材料デザイン工学コース

次世代テクノロジーのカギを握る新材料を開発する。

生活の中の工学

環境にやさしい次世代型
燃料電池材料の開発

現在、各家庭に設置可能な家庭用燃料電池が販売されています。燃料電池は水素と酸素から水ができる化学反応を利用して電気を直接作tるため非常に高効率であるとともに、水を排出するのみなので、省エネルギーで環境にやさしい次世代型の発電システムです。材料デザイン工学コースでも、固体酸化物型燃料電池(SOFC)と呼ばれるタイプの研究開発を行っています。写真はその中に使用されている電極板と呼ばれるもので、燃料電池の性能を決定づける重要な部品です。これはセラミックス材料で作られていますが、高出力化するために、材料工学の知識を生かして材質の選定や原子レベルでの構造制御が要求されます。SOFCは家庭用電源以外にも大規模発電、燃料電池自動車などさまざまな用途への応用が期待されており、私たちも環境やエネルギー問題の解決に貢献するため日々研究に取り組んでいます。

環境にやさしい次世代型燃料電池材料の開発

特色

特色

楽しく真面目に毎日リア充、マテリアル

産業界は今、スマート社会や持続可能な社会に向けて大きく動き出していますが、これらの実現には様々な課題が顕在化しています。ソフト面ばかりがクローズアップされがちですが、例えばAI実現のための大量のデータをあつかう革新的センサのようなハード面の研究開発が遅れており、これらの壁を打破するためには、材料やデバイスの革新が必要不可欠です。
 このような社会的ニーズにあわせ材料デザイン工学コースが誕生しました。「デザイン」というと絵や図柄(グラフィック)などを思い浮かべるかもしれませんが、「ある特定の役割・目的または効果のために何かを計画する」といった意味があります。近年「デザイン思考」という問題解決のプロセスが注目されており、材料デザイン工学コースではそのデザイン思考に基づき革新的材料を生み出していく力を育成するための教育プログラムを提供します。 材料デザインコースで充実したキャンパスライフを送りませんか。

カリキュラム

カリキュラム

2年次

●化学実験 ●物理学実験 ●科学技術英語 I・II ●微分方程式 I・II(演習を含む) ●力学 ●電磁気学 I・II(演習を含む) ●電気電子回路 ●基礎量子論
●有機材料学 ●固体物性工学 I ●材料物理化学 I・II ●金属組織学 I・II ●材料力学 ●金属強度学

3年次

●材料デザイン工学実験 ●固体物性工学 Ⅱ ●金属接合工学 ●金属材料学 ●結晶回折学 ●磁性材料学 ●鉄鋼・非鉄製錬学 ●無機材料学 ●材料電気化学
●光材料学 ●半導体材料学 ●誘電体材料学 ●機能材料特別講義 ●インターンシップ ●キャリア形成セミナー ●企業倫理 ●知的財産権 ●産業経済論
●工場管理

4年次

●卒業研究

就職先・進路

就職先・進路

 持続可能な開発目標 (SDGs: Sustainable Development Goals)を達成し、循環型社会を作り上げるには、あらゆる分野で新しい材料が必要になります。革新的な材料をデザインするセンスを養った皆さんには、製造業を中心に、材料、素材、各種部品、機械、エンジニアリング、電気、情報機器、環境、エネルギー、資源、医療技術、食品など、多様な分野での就職先・進路が約束されています。
 材料デザイン工学コースでは、各学生の個性や希望に合わせて、就職担当教員、研究室の指導教員及び技術職員が就職先・進路についてのきめ細かなサポートを行っています。個別相談、就活セミナーの開催、OB・OG訪問による交流会、業界研究会及び企業インターンシップのサポート、キャンパス内での個別企業説明会の実施、就職支援団体によるセミナーの開催、希望する企業や他大学研究室教員(大学院進学)への連絡のサポート、学校推薦のための推薦状の作成、エントリーシート・履歴書の書き方へのアドバイスなど、皆さん方が希望する就職先・進路を全面的にサポートし応援しています。

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研究領域

研究領域
Pick up 金属材料

Pick up 金属材料
二酸化炭素排出量削減による地球温暖化防止の観点から、自動車等の輸送機器の軽量化が求められています。近年、輸送機器の軽量化素材として、比強度の高いアルミニウム合金が注目を集めてます。材料評価学研究室では、アルミニウム合金の高強度化のための表面改質によるミクロ組織制御に取り組んでいます。

新しい半導体ナノ構造の作製

Pick up セラミック材料
ガラスの長所のひとつである、光ファイバーを使った磁気光学(電流)センサー、応力や熱に対して屈折率が変化しない低光弾性ガラスレンズ等の開発を進めています。環境負荷の低減などガラス作製プロセスにこだわりながら、機能性酸化物ガラスの工学応用、基礎科学にチャレンジしています。

化学・生命科学コース

化学の知識と技術をもとに社会に役立つものをつくりだす。

生活の中の工学

次世代の電池材料の開発

充放電が可能な二次電池は近年大変注目され、日々研究が活発に行われています。有機物質は分子設計の自由度が高く、環境v負荷軽減、高い安全性、豊富な資源などの多数のメリットが期待される材料です。私たちは、金属のような酸化還元を示す有機化合物を設計・合成し、繰り返し充放電ができる二次電池材料への応用を目指した研究を行っています。有機材料を用いることにより、今後、車両搭載、家庭用、分散型発電の蓄電など様々な用途に役立つことが期待されます。

次世代の電池材料の開発

特色

特色

『化学の知識と技術をもとに社会に役立つものをつくりだす。』

 化学や生命科学の知識・技術を総合的に活用して、社会が抱える問題の解決策を提示できる人材の育成を目指します。社会の中での化学の役割を理解し、グローバルな視野から、多面的な判断によって、先端の科学技術を適切に活用できる人材の育成を目指します。
 本コースでは、化学の専門的な知識や実験・研究手法を学び、3年生後期からは研究室に仮配属されます。卒業研究では、実際に最先端の研究を行うことで、さまざまな問題に取り組む実力を身につけます。また、教育・研究の一部は、プロテオサイエンスセンターと協力して行っています。
 高校理科教員一種の免許を取得でき、成績優秀者は早期卒業・早期修了により、早く社会に出ることができることも、本コースの特長です。
 化学の基本を身につけ、知識を応用し、さまざまな問題に取り組める人材を養成します。

カリキュラム

カリキュラム

2年次

●無機化学 ●物理化学Ⅰ・Ⅱ ●有機化学Ⅰ・Ⅱ ●基礎生物学 ●分析化学Ⅰ ●スペクトル解析演習 ●化学技術英語Ⅰ・Ⅱ ●キャリア形成セミナー
●応用化学実験Ⅰ・Ⅱ ●化学工学Ⅰ ●高分子化学Ⅰ ●分子生物学Ⅰ ●生化学

3年次

●化学工学Ⅱ ●分子生物学Ⅱ ●有機化学Ⅲ・Ⅳ ●量子化学 ●インターンシップ ●応用化学実験Ⅲ ●化学技術英語Ⅲ ●高分子化学Ⅱ・Ⅲ ●固体化学
●電気化学 ●反応工学 ●分析化学Ⅱ ●環境化学 ●錯体化学 ●化学・生命科学演習

4年次

●卒業研究 ●研究講読 ●知的財産権 ●企業倫理 ●産業経済論 ●工場管理

就職先・進路

就職先・進路

学部卒

オオノ開發(株)、(株)イシカワ、(株)フジシールインターナショナル、(独)国立印刷局、太陽石油(株)、日亜化学工業(株)、(株)エフピコ、阪本薬品工業(株)、西川ゴム工業(株)、日幸ライト(株)、ニッポー(株)、三浦工業(株)、(株)ジェイ・エム・エス、アイシンAW(株)、関西化工(株)、(株)新来島どっく、(株)ダイキアクシス、三木特種製紙(株)、ユニ・チャーム国光ノンウーヴン(株)、山陰酸素工業(株)、(株)NTTドコモ、花王カスタマーマーケティング(株)、(株)高知銀行、(株)中国銀行、野村證券(株)、(株)アウトソーシングテクノロジー、四国総合通信局、愛媛県県庁、府中町役場

大学院卒

(株)あじかん、(株)えひめ飲料、(株)くらこん、ネスレ日本(株)、マルトモ(株)、植田製油(株)、池田糖化工業(株)、友栄食品興業(株)、(一財)阪大微生物病研究会、(株)MORESCO、(株)カナエテクノス、(株)ニトムズ、ダイキョーニシカワ(株)、住友化学(株)、大日本塗料(株)、内山工業(株)、日泉化学(株)、日油(株)、(株)LIXIL、(株)いうら、ニプロ(株)、タツタ電線(株)、関東電化工業(株)、日本クロージャー(株)、(株)新日本科学PPD、広島県庁

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研究領域

研究領域

反応化学

高機能性触媒や機能性高分子などの合成と利用

有機化合物の効率的合成手法の開発
導電性、発光特性や充放電特性を示す有機物質の開発

物性化学

次世代型燃料電池システム
環境や健康を守る化学センサ
環境・エネルギー関連触媒
希士類元素の分離技術
有機ナノ粒子の創製と機能材料応用
極限分光分析装置の開発:ナノ・ピコの化学

生物工学

遺伝情報発現に関わるタンパク質や核酸の構造と機能
再構成タンパク質合成システム
微生物による排水処理法
試験管内タンパク質合成法の開発と医薬・工学農学分野への応用

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