電気・情報分野 TOPICS
電気・情報分野
2024年11月22日大学院理工学研究科の学生3名が「第12回学生クラウドプログラミングワールドカップ(CPWC)」において「審査員特別賞 Best Optimization Award」を受賞しました【11月14日(木)】電気・情報分野
2024年10月31日大学院理工学研究科の前田裕斗さんと長谷川創一さんが「令和6年(2024年)基礎・材料・共通部門大会」において「若手ポスター優秀賞」を受賞しました【9月4日(水)】電気・情報分野
2024年9月26日神野雅文教授がマリンテックグランプリ2024でフォーカスシステムズ賞を受賞しました【9月21日(土)】電気・情報分野
2024年9月19日尾崎良太郎教授が一般社団法人日本液晶学会論文賞(B部門)を受賞しました【9月12日(木)】
電気電子⼯学コース
IoTが織りなす近未来の暮らし
最近、自動車、家電、施設など、さまざまなモノがインターネットにつながりはじめています。こうした状況をIoT(モノのインターネット)と呼んでいます。このIoTによって、私たちの暮らしはどのように変わっていくでしょうか。。。例えば、いつ、何を、どのようにしたらどうなった、といった情報を、インターネットを通じて、サーバーに蓄積することが可能になります。蓄積した膨大な情報(ビッグデータ)を利用して人工知能(AI)で分析すれば、次からはちょっと気の利いたサービスが実現できるようになるでしょう。電気電子工学コースでは、このIoTを実現するためのエネルギー、デバイス、そして通信の技術を幅広く学ぶことができます。
あらゆる分野で役立つ技術を学ぶ
目覚ましく発展、進化し続ける電気電子工学関連の技術。最新の技術は、あらゆる産業に欠くことのできない基盤技術です。本コースでは、電気エネルギー・高機能電子デバイス・高度情報通信技術の開発をはじめとする、電気・電子情報通信に関する教育研究を、基礎から最先端まで幅広く行っています。本コースの教育プログラムをバランス良く習得することで、電気・電子・情報通信工学のどの領域へも進めます。広く社会に貢献できる、先見性と独創性に富んだ人材の育成を目指しています。
2年次
●電気電子工学実験 Ⅰ ●電気電子数学 I・II ●電気回路 I・II ●電気磁気学 I・II ●過渡現象●アナログ電子回路 ●プログラミング演習 ●情報理論
●微分方程式 ●電子物性
3年次
●電気電子工学実験Ⅱ・Ⅲ ●電気電子工学演習Ⅰ・Ⅱ ●電気電子計測 ●制御工学 ●電気機器Ⅰ・Ⅱ ●発変電工学 ●送配電工学 ●パワーエレクトロニクス ●インターンシップ ●電磁波工学 ●キャリアデザイン ●高電圧プラズマ工学 ●半導体工学 ●ディジタル通信 ●アナログ通信 ●電気機器設計製図
●電気法規及び設備管理 ●電波及び通信法規 ●無線工学
4年次
●卒業研究 ●知的財産権 ●企業倫理 ●産業経済論 ●工場管理
求人倍率が工学科で一番高く、希望の就職先が見つかる
2017年度卒業生は、約4割の学生が大学院に進学し、残りの約6割が企業等に就職しています。本コースで学ぶ電気エネルギーや電子回路技術は、あらゆる産業分野で必要とされているため、県内外の電力会社や電気機器メーカーはもちろん、化学プラントや医療機器メーカーなど幅広い業界で活躍できます。本コースの求人数は工学科の中でも多く、2017年度も求人倍率は約16倍となっており、就職先の選択肢が豊富です。
また、大学院に進学した学生の就職先は、専門知識を必要とされる大手企業の研究・開発部門などにも広がります。
2017年度 進路状況(2018年5月1日現在)
絶縁体と電気電子材料の研究で世の中にない機能性材料の開発
半導体ナノ構造で既存の性能を打ち破る半導体作製
シミュレーション実験で次世代HDDの高密度信号処理
コンピュータ科学コース
コンピュータの目で細胞の品質を評価する
幹細胞を使った再生医療の世界では、採取して培養した幹細胞の状態が、その後の治療の成否に大きく影響を及ぼします。その状態管理は細胞培養技術者の経験に大きく依存しており、培養幹細胞の品質評価の方法を開発することは大切な課題です。ヒト表皮角化幹細胞は培養中に高い運動活性を示すので、幹細胞の速度測定によって品質評価が可能であることが示されていました。しかし、その動きを測定するためには、技術者が顕微鏡を使って目視で行っていました。
そこで、画像解析の技術を使って、皮膚幹細胞コロニーの領域の自動抽出、および、コロニーの動きの大きさの自動推定を実現しました。位相差顕微鏡で撮影された映像で評価した結果、人間が目視で計測した結果と同等な結果を得ることができました。
次の時代を担うAI・IoT技術を学ぶ
物質やエネルギーと並んで情報が重要な役割を果たす情報化社会では、情報工学に関する専門知識を備えた人材が必要とされています。最近では、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)等が牽引する第4次産業革命(インダストリー4.0やソサエティー5.0とも呼ばれる)を担うIT技術者が求められています。コンピュータ科学コースでは、従来のコンピュータ科学に加え、AIやデータサイエンス、組込みシステム、サイバーセキュリティを特に学ぶことができるカリキュラム構成になっています。
enPiT / enPiT-Proは、文部科学省事業「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成」の、学部生向け/社会人向け情報科学技術実践教育プログラムです。コンピュータ科学コースでは IoT組込み領域に関する取り組みenPiT Emb / enPiT-Pro Embに参加しています。
2年次
●Cプログラミング ●関数型プログラミング ●オブジェクト指向プログラミング ●オートマトンと言語理論 ●データ構造とアルゴリズム ●ソフトウェア工学
●論理回路 ●計算機システムI・II ●情報理論 ●統計解析 ●数値最適化 ●離散最適化 ●知識工学 ●機械学習I ●画像情報工学
3年次
●Webプログラミング ●オペレーティングシステム ●データベース ●コンパイラ ●組込みシステム開発基礎 ●サイバーセキュリティ ●機械学習I・II
●時系列データ解析 ●システム制御工学
4年次
●卒業研究 ●ヒューマンコンピュータインタラクション
企業リスト
NTT西日本、NTTデータ四国、NTTデータ中国、NTTフィールドテクノ、NHK、広島ホームテレビ、STNet、サイボウズ、三菱電機、三菱マイコン機器ソフトウェア、パナソニックヘルスケア、日立ソリューションズ西日本、四国日立システムズ、セイコーエプソン、NECプラットフォームズ、NECソリューションイノベータ、三浦工業、伊予銀行、両備システムズ、松山市役所、今治市役所、明石市役所、四国管区警察局、他
詳細はこちらマルウェアの可視化や亜種分類
マルウェアの特徴量を用いて類似度の高いマルウェアをグループ化する手法や解析結果を可視化する手法を研究しています。
低電力組込み自己テスト機構と実チップ設計
組込み自己テストの信頼性を高めるために、テスト時の過剰の消費電力を削減および自由に制御できるテスト機構の設計・評価・実装を行っています。
応用情報工学コース
情報通信技術を水産業に活用
応用情報工学コースの4年生の多くは、社会に存在する課題を解決するシステム等の開発に、卒業研究として取り組みます。たとえば、宇和海に設置されている水温・水質の連続観測装置から得られる情報を、グラフや表などの形で分かりやすく表示するシステム“You see U-Sea”の開発を行っています(http://akashio.jp)。また、甚大な被害をもたらす赤潮の発生を事前に予測するための情報を水産業関係者から集めて、赤潮の発生が予測される際には、通知で水産業関係者に知らせる“宇和海水産アプリ”の開発を行っています。利用者となる水産業関係者の意見を随時取り入れながら改良を続けているこれらのシステム・アプリは、現在多くの水産業関係者に利用されています。
知識と知恵を備え、応用力のあるICTの専門家になれる場
それが応用情報工学コース
IoTやAI、ビッグデータなどの情報工学や通信工学が作り出すSociety 5.0超スマート社会では、情報通信技術を社会の課題に適用する応用力がその成否を決めます.応用情報工学コースは、「世の中の困った」を解消し、「人々の夢」を実現する研究・開発に取り組みます.知識と知恵を備え、夢の実現に取り組む技術者・研究者となるための成長ができる場です.応用情報工学コース担当の教員が行ってきた取り組み実績は高く評価され、情報・通信分野の企業のみならず、異業種企業や、幅広い産業領域、自治体との連携・協働も行われ、学生のプロジェクトへの参加は、学びの場としても高い成果を上げています.
応用情報工学コースは「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(第二期enPiT)」の連携大学として、アイデアソンやPBL等のグループ活動を取り入れた教育の実践や教育手法の開発・普及を目的としたFD活動に取り組んでいます。
2年次
●Cプログラミング ●関数型プログラミング ●オブジェクト指向プログラミング ●オートマトンと言語理論 ●データ構造とアルゴリズム ●ソフトウェア工学
●論理回路 ●計算機システムI・II ●情報理論 ●知的グループワーク演習 ●マーケティングとビジネスモデル ●最新ICTビジネス・技術動向A
●システムプログラミング ●デザイン思考
3年次
●Webプログラミング ●オペレーティングシステム ●データベース ●コンパイラ ●組込みシステム開発基礎 ●プロジェクトマネジメント ●技術マネジメント●サービス指向アーキテクチャ ●PBL演習I・II ●ソフトウェ工学II
4年次
●卒業研究
企業リスト
NTT西日本、NTTデータ四国、NTTデータ中国、NTTフィールドテクノ、NHK、広島ホームテレビ、STNet、サイボウズ、シャープ、渦潮電機、富士通エフ・アイ・ピー、パナソニックヘルスケア、日立ソリューションズ西日本、四国日立システムズ、セイコーエプソン、デンソーテン、NECソリューションイノベータ、三浦工業、伊予銀行、松山市役所、今治市役所、明石市役所、四国管区警察局、他
詳細はこちら宇和海に設置されている水温・水質の連続観測装置から得られる情報を、グラフや表などで分かりやすく表示するシステム“You see U-Sea (http://akashio.jp)”の開発を行っています。また、甚大な被害をもたらす赤潮の発生を事前に予測するための情報を水産業関係者から集めて、赤潮の発生が予測される際に、水産業関係者に知らせる“宇和海水産アプリ”の開発を行っています。利用者となる水産業関係者の意見を取り入れながら改良を続けているこれらのシステム・アプリは、現在多くの水産業関係者に利用されています。