愛媛大学工学部建築・社会デザインコース開設記念式典を開催しました【4月6日(月)】

愛媛大学工学部では、2026 年4 月から新たに「建築・社会デザインコース」を開設しています。本コースは、建築学と土木工学を横断的に学び、地域社会の課題解決に取り組む人材の育成を目指して設立されました。                                                                                    この新コースのスタートを記念し、令和8年4月6日(月)、愛媛大学コラボハウスホールにて、「建築・社会デザインコース開設記念式典」を開催しました。                                                                                       本式典では、コースの教育内容やビジョンの紹介のほかに、愛媛大学工学部建築人材育成基金寄附者様へ感謝状贈呈、新入生による抱負の発表も行われました。

                                                                                                                         

                      【コース紹介の様子】                                                                          

                              

                     【新入生による抱負発表】

大学院理工学研究科2年生の玉井愛菜さん、総合情報メディアセンターの阿萬裕久教授、川原稔教授、佐伯昌造特定講師が、「2025年度電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会研究奨励賞」を受賞しました【4月1日(水)】

令和8年4月1日(水)に大学院理工学研究科理工学専攻数理情報プログラム2年生(発表時点では1年生)の玉井愛菜さん、総合情報メディアセンターの阿萬裕久教授、川原稔教授、佐伯昌造特定講師が、「2025年度電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会研究奨励賞」を受賞しました。  

玉井さんらは、同年3月2日に長崎県対馬市で開催された電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会に参加し、「変数名に使われる略語の傾向に関する定量的調査 ~ 名前変更リファクタリングの支援に向けた調査 ~」という題目で論文発表を行いました。                                                         同研究会の研究奨励賞は、当該年度に電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会で行われた発表のうち、研究内容およびプレゼンテーションに優れたものであって、なおかつ登壇発表者が学生(社会人学生を含む)で第一著者であるものについて著者全員を表彰するというものです。

玉井さんらは、プログラム理解において重要な役割を果たす変数の名前に注目し、品質改善の一環で行われる変数名変更データを解析していく中で、略語の扱いに関して大量のデータを解析することでその傾向を定量的に示して分類するという研究成果を発表しました。                                                                                  一般に、変数につける名前はプログラマの好みや経験に依存するところが大きいのですが、その一方でプログラミングにおける明文化されない慣行も一種の共通概念として存在しています。玉井さんらは、AI 等を用いた変数名の自動評価‧推敲システムの構築に向けた基礎的研究として、変数に使われる名前、特に略語の傾向を定量的に捉えることを目的に大量のデータ収集と分析を行いました。研究会では玉井さんらの報告内容の有用性と将来的な発展の可能性が高く評価されて受賞に至りました。 

この研究は、ソフトウェアの品質管理技術を促進する上で有用な手法の一つになると期待されます。

         

⼤学院理⼯学研究科の神野雅⽂教授が第33回「源内⼤賞」を受賞しました【3月25日(金)】

愛媛⼤学⼤学院理⼯学研究科の神野雅⽂教授が、これまで⾏ってきたプラズマ分⼦・遺伝⼦導⼊の研究が評価され「源内⼤賞」を受賞しました。

この賞は、平賀源内の偉業をたたえて設⽴された公益財団法⼈エレキテル尾崎財団が、電気・通信技術等の研究分野で先導的・開拓的な研究業績を挙げた者を毎年選考し、授与するものです。

受賞タイトルは「プラズマ分⼦・遺伝⼦導⼊法の機序解明研究と実⽤化」です。
再⽣医療や遺伝⼦治療を⾝近な医療にするためには、細胞の中に遺伝⼦や薬の分⼦を送り込む技術が不可⽋です。しかし従来の⽅法には、細胞を傷つけたり、染⾊体の遺伝情報を乱してしまったりする「安全性」の⼤きな壁がありました。それに対して、本研究では、極⼩のプラズマをほんの⼀瞬(ミリ秒単位)だけ細胞に照射する「マイクロプラズマ法」を考案し、この問題を解決しました。
学術的な最⼤のブレイクスルーは、遺伝⼦が導⼊される仕組みの解明です。プラズマがもたらす「微弱な電流」と「活性酸素」の複合刺激が、細胞が本来持っている物質を取り込む⾃然な働き(エンドサイトーシス)を優しく呼び起こすことを世界で初めて突き⽌めました。細胞の膜を無理やり破るのではなく、細胞⾃⾝の⼒を引き出して導⼊するため、ダメージが極限まで抑えられます。その結果、遺伝情報を汚染しない「極めて安全で⾼効率な分⼦・遺伝⼦の導⼊」を世界で唯⼀実現しました。
電気⼯学と⽣命⼯学を融合させたこの画期的な成果は、愛媛⼤学発ベンチャーを通じて2025年に専⽤装置として製品化されました。最先端の医療を広く⼀般の⼈々に届ける「夢のツール」として、社会実装の⼤きな⼀歩を踏み出しています。

     

大学院理工学研究科修士1年生の西脇弘輝さんが情報処理学会第88回全国大会において学生奨励賞を受賞しました【3月23日(月)】

令和8年3月23日、大学院理工学研究科修士1年生の西脇弘輝さんが情報処理学会第88回全国大会において学生奨励賞を受賞しました。受賞した講演題目は「SAS-L2を用いたMQTT認証システムの評価」です。

【研究の概要】                                                    近年、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT機器において、「MQTT」という通信方式が広く普及しています。しかし、小型で安価なIoTデバイスは計算能力に限りがあり、高度なセキュリティを導入すると処理が重くなるという課題がありました。                                                  西脇弘輝さんは、複雑な計算(ハッシュ関数)を必要としない軽量な認証方式「SAS-L2」に着目しました。これをMQTTに応用し、排他的論理和と加算という極めてシンプルな計算のみで構成される認証システムを構築しました。実機を用いた検証の結果、従来の手法と比較してパブリッシャー(データ送信側)の計算時間を約3分の1にまで削減することに成功しました。                   この成果は、リソースの限られた小型デバイスにおいても、高いセキュリティと高速な処理性能を両立できる可能性を示すものです。

【学生奨励賞について】                                                                                    本賞は、情報処理学会の学生セッションにおいて、優れた発表を行った学生に授与されるものです。受賞者には、デジタル証明書である「オープンバッジ」が授与されます。

  

 

工学部工学科の西本衣智子さんが日本金属学会から奨学賞を受賞しました【3月24日(火)】

令和8年3月24日に、公益社団法人 日本金属学会及び日本鉄鋼協会より、工学部工学科材料デザイン工学コースの西本衣智子さんが奨学賞を受賞しました。                                                 本賞は材料工学ならびにその周辺分野において人格学業ともに優秀な者に送られる賞です。

          

工学部工学科の渡部公規さんが軽金属学会中国四国支部から奨励賞を受賞しました【3月24日(火)】

令和8年3月24日に、一般社団法人 軽金属学会中国四国支部より、工学部工学科材料デザイン工学コースの4回生渡部公規さんが奨励賞を受賞しました。                                                         本賞は軽金属に関する優れた研究及び人格学業ともに優秀な者に送られる賞です。

          

 

愛媛大学工学部及び新居浜工業高等専門学校による令和7年度研究交流会を開催しました【3月25日(水)】

令和8年3月25日(水)、愛媛大学工学部において、愛媛大学工学部と新居浜工業高等専門学校による令和7年度研究交流会を開催しました。

この研究交流会は、愛媛大学工学部と新居浜高専との連携研究ならびに教員・学生の交流を促進し、共同研究の成果をもとに共著論文や外部資金獲得へつなげることを目的としており、今回で8回目の開催となりました。

今回の研究交流会では、愛媛大学工学部長裁量経費として連携研究促進支援に採択されている研究プロジェクトの研究成果の発表が4件、そして、新たな研究シーズ開拓のための発表が2件、計6件の発表がありました(プログラム参照)。普段は異なるキャンパスで研究する多様な分野の研究者が一堂に会する貴重な機会であることも相まって、多くの聴講者が参加し、研究発表のほか、両校の喫緊の動向や活動などの報告もあり、教育・研究と様々な面でのさらなる追究と発展に繋がるような意見交換がありました。

研究報告およびシーズ発表の後には、オープンイノベーション型プラットフォームとしての教育研究機能強化を目的に、令和7年度から設置された「愛媛大学工学部附属教育・研究共同利用施設」の見学を行いました。副施設長の阪本辰顕先生により、様々な分析装置の紹介があり、新居浜高専からの参加者および、愛媛大学工学部からの参加者にとっても、受託試験の最前線を実際に見る貴重な機会となりました。

【プログラム】
<連携研究紹介_4件>
 
・低密度ポリエチレンの移動度の負の電場依存性の評価と解析
   〇研究課題「ミクロ・ナノスケールを接続するホッピング伝導モデルの開発と絶縁材料への応用」
    愛媛大学研究代表者: 電気電子工学講座 教授  尾﨑 良太郎
    新居浜高専    : 電気情報工学科  准教授 大野 玲

・建築‧⼟⽊⾮専攻学⽣による「防災 STEAM 」学習教材の評価と改良
   〇研究課題「建築・土木非専攻学生による「防災STEAM」学習教材の評価と改良」
    愛媛大学研究代表者: 環境建設工学講座 准教授 多田 豊
    新居浜高専    : 生物応用化学科  教授  西井 靖博

・光スイッチングを利⽤した発⾊調光分⼦システムの合成と光物性評価
   〇研究課題「光スイッチングを利用した発色調光分子システムの合成と光物性評価」
    愛媛大学研究代表者: 応用化学講座  准教授 石橋 千英
    新居浜高専    : 環境材料工学科 教授  高見 静香

・Al-Y2O3 分散強化合⾦の強度延性特性に及ぼすバイモーダル組織制御の効果
   〇研究課題「Cu添加により階層構造化した分散強化バイモーダルAl合金の高強度高延性化」
    愛媛大学研究代表者: 機能材料工学講座 講師 阪本 辰顕
    新居浜高専    : 環境材料工学科  教授 志賀 信哉

<研究シーズ紹介>
・NMRと理論科学計算によるイオン液体中の亜鉛イオン(II)錯形成に関する研究
     新居浜高専: 生物応用化学科 助教 真瀬田 幹生

・無機半導体光触媒が促進する可視光駆動カルボニル化反応の開発
     新居浜高専: 環境材料工学科 助教 七條 慶太

  
 愛媛大学・森脇工学部長による開会挨拶       教育・研究共同利用施設見学の様子

  
                   研究交流会の様子

 

大学院理工学研究科の黄木教授及び岩本教授と株式会社トーヨ(西条市)によって共同開発した「100MPa級耐圧防護服」が経済産業省「第10回ものづくり日本大賞 四国産業振興賞」を受賞しました【3月23日(月)】

令和8年3月23日、大学院理工学研究科の黄木景二教授及び岩本幸治教授と、株式会社トーヨ(西条市)による共同開発成果「高機能強度繊維多層構造体を活用して作業性向上を可能とした100MPa級耐圧防護服の開発」が、経済産業省「第10回ものづくり日本大賞 四国産業振興賞」を受賞し、四国経済産業局の吉田健一郎局長より賞状が授与されました。

「100MPa級耐圧防護服」は、既存の金属製で重く作業性の悪い防護服に対し、ユーザーより軽くて作業性の良い防護服が強く要望され開発に至ったものです。
開発にあたっては複合材料の専門家である黄木教授の高機能強度繊維多層構造体と流体力学の専門家である岩本教授の表面形状による圧力低減効果の組み合わせによって目標とする軽くて作業性に優れた防護服の開発に成功しました。
この技術は既に機械学会中国四国支部技術貢献賞、四国産業技術大賞 最優秀技術功績賞を受賞しており、その技術は高く評価されています。

今回の経済産業省「第10回ものづくり日本大賞 四国産業振興賞」は新たに設けられた賞で社会的課題への対応、革新性、市場等への波及効果が優れたものに与えられるものです。

株式会社トーヨには様々な産業分野から引き合いがきており、この防護服の普及は作業者の作業効率及び作業安全の向上に大いに寄与するものと期待されています。

表彰式の様子(右から順に、岩本教授、黄木教授)

大学院理工学研究科理工学専攻機能材料工学機能材料工学分野博士前期課程2年生の小川凌平さんが第31回一般社団法人溶接学会四国支部講演大会において優秀発表賞を受賞しました【3月6日(金)】

令和8年3月6日、大学院理工学研究科理工学専攻産業基盤プログラム機能材料工学分野博士前期課程2年生の小川凌平さんが、第31回一般社団法人溶接学会四国支部講演大会において「優秀発表賞」を受賞しました。
受賞した講演題目は「Ti含有溶接金属におけるフェライト組織形成に及ぼすシールドガス組成および冷却速度の影響」です。

近年、橋梁や海洋構造物などの大型鋼構造物において、溶接部のさらなる高靭性化が求められています。大型鋼構造物に使用される低炭素鋼溶接金属では、溶接後の凝固・冷却過程においてオーステナイト粒界から生成する粗大な粒界フェライトやラス状のフェライト組織が生成し、それが靱性低下の原因となります。この問題を解決するため、アシキュラーフェライトの生成とそれらが絡みあうインターロッキング構造の形成を利用した高靭化が行われています。小川さんは、溶接時に使用するシールドガスの組成と供給方法、および、溶接後の冷却速度を変化させて溶接を行い、アシキュラーフェライト生成の有無と介在物密度を測定し、インターロッキング形成に必要な介在物密度とアシキュラーフェライトの大きさの関係性を見出しました。
本研究結果は、溶接時の適切なシールドガス組成と溶接後の冷却速度の選択につながるもので、溶接構造物の信頼性向上に大きくつながります。

小川さんの発表の際の声量と話す早さ、スライドのわかりやすさ、質疑応答での適切な回答および研究成果の社会的波及効果が評価されたため、今回の受賞に至りました。

エンジニアリングモールの動画コンテンツを公開しました

このたび、工学部附属センター群「エンジニアリングモール」において、以下の動画コンテンツを公開しました。

本動画では、

● センター教員による研究紹介

● リカレント講座の紹介

● 各センターの役割や取り組みの紹介

を分かりやすくまとめており、本学工学部の教育・研究活動や社会連携の取り組みを、学内外の皆さまにご覧いただける内容となっています。

研究シーズの発信や、リカレント教育の理解促進、共同研究・受託研究等への展開にも資するコンテンツです。

ぜひご覧ください。

▶ エンジニアリングモール 動画コンテンツ一覧(※別ページへジャンプします)
https://www.eng.ehime-u.ac.jp/engineering_mall/contents/