施方法】 |
| コンピュータ科学コース | 【科目名】 数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」) 外国語:英語 【実施方法】 |
| 材料デザイン工学コース | 【科目名】 数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A,数学B(「数列」と「ベクトル」) 理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学 外国語:英語 【実施方法】 |
| 化学・生命科学コース | 【科目名】 数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」) 理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学 外国語:英語 【実施方法】 |
| 社会基盤工学コース | 【科目名】 数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」) 理科:物理基礎,物理 外国語:英語 【実施方法】 |
| 社会デザインコース | 【科目名】 数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」) 理科:物理基礎,物理 外国語:英語 【実施方法】 |
「愛媛から世界を目指す学生のための愛媛大学フェローシップ -EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップ-」支給対象学生(9月入学・進学者)の決定について
愛媛大学では、令和3年4月から、大学院理工学研究科博士後期課程の学生に対し、研究に専念できる環境を提供するとともに、課程修了後のキャリアパス確保に向けた支援を行う事業を開始しています。
この度、令和3年9月大学院理工学研究科博士後期課程入学・進学者を対象に、フェローシップ支給対象学生1名を決定しました。
今年度は、すでに4月入学・進学者から5名を選抜しており、あわせて6名(内訳以下のとおり)の学生に対し、年間210万円(研究専念支援金180万円、研究費30万円)のフェローシップを3年間支給します。
内訳
理工学研究科博士後期課程
物質生命工学専攻 1名
数理物質科学専攻 2名
先端科学特別コース 3名
計6名
なお、令和4年度入学・進学者を対象にしたフェローシップ支給対象学生の募集要項は、準備ができ次第公表予定です。
【関連サイト】
「愛媛から世界を目指す学生のための愛媛大学フェローシップ -EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップ-」(愛媛大学大学院理工学研究科HP)
愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センターコンソーシアム会議及び講演会を開催しました【9月7日(火)】
令和3年9月7日(火)、愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センターコンソーシアム会議及び講演会をオンラインで開催しました。
本会議は、愛媛県、今治市、四国運輸局はじめ造船・舶用関連企業並びに金融機関の代表者で構成され、本学学長が議長を務めています。会議では、令和2年度の本センターの活動内容及び令和3年度の活動計画について報告しました。
続いて、講演会を実施し、工学部附属船舶海洋工学センターの田中進センター長の挨拶の後、愛媛大学の仁科弘重学長による「愛媛大学における社会連携戦略のこれまでとこれから」と題した講演が行われました。次に、株式会社伊予銀行シップファイナンス部の佐藤浩一部長に「愛媛の海事クラスターの現状と伊予銀行のシップファイナンス」と題したご講演を行っていただきました。
本講演会には、コンソーシアム参加企業、工学部の教職員等約50人が参加し、出席者との質疑応答や活発な意見交換が行われ大変有意義な時間となりました。


愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センターキックオフシンポジウムを開催しました。【8月31日(火)】

令和3年8月31日(火)、愛媛県及び愛媛大学SDGs推進室と共催で愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センターキックオフシンポジウムをオンラインで開催し、関連企業や自治体の関係者等約120人が参加しました。


仁科弘重愛媛大学長及び中村時広愛媛県知事(宇佐美伸次県民環境部長代読)の開会挨拶の後、中原真也センター長から、センターの紹介及び今後の活動の説明がありました。

続いて、九州大学佐々木 一成副学長及び株式会社谷グリーンエネルギー研究所 谷義勝社長のお二人の講演では、新エネルギーを取り巻く環境、最新の水素関連技術やカーボンニュートラルなどについて説明・紹介があり、参加者は熱心に耳を傾けていました。


講演の後、中原センター長から、兼任教員の紹介があり、若林良和愛媛大学理事(社会連携担当)の閉会挨拶をもって、本シンポジウムは盛大裏に終了しました。

工学部附属環境・エネルギー工学センターは、環境やエネルギーに関わる技術開発及び人材育成を通じて、地域産業の創生と活性化並びに諸課題解決に取り組んでまいります。
工学部環境建設工学科4年生の長井春希さんが2021年度土木学会四国支部第 27 回技術研究発表会で優秀発表賞を受賞しました【5 月 29 日(土)】
令和3年5月29日(土)にオンラインで開催された「2021 年度土木学会四国支部第 27 回技術研究発表会」において、工学部環境建設工学科4年生の長井春希さんが「優秀発表賞」を受賞しました。
本賞は、土木学会四国支部主催の技術研究発表会における優秀論文の口頭発表者を優秀発表賞として表彰するものであり、特に優れた講演を行った40歳未満の若手研究者や技術者を対象に与えられるものです。今回は165編の発表の中から14人が表彰されました。
発表した論文の題目は「鉄筋コンクリート梁の超音波測定による曲げによるひび割れと不可視損傷の評価」です。社会インフラメンテナンスが重要な課題となって久しいですが、既存の鉄筋コンクリート構造物にある見えるひび割れのほか表面には見えない潜在ひび割れの有無や密度を超音波測定により効率よく評価する手法の開発を目指した予備的研究です。理工学研究科環境建設工学講座(寄附講座:社会インフラメンテナンス工学講座兼務)の森伸一郎准教授の指導を受け、長さ5.5mの大型の試験体を用いて、3年生でRA(リサーチアシスタント)として研究室配属され実施した研究で、4年生になり卒論研究で継続実施する長井さんが発表しました。ひび割れの評価と言うコンクリート構造物の基礎的事項でありながら、損傷評価と対策効果評価に発展性のある研究内容ときめ細かな実験、発表のわかりやすさなどが評価され、今回の受賞に至りました。実際の現場で使えるような単純な原理で評価することを意図したもので、今後が期待されます。

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愛媛大学ホームページ「最先端研究紹介 infinity」に理工学研究科 都築 伸二 教授の研究が掲載されました。
理工学研究科 都築 伸二 教授のメッセージが愛媛大学ホームページ「最先端研究紹介 infinity」に掲載されました。
詳細は以下リンクよりご確認ください。





