令和7年度附属高校高大連携授業(1年生夏季高大連携プログラム)が実施されました【7月30日(水)~7月31日(木)、8月5日(火)】

令和7年度附属高校高大連携授業(1年生夏季高大連携プログラム)が愛媛大学工学部にて実施されました。本プログラムは附属高校において教科「グローバル・エデュケーション」の科目「産業社会と人間」の授業として位置づけられており、「自然科学や環境問題に関する基本的な実験・実習を行い、自然現象を体験し、感覚的に理解し、状況を的確に把握し問題発見、解決に至る発想を行うための基本を修得する。また、大学における基礎教育としての実験実習の内容を体験することにより、大学教育をより身近なものとして感じ、理解を深める。」ことを目的としています。

7月30日(水)から7月31日(木)にかけては119名の学生を2班に分け、城北地区技術部工学系技術職員の指導の下、工学科1回生の実験科目である「学部共通実験」10テーマの内2テーマを実施し、午前受講のテーマについてレポート作成し、午後受講のテーマについては8月5日(火)に開催された発表会において口頭発表されました。発表は学生による採点も含めて評価され、優秀な発表が表彰されました。

1日目開会式(小助川副学長による挨拶)
2日目開会式(板垣工学系長特別補佐による挨拶)
浮体による河川流速の計測
環境水中のCOD定量
鋳造と付加製造
発表会風景
表彰式

(予告)総合型選抜Ⅰおよび学校推薦型選抜Ⅰに合格した⼊学予定者に対して、⼊学前予備教育を実施します

愛媛⼤学⼯学部では、総合型選抜Ⅰおよび学校推薦型選抜Ⅰに合格した⼊学予定者に対し、⼊学までの期間を有意義に過ごし⼊学後の学習の準備となるよう、本学において⼊学前予備教育を実施しています。

実施科⽬名と実施⽅法は、後⽇発表します。

愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部が「第3回E/SASV Games2025」において大会史上初の快挙を達成しました【8月17日(日)】

令和7年8月16日(土)から17日(日)にかけて、滋賀県・琵琶湖で開催された「第3回E/SASV Games2025」において、工学部所属の学生団体「愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部」が、4位での入賞を果たしました。

第3回E/SASV Games2025は、自律航行システムを搭載した無人船・ASV(Autonomous Surface Vehicle)を太陽光のみで走行させることを競技としている大会です。参加艇は、琵琶湖上の20キロメートルにおよぶロングコースを、人が操作することなく、太陽光発電による電力のみを用いて、GPSやセンサー・プログラムによって、風や波等の自然条件に対応しながら自律的に航行します。
競技では、航行の正確さ・安全性・完走タイム等が評価の対象となります。

愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部は、本大会に初めて出場し、全国から14チームが出場する中、4位に入賞しました。初出場のチームが4位に入賞することは、大会史上初の快挙ということです。

愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部は、2002年の発足以降、人力飛行機の制作・運用を中心に活動しており、近年では、ロケットや船舶の制作・運用についても日々開発に励んでおります。

愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部の今後の活躍が大いに期待されます。

 

 

令和7年度工学部教育貢献賞の表彰式を挙行しました【8月29日(金)】

令和7年8月29日(金)工学部大会議室で工学部教育貢献賞の表彰式が行われました。

工学部では、平成24年から学部教育において優れた貢献をした教員を表彰する制度を導入しており、今年度は、工学部への長年の根強い教育活動を称え、郡司島宏美准教授と機能材料工学講座の佐々木秀顕准教授、松本圭介准教授、西岡宣泰助教の2組に神野雅文FD委員長から賞状と盾が授与されました。

 

工学科共通科目「学部共通PBL〔融合型〕」学生の課題解決力と自律性の育成

郡司島先生

工学科共通科目「学部共通PBL〔融合型〕」において、異分野協働・自律的学習・社会連携を軸にしたPBL教育手法を開発・実践し、学生の課題解決力や自律性の向上に顕著な成果を挙げている。これらの取り組みにより、学生の成長が多角的に促進されており、教育的貢献は非常に高く評価されている。

 

工学科1年生の学習意欲を高めるための材料デザイン工学コース見学会の取組み

機能材料工学講座 佐々木先生、松本先生、西岡先生

機能材料第3世代委員会(佐々木先生・松本先生・西岡先生)は、工学科1年生の学習意欲向上とコース選択の理解促進を目的に、材料デザイン工学コースの見学会を企画・実施している。令和4年度から始まったこの取り組みは、年々改善を重ね、見学形式の工夫や動画の導入、先輩学生との交流を通じて、学生の関心やキャリア意識を高めることに成功している。参加者からは高い評価を得ており、今後は工学科全体への展開やSNSを活用した広報活動も視野に入れている。

 

授与されたトロフィー
左から神野FD委員長、郡司島准教授、佐々木准教授、松本准教授、西岡助教

大学院理工学研究科の尾崎良太郎教授が生成AIでオンキャンパスPVを制作しました【9月20日(土)】

令和7年9月20日(土)に、愛媛大学で開催される「2025愛媛大学オンキャンパス」のプロモーションビデオが作成・公開されました。

本プロモーションビデオは、オープンキャンパスの際に公開したプロモーションビデオに続き、生成AIを用いて映像・音楽を制作した、全国でも先進的なプロモーションビデオの第2弾です。愛媛大学では、最先端技術を活用した広報活動にも取り組んでおり、本動画はその一環として制作されました。
本プロモーションビデオは、工学研究科教授の尾﨑良太郎先生(教育・学生支援機構長補佐)が制作しました。

この機会に、是非ご覧ください。

オンキャンパスでは、事前申込が必要なプログラムに加え、自由に参加できるプログラムもございます。将来の進路選択に関する理解を深める機会となることが期待されますので、工学部教員による研究紹介について興味のある方や、オープンキャンパスにご参加できなかった方など、是非ご参加ください。

2025愛媛大学オンキャンパス 工学部プログラムこちらからご覧ください。(本サイト内別ページにジャンプします)

事前申込プログラムの申込は、こちらに掲載しております申込ページからお申込みください。(愛媛大学Webサイトへジャンプします)

【プレスリリース】二次電池の電極内で分子イオンPF6-は単原子イオンLi+よりも高速に移動する【8月22日(金)】

「分子イオン電池」の急速充放電特性のポテンシャルの高さを実証

愛媛大学理工学研究科吉村彩特任講師(研究当時、現:大阪公立大学 講師)と御崎洋二教授は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と大阪公立大学工業高等専門学校と共同で、二次電池の電極内において、分子性イオンであるヘキサフルオロリン酸イオン(PF6)が単原子イオンであるリチウムイオン(Li+)よりも速く移動することを実験的に明らかにしました。

充放電により繰り返し利用できる二次電池として現在広く使われているリチウムイオン電池では、Li+を電荷担体として用います。しかし、イオン半径の小さい単原子イオンであるLi+は電解液中で溶媒分子と強く相互作用するために移動速度が低くなることが知られています。一方、分子性のイオンは溶媒との相互作用が弱く、電解液中はもとより固体状の電極内においてもLi+に比べて動きやすいと予想できます。しかし、分子イオンであるPF6は陰イオンであるため、その動きやすさを陽イオンであるLi+と直接比較することはできず、その検証は困難でした。

今回、陽イオンと陰イオンのどちらの授受も可能という特徴を持つ高分子材料を電極として用いることで、Li+とPF6の動きを評価しました。その結果、固体状の電極内においても、分子性のイオンであるPF6の方が単原子イオンであるLi+よりも速く動くことが確かめられました。この結果から、産総研が考案した分子性のイオンを電荷担体として用いる「分子イオン電池」は、リチウムイオン電池などに比べて急速充放電特性に高いポテンシャルを持つことが期待されます。この研究成果の詳細は、2025年7月25日に「ChemSusChem」に掲載されました。

詳細はこちらからご覧ください。(愛媛大学HPへジャンプします。)

【プレスリリース】本学研究成果を活用したマイクロプラスチック向け粒子解析システムを発売【8月6日(水)】

赤外顕微鏡・赤外ラマン顕微鏡で粒子の質量と体積の迅速かつ正確な測定を世界で初めて実現

 

愛媛大学大学院理工学研究科の片岡智哉准教授らによる、プラスチック微粒子の質量と投影面積との幾何学的関係に関する研究成果が、島津製作所のマイクロプラスチック分析に特化した粒子解析システムに導入され、国内外で発売されることとなりました。

本製品は、赤外顕微鏡もしくは赤外ラマン顕微鏡の測定結果から、マイクロプラスチックの個数、サイズ、面積、体積、質量、成分などを短時間で算出できます。赤外顕微鏡・赤外ラマン顕微鏡でマイクロプラスチックの質量と体積を自動で解析できる分析計測機器は世界で初めてです。

詳細はこちらからご覧ください。(愛媛大学HPへジャンプします。)

◆ 本製品に関する研究論文

プラスチック微粒子の質量を精度よく推計-プラスチック微粒子の質量と投影面積の幾何学的関係を解明題名
:Geometric relationship between the projected surface area and mass of a plastic particle
(和訳)プラスチック粒子の質量と投影面積の幾何学的関係
著者:Tomoya Kataoka, Yota Iga, Rifqi Ahmad Baihaqi, Hadiyanto Hadiyanto, Yasuo Nihei
DOI:10.1016/j.watres.2024.122061
URL:
https://doi.org/10.1016/j.watres.2024.122061(論文情報について掲載している別サイトへジャンプします。)
https://www.ehime-u.ac.jp/data_relese/pr_20240719_eng/(愛媛大学HPの関連プレスリリースへジャンプします。)

研究支援:本研究の一部は、環境省・環境再生保全機構の環境総合推進費(JPMEERF21S11900、JPMEERF20231004)、
ムーンショット型研究開発事業(JPNP18016)並びに、科研費基盤 B(21H01441、 24K00992)による実施したも
のです。

◆ 本製品に関して詳しく知りたい方は以下も併せてご覧ください。

株式会社 島津製作所 Shimadzu Corporation ニュース
マイクロプラスチック向け粒子解析システムを発売
赤外顕微鏡・赤外ラマン顕微鏡で粒子の質量と体積の迅速かつ正確な測定を世界で初めて実現(別サイトへジャンプします。)

フーリエ変換赤外分光光度計「IRXross」と接続した赤外顕微鏡「AIMsight」

工学部後援会総会/保護者と工学部との交流会・個別懇談会を開催しました 【6月28日(土)】

令和7年6月28日(土)、愛媛大学工学部4号館E411及びE421で、工学部後援会総会、保護者と工学部との交流会および個別懇談会を開催しました。
工学部では、毎年、工学部後援会総会及び保護者と工学部との交流会並びに保護者と教員との個別懇談会を開催しており、今年は、約180人の保護者の方々にご参加いただきました。

総会は、華谷勝会長の議事進行により、令和6年度収支決算及び事業報告、令和7年度収支予算及び事業計画が承認され、保護者の方々に対し、工学部へのご協力とご理解をお願いし、盛況のうちに終了しました。

続いて、後援会からの要望により、平成17年度から実施している保護者と工学部との交流会を実施しました。交流会では、森脇亮工学部長から、開会にあたっての挨拶と、神野雅文工学科長から「工学部学生の生活・学び・進路・各研究紹介について」の説明があり、学生の大学生活、勉学、就職等への関心は高く、保護者の方々は熱心に耳を傾けていました。交流会は、保護者の方々に工学部の現状等を深くご理解いただく良い機会になりました。

後援会総会の様子
華谷後援会長
森脇工学部長による開会の挨拶
神野工学科長による工学部説明
保護者と工学部との交流会の様子

この後、コースごとに会場を移動し、保護者と教員との個別懇談会を開催しました。個別懇談会では、保護者と指導教員等との面談が実施され、成績、進路、就職など様々な事項について個別の話し合いが持たれ、有意義な時間となりました。

令和7年度安全週間企画「キ・ケ・ンをさがせ!」の表彰式を開催しました【7月1日(火)】

工学部では安全衛生活動の一環として、全国安全週間に合わせた企画「キ・ケ・ンをさがせ!」を行っています。これは日常の就業、就学時において「キケン」を感じた事例を、工学部の教職員および学生から募集し、「キケン」の把握および改善を行うことにより、事故を未然に防ぐための活動です。この取組みは、今年で18年目となります。

応募された事例について工学部の安全衛生委員会で審査を行った結果、学生から優秀賞1件(常峰 佑斗 氏)、教職員から最優秀賞1件(山上 龍太 氏)、優秀賞1件(三瀬 康弘 氏)が選出され、7月1日(火)に表彰式を開催しました。

応募いただいた事例は、今後の安全安心な教育研究環境づくりに役立ててまいります。

神野工学部安全衛生委員長による表彰式の様子
左から最優秀賞 山上 龍太 氏,優秀賞 常峰 佑斗 氏,三瀬 康弘 氏,神野 工学部安全衛生委員長

2025オープンキャンパスを開催します!【8月7日(木)~8日(金)】

今年度のオープンキャンパスは、8月7日(木)~8日(金)に開催します。

工学部では、8月7日(木)に「研究内容の展示」や「研究室見学」等のプログラムを実施します。
Webでの事前申込が必要なプログラムと、申込不要で参加可能なプログラムがあります。詳細や申込方法については、下記および愛媛大学ホームページ(※愛媛大学Webサイトへジャンプします)をご確認ください。

 

【8月7日(木)実施 工学部プログラム】 

▶工学部事前申込プログラム内容(PDF) ※事前申込が必要
※プログラム詳細についてはPDF内のコース名から各コースHPにジャンプします。

▶工学部自由参加プログラム内容(PDF)

▶工学部実施プログラムタイムテーブル(PDF) 

【事前申込のご注意】
※申込期間:6月27日(金)9時~7月14日(月)
※対象:高校1~3年生、高専生及び高校等既卒の大学進学希望者
※第1部と第2部、両方に申し込むことができます。(同じコースへの申込はご遠慮ください。)
※定員に達したプログラムは、申込締切前でも受付を終了します。
 申込締切前にキャンセルが出た場合、再び申込可能になりますので、申込ページを随時ご確認ください。

【愛媛大学Webオープンキャンパス特設サイト】(※愛媛大学Webサイトへジャンプします。)
URL:https://www.ehime-u.ac.jp/entrance/open-campus/

※オープンキャンパスチラシ(PDF)はこちらからご覧ください。(PDF:1255KB)