「愛媛から世界を目指す学生のための愛媛大学フェローシップ -EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップ-」令和4年度入学・進学者を対象とした募集について

 愛媛大学では、令和3年4月から、大学院理工学研究科博士後期課程の学生に対し、研究に専念できる環境を提供するとともに、課程修了後のキャリアパス確保に向けた支援を行う事業を開始しています。
 今後、令和4年度の大学院理工学研究科博士後期課程入学・進学者を対象とした募集を予定していますので、以下リンクよりご確認ください。
 なお、募集開始については、時期がまいりましたら改めてお知らせいたします。

【外部リンク】

愛媛から世界を目指す学生のための愛媛大学フェローシップ
―EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップー(理工学研究科HP)

【再掲】工学部紹介動画をUPしました!

この度,愛媛大学工学部を多くの皆さんに知ってもらうため、
工学部の紹介動画をUPしました!工学部の現役学生が、
愛媛大学で学べること、高校生に伝えたい思いなどを語ります。

詳細は以下もしくはこちらよりご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=nr2Qz-RCsMg&t=5s

愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センター「船舶性能入門」特別授業を行いました【12月21日(火)】

 令和3年12月21日(火),共通講義棟C EL35において,工学部附属船舶海洋工学センター特別授業を行いました。
 工学部機械・システム分野3年生向け「船舶性能入門」の授業内で,船舶海洋工学センターのコンソーシアム構成機関である国土交通省 四国運輸局 海上安全環境部の海事保安・事故対策調整官 大西忠聡氏,海事技術専門官 小堀幸雄氏にお越しいただき,前半は大西氏より海運業の動向と国土交通省の施策について,後半は小堀氏より海事技術専門官のお仕事についてご説明いただきました。
 数多くの図や写真・データを用いて国土交通省が行っている専門的な施策や海事技術専門職の具体的な業務内容などについて分かりやすくお話いただき,学生たちは真剣に授業を受講していました。

愛媛大学工学部避難訓練及び消防講習会を開催しました。【12月20日(月)】

12月20日(月)愛媛大学城北地区総合防災訓練が行われ、工学部地区隊では避難訓練を実施しました。
地震発生により工学部4号館から出火した想定で、通報連絡班による通報訓練から始まり、約50名の教職員が避難誘導班の誘導により、グリーンプラザに避難しました。

避難先に向かう教職員
避難先に集合した教職員

高橋寛工学部長による講評


12月24日(金)には、「実験室等における実験及び実習等のリスクアセスメントに関するガイドライン」基づく消防訓練として消防講習会をオンラインで開催し、教職員はじめ研究室所属の学生約200名が参加しました。

冒頭、工学部防火管理者の事務課長から、「工学部における防火管理体制及び火災発生時にとるべき行動」について説明がありました。
続いて、株式会社四国消防の加藤 隆昌様から「工学部における消防機器について」と題して、工学部建物内の火災検知、警報、防火扉、消火器、消火栓について具体的な配置場所や操作方法など詳細な説明がありました。

身近な消防機器の使用方法については知らないことも多く、日頃の意識の大切さを学ぶことができました。

平岡安全衛生委員長による講評


工学部ではこうした訓練、講習会を通じて、安全安心な学習環境づくりに取り組んでまいります。

愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センター令和3年度セミナーを開催しました【12月16日(木)】

 令和3年12月16日(木)、愛媛大学工学部は、「愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センター令和3年度セミナー」を南加記念ホールで開催し、関連企業・自治体の関係者や学生等約80人が参加しました。

 はじめに、高橋寛工学部長から開会挨拶があり、続いて、株式会社谷グリーンエネルギー研究所の谷義勝社長の講演がありました。本講演では、新エネルギーを取り巻く環境、最新の水素関連技術やカーボンニュートラルなどについての説明と紹介がありました。

学部長の挨拶
谷様の講演

 講演の後、事前に申し込みのあった参加者に、研究室見学を行いました。普段、見ることのできない研究室の機器や教員の研究内容に、参加者は興味深く耳を傾けていました。

 
 

 工学部附属環境・エネルギー工学センターは、環境やエネルギーに関わる技術開発及び人材育成を通じて、地域産業の創生と活性化並びに諸課題解決に取り組んでまいります。

The website of the Faculty of Engineering, Ehime University is available in English./愛媛大学工学部ホームページは英語でご覧いただけます。

The website of the Faculty of Engineering, Ehime University is available in English.
To check our information in English, please access the URL below.

URL:https://www.eng.ehime-u.ac.jp/kougaku/english/

【以下日本語】
愛媛大学工学部ホームページは英語でご覧いただけます。
以下のURLよりアクセスしてください。

URL:https://www.eng.ehime-u.ac.jp/kougaku/english/

愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センター「船舶性能入門」特別授業を行いました【12月14日(火)】

 令和3年12月14日(火),共通講義棟C EL35において,工学部附属船舶海洋工学センター特別授業を行いました。

 工学部機械・システム分野3年生向け「船舶性能入門」の授業内で,船舶海洋工学センターのコンソーシアム構成企業である浅川造船株式会社の経営戦略室室長 谷川文章氏にお越しいただき,造船業の事業特性や生産性向上モデルについて講義をしていただきました。

 授業では造船業の業務プロセスやこれまでの歴史,谷川氏の豊富なご経験によって考案された事業改善モデルなどについてご説明いただき,学生たちは熱心に耳を傾けていました。

 

【社会基盤工学・社会デザインコース】在学生によるコース紹介

在学生に大学生活についてインタビューしました。

Q1: 土木・環境分野の志望理由と将来のキャリアパスは?
Q2: 土木・環境分野の授業について?
Q3: 土木・環境分野でのキャンパスライフの良いところは?
Q4: 受験生の皆さんにメッセージ

Q1: 土木・環境分野の志望理由と将来のキャリアパスは?

 

志望理由は?


学生A

受験生の時は,なんとなくまちづくりに関わることを学んでみたいと考えていました。また,地元から一度離れて生活してみたいとの思いもあり,愛媛大学の土木・環境分野で学ぼうと決めました。


学生B

受験生のときから建設現場で働く女性に憧れて,施工管理(ゼネコン)の仕事に興味があったため土木工学分野を学ぶことができる社会基盤工学コースを志望しました。


学生C

受験生のとき,公務員への就職を志望していて,四国地域の社会基盤整備や環境分野について学びたいと考え,愛媛大学の土木・環境分野への進学を決めました。


学生D

受験生の頃は,正直将来何になりたいのか全く決まっていなかったので,自分が何に向いているのか見つけることができるのではないかと愛媛大学の工学部工学科を選びました。

1年生の勉強を通して,橋やトンネルなどの大きな社会基盤構造物の建設や,地震や河川堤防などの防災に興味が湧き,土木・環境分野を志望しました。


学生E

私はもともと戸建の住宅の設計に興味があり,将来はその道に進もうと考えていました。しかし,自分の中でより多くの人々や社会に貢献できる技術者になりたいと思い,構造物の耐震設計等といった防災・減災について勉強したいという気持ちが強くなり,土木・環境分野を志望しました。

 

将来のキャリアパス?


学生A

卒業後は,公務員と民間企業(コンサル)への就職で迷っています。大学で学んだことを活かせる土木系の仕事につき,後世に残っていく土木構造物をつくりたいと考えています!


学生B

卒業後はより自分の知識を深めて社会に貢献したいと思い,大学院進学を考えています。将来はゼネコンで施工管理の仕事に就き,海外でも活躍できる人材になりたいです!

学生C・D

まだ決めていないけど,幅広い選択肢のなかで,大学で学んできた知識を生かし,自分の強みが最大限に発揮できる業界・職種を見つけて働きたいと考えています。


学生E

本コースでは幅広く土木工学について学ぶことができ,この学科で学んだことを活かして災害に強いまちづくりに貢献できる人材になりたいと考えています。

☆志望理由のキーワードは,まちづくり,社会基盤構造物,環境分野だね!

☆将来のキャリアパスは,公務員,ゼネコン,コンサル,大学院進学だね!

Q2: 土木・環境分野の授業について?

 

<3回生前学期 社会基盤工学実験>


学生A

この授業は,構造力学分野,水理学分野,土質力学分野,コンクリート分野の4分野をそれぞれに実験していくものです。

3回生まで,座学で学んできたことを実際に班員ととも協力しながら実験していくことで,座学で学んできたことへの理解が深まります。

また,サポートをしてくださる先輩は気さくな方が多く楽しく実験を進めることができます!

<3回生前学期 橋梁デザインコンペティション>


学生B

学部3回生の前学期に橋梁デザインコンペティションという授業でCADの使い方を学習した後,グループで橋梁のデザイン設計を行いました。

CADの操作に苦戦しましたが,グループメンバーと協力しながら,実際に橋梁に足を運んでその橋梁の周辺環境を調査し,どのようなデザインにすれば景観によくなじみ,利用しやすくなるのかを考えることはとても楽しく,完成したときは達成感がありました。


学生C

この授業では3DCADを用いて下図のような橋梁や周辺の環境をモデルしました。周辺環境とも調和し,構造的にも優れた橋についてゼロから自分たちで考え,設計したことで構造物を設計することの楽しさを知ることができました。

また,コンセプトや橋の名前等も考え,自ら設計した橋梁への愛着も沸き,構造物を設計するということの面白さも感じることができました。

<3回生前学期 瀬戸内工学>


学生D

3回生前学期の瀬戸内工学という授業では,授業の一環として現場見学があります。この見学ではダム,河川,そして建設中のトンネルの見学を行いました。

中でも特に興味深かったのが建設中のトンネルの見学です。普段とは違うトンネル内の様子,今まで見たことのない建設機械や作業現場など,普段何気なく利用していたトンネルの非日常的な姿を見ることができました。

このような供用後には見ることのできない風景に触れることができるのも魅力的です!


学生E

実際に,建設途中の橋やダムの建設現場に足を運んで現場で働く技術者の生の声を聞いたり,建設の様子を見学する機会がありました。教室での授業では感じることのできない実際の建設現場のスケールの大きさや技術者の方々の熱量などに圧倒されることが多くあり,とても印象的でした。

こういった現場見学の機会が設けられている点もこのコースの魅力の一つだと思います!

Q3: 土木・環境分野でのキャンパスライフの良いところは?

 

学生A

座学で知識を身につけることはもちろんのこと,実験や実習,フィールドワークなどもあります。実際に自分でやってみたり,自分の目で見たりするなど,自分で体験できることは良い経験になります。

また,ゼネコンなどの民間企業や公務員として実際に働いておられる方と講義やフィールドワークの際に関わることがあり,貴重なお話を聞き,土木の仕事について深く知ることもできます。


学生B

所属コースでは構造力学や環境学などの勉強だけでなく,授業でトンネルや道路の建設現場に見学に行くことがあります。実際に現場を見てみることで学んでいることがどのように活かされているのかを知ることができるため,学ぶ意欲がかきたてられるだけでなく,働いている方々の姿を見て施工管理の仕事がしたいという思いが強くなりました。

また,グループワークを行う授業が多いため,男女問わず交友の幅を広げられます。1限から始まる授業も多いので,朝が早く大変なこともありますが,座学の授業で専門的な知識を得ることができるだけでなく,CADやプログラミングの技術も身に付けることができます。

さらに,学部3回生の前学期まで必修科目として英語の授業もあり,リスニング・リーディングの学習や,英語によるプレゼンテーションを行うための英語力が鍛えられます。


学生C

構造力学,土質力学,水理学を始めとした基礎的な学習から始まり,段階を踏みながら授業のレベルも変わっていくため,これまで学習したことのない分野であっても修得しやすいカリキュラムになっていると思います。

3回生後学期からは学生実験が始まるので座学で学んだことを実験を通して理解を深めていくことができます。また,先生方の授業もとても丁寧であるため,学びやすい環境であると感じています!


学生D

他のコースに比べ,グループで進めていく授業が多いと思います。同じ分野に興味を持った同級生たちと一緒に頑張っていく授業が多いため,たくさんの仲間ができたり,自分では思いつかないようないろいろな意見を聞くことができ,視野が広がります。

知識だけでなく,コミュニケーション能力や協調性なども対人スキルも上げることができると思います。


学生E

土木分野の専門的な知識を学ぶことができる点はもちろんのこと,学んだ知識を活かして橋梁のデザインをグループで行うなど,座学で修得した知識を用いて実習や演習を進めることで学びを深めるカリキュラム構成になっています。

また,グループワークなども多くあり,学生間の仲を深めやすい点も魅力だと思います。

☆座学だけでなく,グループワーク・実験・実習・現場見学での学びが豊富だね!

Q4: 受験生の皆さんにメッセージ

 

学生A

愛媛大学工学部工学科は,1年次に各工学分野について学ぶことができます。

社会基盤工学コースで学びたい方も,まだ迷っている方も1年次に土木環境分野の授業を受けることで,社会基盤工学・社会デザインコースでどのようなことを学ぶことができるのか知り,より興味を持っていただけると思います。

少しでも興味がある方は,土木・環境分野をぜひ検討してみてください。


学生B

工学科は2回生からコースに配属されるので,1年間自分の進路を考えることができます。そのため,ものづくりに興味はあるけどまだ具体的に何をしたいのかわからないという方におすすめです。

受験勉強は大変だと思いますが,充実したキャンパスライフに向けて頑張ってください!


学生C

高校生まで明確な目標や将来の夢がなくても,勉強を進めていくうちに自分自身のやりたいことが見えてくると思います。大学においての勉学や生活面での不安などあると思いますが,教職員・先輩からのサポートや,友人との助け合いを通して必ず乗り越えられると思います。

土木環境分野ではとても有意義な学生生活が待ってます!


学生D

土木環境分野は,専門的な知識をつけるだけでなく,実験や見学,実習などで身に着けた知識を活用し学びをさらに深めることができる場所です。たくさんの仲間とアクティブに学びたい人にはとても良い環境だと思います。

ぜひ,将来土木分野に携わりたいと思っている人も,工学部に興味はあるけど将来のビジョンがしっかり決まっていないという人も,ここでいろいろなことを学び,将来を考えてみてはいかがですか?


学生E

自分の思い描く将来像がまだまだ定まっていない人もいると思いますが,少しでも土木・環境分野に興味があれば,このコースを志望してみることをお勧めします。

大学生活を送る中で,モノづくりに対する興味がより深まることは間違いないですし,真摯に生徒に向き合ってくださる教職員による手厚いサポートを受けることができます。きっと自分のなりたい将来像も見えてくるはずです!

令和3年度秋季学生表彰式を開催しました【10月21日(木)】

 愛媛大学学生表彰は、春季と秋季の2回行われ、成績優秀者及び学術研究活動や課外活動等において、特に優秀な成績や功績を残したと認められる学生及び団体が表彰されるものです。今回、工学部からは、以下の7人が表彰されました。

・機械工学科 4年次 山本 椋翔(やまもと りょうは)さん
・環境建設工学科 4年次 新井 伶子(あらい れいこ)さん
・環境建設工学科 4年次 須山 瑞紀(すやま みずき)さん
・機能材料工学科 4年次 汐崎 悠大(しおざき ゆうだい)さん
・応用化学科 4年次 栢 太一(かや たいち)さん
・電気電子工学科 4年次 峰久 恵輔(みねひさ けいすけ)さん
・情報工学科 4年次 黒田 勇斗(くろだ ゆうと)さん

表彰された皆さま、おめでとうございます。
詳しくはこちらをご覧ください。

学生研究プロジェクトのご紹介

  令和3年度 愛媛大学工学部 学生研究プロジェクト  

 愛媛大学工学部学生研究プロジェクトは,令和3年度愛媛大学教育改革促進事業(愛大教育改革GP)「モノづくり・コトづくり準正課教育の制度化」に基づく試みです。
 本事業の目的は,「準正課教育」としてモノづくり・コトづくりに関する学生のプロジェクトを組織的に支援することにより,正課学習だけでは得られない自主性・主体性,協働性,コミュニケーション能力,プランニング力及びリーダーシップなど愛大コンピテンシーとして身に付けるべき能力を涵養すること,です。
 令和3年度愛媛大学工学部学生研究プロジェクトでは3件のプロジェクトが採択されました。採択されたプロジェクトには,活動資金・活動スペース等が提供されています。

令和3年度 採択プロジェクト一覧

No プ ロ ジ ェ ク ト 名 指 導 教 員 名
1 愛媛大学デジタルツイン実現プロジェクト 理工学研究科 中畑 和之
2 これまでの機体設計に基づいた人力飛行機の新設計 理工学研究科 岩本 幸治
3 仮想通貨マイニングによるWeb広告の代替とその実用性の検証 理工学研究科 王 森岭

 

 

プロジェクト共用ミーテイングルーム


 プロジェクト紹介 

プロジェクト1 愛媛大学デジタルツイン実現プロジェクト

 本プロジェクトの目的は,インターネット上で愛媛大学キャンパスの建物やその情報を再現するデジタルツインを作ることである。これによって,仮想空間でキャンパスの様子を現実世界に近い視点で閲覧することができ,愛媛大学のPR活動に繋げることが期待できる。建物の情報や,生協の営業時間や利用状況,図書館の開館状況等をリンクさせるなどして,デジタルツインに付加価値を持たせることができるかを並行して検証していく。また,3Dプリンターを活用して,デジタルツインから立体模型を作成する。成功すれば,すこしずつマップの視野を町内,市内へと広げ,観光名所のアピールや防災にも活用できると考える。

5名(環境建設工学科,生産環境工学専攻)

プロジェクト2 これまでの機体設計調査に基づいた人力飛行機の新設計

 これまでの機体設計では,部品を担当する班ごとで必要な知識を深めてから設計を行い,それを集積させる方法をとっていた。本プロジェクトでは,これまでの人力飛行機の設計を見直し,各班がどういう分野の知識に基づいて設計しているのかを整理して資料に残すことで,ものづくりにおける様々な学問分野の関わりを目に見える形にする。そうすることにより,相互理解が進んで新しい機体の設計が洗練され,自分の班だけでは得られなかった知識を取り入れ,より性能が高い人力飛行機の設計ができるようになる。資料は教材として展示できるようにし,本プロジェクトに参加していない学生に対しても工学の勉強を深める機会を提供する。

13名(工学科,機械工学コース,電気電子工学コース,機械工学科,生産環境工学専攻)

プロジェクト3 仮想通貨マイニングによるWeb広告の代替えとその実用性の検証

 本プロジェクトの目的は,仮想通貨マイニングを用いることによるウェブ広告の代替えについて調査・検証を行うことである。ウェブサイトの閲覧中に行われるマイニングによってどれほどの収益が見込めるのかという点や,ユーザーがサイトを閲覧する際にこれが快適性や消費電力に与える影響について,実際にマイニングによってサイトの運営費用を賄うことができるのかという点などについて調査・検証を行いたいと考える。検証結果によって,ウェブ広告掲載の代わりにウェブサイトの閲覧中の仮想通貨マイニングによる収益を得ることは,財政難が続く地方自治体等が管理するホームページにおいて,新たな収益確保の手段として提案することができると考える。

3名(電気電子工学コース,コンピュータ科学コース,電子情報工学専攻)