理工学研究科応用化学コース所属の吉村彩助教が、2020年度ダイバーシティ推進共同研究表彰制度において表彰されました【令和3年1月22日(金)】

理工学研究科応用化学コース所属の吉村彩助教が、2020年度ダイバーシティ推進共同研究表彰制度において表彰されました。

ダイバーシティ共同研究表彰制度とは、優れた研究成果の持続的創出と女性研究者のさらなる活躍を推進することを目的として、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業の一環として実施されるダイバーシティ推進共同研究制度を利用し、四国地域全体の女性研究者の研究力強化に特に貢献した女性研究者を顕彰し、表彰する制度です。

今年度は、ダイバーシティ推進共同研究制度において優れた業績をあげ、その研究力強化に貢献したとして、理工学研究科の吉村彩助教に表彰状が授与されました。

表彰を受ける吉村先生

 

詳細は以下のページをご覧ください。

2020年度ダイバーシティ推進共同研究表彰制度表彰式を行いました【1月22日(金)】(愛媛大学ホームページトピックス)

「2020年日本液晶学会オンライン研究発表会」において、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の米田 冴輝さんが「虹彩賞」を受賞しました。(令和2年10月29日~30日)

 令和2年10月29日(木)~30日(金)に開催された「2020年日本液晶学会オンライン研究発表会」において、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の米田 冴輝さんが「虹彩賞」を受賞しました。

 本賞は、日本液晶学会の研究発表会において優れたポスター講演をおこなった30歳以下の若手研究者や技術者を表彰するもので、今回は67件のポスター発表の中から7名が表彰されました。

 研究発表の題目は「SPH法による高分子フィルムに生じる屈曲運動に関する研究」です。米田さんは、所属する高電圧工学研究室で門脇一則教授と尾崎良太郎准教授の指導を受け、高分子フィルムの動的挙動を解明するため粒子法のひとつであるSmoothed Particle Hydrodynamics(SPH)法を用いたシミュレーションを開発し、フィルムの屈曲や延伸状態を解析しました。本発表では、プレゼンテーション技術のレベル、質疑に対する受け答えの能力、研究内容の理解レベル、研究のオリジナリティー、考察の裏づけと考察の論理性を高く評価され、今回の受賞に至りました。

受賞した米田さん

工学部環境建設工学科4年生の平田靖明さんが令和2年度地盤工学会四国支部技術研究発表会で優秀発表賞を受賞しました【11月26日(木)~27日(金)】

 令和2年11月26日(木)~27日(金)に愛媛大学城北キャンパス南加記念ホールで開催された「令和2年度地盤工学会四国支部技術研究発表会」において、工学部環境建設工学科4年生の平田靖明さんが「優秀発表賞」を受賞しました。

 本賞は、地盤工学会四国支部主催の技術研究発表会における優秀論文の口頭発表者を優秀発表賞として表彰するものであり、特に優れた講演を行った40歳未満の若手研究者や技術者を対象に与えられるものです。今回は53編の発表の中から6名が表彰されました。

 発表した論文の題目は「松山市内のある地点の地盤と建物の環境振動に対する周辺交通・人流の影響」です。新型コロナ感染症のパンデミックの中、世界各国でロックダウン(都市封鎖)などの社会経済活動が大きく抑制される中、気象や人間活動に起因する地盤の常時微動の低減が見込まれました。そのことが世界中の地球物理学者・地震工学者によって予見され、予見通りの結果が世界中で観測され、いち早くNatureやScienceで成果が4月から7月にかけて発表されましたが、日本では微動の低減がほとんど認められませんでした。そのことを明らかにするため、森伸一郎准教授の指導を受けて、松山市内の学校校舎(愛媛大学工学部校舎)と隣接地盤で微動を長期間観測し、また、周辺交通流と建物への入出者(人流)の観測を行い、それらの相関を定量的に評価したもので、時宜を得た研究内容と挑戦的なテーマへのきめ細かな観測的アプローチ、発表のわかりやすさと質疑応答などが評価され、今回の受賞に至りました。卒論研究としての途上、さらなる発展が期待されます。

(左)森伸一郎准教授 (右)受賞した平田さん

 

関連サイト:地盤工学会四国支部★令和2年技術研究発表会優秀発表者名HP(外部リンク)

大学院理工学研究科の水上孝一講師がJCOM若手優秀発表賞を受賞しました【12月8日】

 令和2年12月8日(火),大学院理工学研究科生産環境工学専攻の水上孝一講師が,“2020年度日本材料学会複合材料部門JCOM若手ウェビナー”において優秀発表賞を受賞しました。対象論文は,水上孝一,川口貴弘,黄木景二,「炭素繊維強化弾性波メタマテリアルの3Dプリンティング」です。

 優秀発表賞は当講演会において優れた研究発表を行った若手研究者に対して与えられるものです。本講演論文では,炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の3Dプリンティング技術を用いて,弾性波メタマテリアルの剛性と振動減衰可能な周波数帯の両方を同時に向上する方法について報告しています。弾性波メタマテリアル構造内に含有される連続炭素繊維のパスを適切に設定することにより,振動の透過を阻害する周波数帯であるバンドギャップを大きく拡大できることを示しました。近年登場したCFRPの3Dプリンティング技術の応用により高性能な振動減衰構造を新たに開発した点が評価され,受賞に至りました。

受賞した水上講師