理工学研究科の博士前期課程2回生の藤田柊さんが第一著者で、理工学研究科の堀弘幸教授が責任著者として執筆した論文が、2024年6月27日にJournal of Biological Chemistry誌電子版に先行掲載されました。
本研究は、愛媛大学と徳島大学、岐阜大学の研究グループが共同で、古細菌tRNAの立体構造維持に重要な修飾ヌクレオシド・アーケオシンの合成経路の第2段階目酵素ArcSの生化学的性質を解明し、この酵素がヌクレオシドにさえも作用する前例のない活性を持つことを発見したものです。
本研究の成果は愛媛大学の研究成果ストックサイトでも紹介されておりますので、是非ご覧ください。
【愛媛大学研究成果ストックサイト】
「ヌクレオシドにも作用するtRNA修飾酵素を発見」(※愛媛大学HPへジャンプします)
【プレスリリース】(7/24付公開)
「ヌクレオシドにも作用するtRNA修飾酵素を発見」(※愛媛大学HPへジャンプします)
【論文情報】
タイトル:“ArcS from Thermococcus kodakarensis transfers L-lysine to preQ0 nucleoside derivatives as minimum substrate RNAs.”
著 者:Shu Fujita, Yuzuru Sugio, Takuya Kawamura, Ryota Yamagami, Natsuhisa Oka, Akira Hirata, Takashi Yokogawa, and Hiroyuki Hori,
掲載誌 :Journal of Biological Chemistry, June 27, 2024.
DOI : https://doi.org/10.1016/j.jbc.2024.107505