水口 隆 准教授が一般社団法人溶接学会 溶接技術奨励賞を受賞しました【3月1日(金)】

大学院理工学研究科理工学専攻/船舶海洋工学センターの水口 隆 准教授が一般社団法人溶接学会 溶接技術奨励賞を受賞しました。

一般社団法人溶接学会では、我が国の溶接に関する学術に顕著な功績、学会事業及び産業界における溶接技術の発展や顕著な功績などを表彰制度により顕彰しています。溶接技術奨励賞は、溶接学会各支部において、溶接・接合技術に関して研究、開発・改良あるいはその実用化の功績顕著な者に贈られるものです。

水口准教授のこれまでのアーク溶接の高能率化に関する研究と四国支部における貢献が認められ、今回の受賞に至りました。

⾼橋寛教授が電⼦情報通信学会からフェローの称号を授与されました【令和6年3月5日】

理⼯学研究科の⾼橋寛教授に、電⼦情報通信学会(IEICE)からフェローの称号が授与され、令和6年3⽉5⽇に広島⼤学で開催された電⼦情報通信学会総合⼤会においてフェロー称号贈呈式が⾏われました。

電⼦情報通信学会(IEICE)のフェローとは、「学問・技術または関連する事業に関して顕著な功績が認められ、電⼦情報通信学会に貢献が⼤きいシニア会員」に対して贈呈される称号です.

本贈呈は、「VLSIの⾼信頼化のための故障検査法に関する研究」の貢献が認められたことによるものです。

 

愛媛大学 材料スコープ工学研究室 特別展示会「サステナブルなギヤマン」を開催【2月29日(木)~3月4日(月)】

愛媛大学 材料スコープ工学研究室が、2024年2月29日(木)から3月4日(月)の間、特別展示会「サステナブルなギヤマン」を開催します。

日本最古と言われる道後温泉のシンボルである道後温泉本館大屋根の中央には、赤いギヤマン(ガラス)を使用した塔屋があります。これは、松山城の城大工棟梁家系の坂本又八郎が建物設計し、道後湯之町初代町長の伊佐庭如矢が明治27年に改築したと伝えられています。

この度の特別展示会では、このように歴史ある赤いギヤマンを、太陽光パネル廃ガラスを主な原料に用いたゴールドルビーガラスで試作した、サステナブルな研究(※)を紹介しています。会期中には、ガラスを用いた万華鏡の作製イベントや、ガラスペンの試し書きの体験コーナーもございます。

是非この機会にお立ち寄りください。皆様のご来場をお待ちしています。

※本展示会では持続可能な道後温泉協議会2023年度助成金による研究成果を紹介しています。

 

【開催期間】 2024年2月29日(木)~2024年3月4日(月)
       開館時間 11:00~16:00

【開催場所】 ひみつジャナイ基地
       愛媛県松山市道後湯月町2-41
       ※駐車場はありませんので、公共交通機関または近隣の有料パーキングをご利用ください。

【体験コーナー】

1. じゃこガラス万華鏡作製(※2/29(木)~3/3(日) 各先着20名)

  いろいろな色のガラスのかけらを選んで、オリジナル万華鏡を作ります。
  作ったものはお持ち帰りいただくことが可能です。

2. ガラスペン試し書き(※期間中毎日)

  いろいろな紙やはがきなどに、いろいろな色のインクを用いてガラスペンで試し書きができます。

【関連リンク】
〇愛媛大学 材料スコープ工学研究室 HP
https://www.mat.ehime-u.ac.jp/labs/mpe/index.html

〇Instagram:hiro.t_p
https://www.instagram.com/hiro.t._p/?igsh=MTduY2xxdml5bTZwcQ%3D%3D

その他の詳細は以下のチラシをご覧ください。
PDF版はこちらからご覧ください。(420KB)

今治造船株式会社の船づくり体感ワークショップに工学部の学生が参加しました 【令和6年1月17日】

令和6年1月17日(水)、愛媛大学工学部において、今治造船株式会社様による学生対象の船づくり体感ワークショップに工学部機械工学コース2回生の学生10名が参加しました。

ワークショップ開始にあたり、今治造船株式会社様より会社概要や船づくりなどについてお話があり、そのあと学生たちは2班に分かれて船づくり体感ワークを行いました。ワークではグループごとに自分たちが作りたい船のコンセプトを考え、それをもとに船の模型を作成します。 

2班に分かれて作業しました
社員の方にアドバイスしていただきながらどんどん進めて行きます

           

1時間半ほどの話し合いと作業を経て、無事に船が完成しました!

たくさん荷物や人を詰めるように、早く進む船になるように…など、学生は様々な機能を付けて、かつコストパフォーマンスのよい船を作るにはどうしたらよいかグループで話し合い、協力し合いながら楽しそうに作業を進めていました。

愛媛大学大学院理工学研究科(工学系)カウンシルを開催しました【12月6日(水)】

令和5年12月6日(水)、令和5年度愛媛大学大学院理工学研究科(工学系)カウンシルを開催しました。本カウンシルは、愛媛大学大学院理工学研究科(工学系)(工学部を含む)における工学系人材の育成を促進し、地域との密接な連携を築き、地域ステークホルダーから研究科(工学系)の教育・研究・社会活動などに関する率直な意見と提言を受け、将来の展望に寄与することを目的としています。

当日は外部委員14名と理工学研究科役職者10名が対面とオンラインのハイブリッド形式で参加しました。冒頭では、高橋寛工学部長・工学系長から、今年の工学部・理工学研究科(工学系)の現状や各種活動に関する説明が行われ、また愛媛大学全体の取り組みについても触れられました。参加者には、本学の取り組みに対する理解を深めていただいた上で、外部委員の皆様から工学部の活動に関する意見や要望が一人一人述べられ、それに対して担当教員が回答を行い、活発な意見交換が行われ、有意義な時間となりました。

今回得た貴重なご意見等については、工学系教授会で情報共有され、今後の運営に活かされます。工学部・理工学研究科(工学系)は、これらの意見を元にして、地域で活躍する人材の育成や地域活性化への貢献に積極的に取り組んでまいります。

カウンシルの様子

大学院理工学研究科物質生命工学専攻博士前期課程2年生の福品絵梨さんが日本セラミックス協会生体関連材料部会第25回生体関連セラミックス討論会で最優秀若手研究奨励賞を受賞しました【12月1日(金)】

令和5年12月1日(金)に開催された「日本セラミックス協会生体関連材料部会第25回生体関連セラミックス討論会」において、本コース修士2年生の福品 絵梨 さんが20名の発表者の中で「最優秀若手研究奨励賞」を受賞しました。受賞した講演題目は、「Fetuin-A/リン酸カルシウム複合ナノ粒子のin-vitro合成と合成条件に伴う非晶質/結晶質への相転移過程の微視的構造評価」です。

日々の熱心な研究成果を口頭発表にまとめ上げ、新規的な研究内容に加えて、わかりやすく端的に伝える力や活発な議論に対する適切な受け答えが評価されて受賞に至りました。今後の活躍により一層期待しています。

 

受賞した福品絵梨さん

愛大生による中島の課題解決法!ー工学的視点により離島での暮らしを持続可能にー最終発表会を開催

愛媛大学工学部では、課題解決型学習として、「学部共通PBL(=Project Based Learning)〔融合型〕」を開講しています。授業では、工学部の9つの専門コースの学生を混成させたチームを編成し、単一の分野で割り切ることのできない地域課題の解決に向け、所属コースを越えた多角的な視点での課題解決力を実践的に育成していきます。

今年度は、忽那諸島・中島の地域課題を題材にしており、10月に行った現地でのフィールドワークと地域の方々への地域課題の解決アイデア発表会で得た地元の方々の声を参考に、今回、解決策アイデアを具体化して最終発表提案を行います。

なお、今回の発表会では、中島支所会議室ともオンラインで繋いで実施します。

日時

令和6年1月26日(金) 8時30分〜11時50分頃

会場

愛媛大学工学部2号館345演習室(松山市文京町3)

開催形式

会場及びオンライン(Zoom)によるハイブリッド開催

対象

学生、地域・一般

内容

12の学生チームよる発表 ※発表タイトル等、プレスリリース資料の別紙参照

参加方法

  • 会場参加・・・事前申込不要。直接、会場までお越しください。
  • オンライン参加・・・以下の問い合わせ先までご連絡ください。
    (ZoomのミーティングコードIDとパスコードをお知らせします。)

 

プレスリリースはこちらからご覧ください。(愛媛大学WEBサイトへジャンプします。)

令和5年度第2回環境・エネルギー工学ミーティングを開催しました【令和5年12月5日(火)】

令和5年12月5日(火)、愛媛大学情報メディアセンターメディアホールにおいて、愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センター及び愛媛大学リサーチユニット「地産地消e-Fuel研究ユニット」主催の「令和5年度第2回環境・エネルギー工学ミーティング」を対面で開催しました。なお、本ミーティングは愛媛県との共催です。

会場には、エネルギーに関する諸問題に関心のある企業の方々や、愛媛大学教職員並びに学生など約70人に参加いただきました。

ミーティングでは、はじめに、高橋寛工学部長から開会の挨拶がありました。

続いて、学外の講師2名による講演がありました。
まず、大阪ガス株式会社エグゼクティブフェロー エネルギー技術研究所SOECメタネーション開発室統括室長の大西久男様より、「暮らしや産業を変えずにカーボンニュートラルを実現する e-メタン~革新的SOECメタネーション技術」と題して講演がありました。
次に、産業技術総合研究所ゼロエミッション国際共同研究センター 水素製造・貯蔵基盤研究チーム研究チーム長の高木英行様より、「水素エネルギー・合成燃料技術の動向と産業技術総合研究所における取り組み」と題して講演がありました。
講演では、講師から聴講する学生に問いかける場面もあり、講演後の質疑応答も活発に行われました。

続いて、環境・エネルギー工学センター副センター長であり、愛媛大学リサーチユニット「地産地消e-Fuel研究ユニット」ユニットリーダーの板垣吉晃教授より、2件の講演の内容を踏まえ、愛媛大学でエネルギー問題に関して取り組んでいる「地産地消e-Fuel研究ユニット」の紹介を行いました。

講演と紹介の終了後は、場所を変え、愛媛大学教職員および学生によるポスターセッションを行いました。23件の研究発表内容をまとめたポスターが並び、異分野の学生が融合してポスターセッションをするという貴重な機会のもと、学内外問わず参加者による活発なセッションが行われました。

最後に、愛媛大学附属環境・エネルギー工学センターのセンター長である中原真也教授より閉会の挨拶がありました。      

工学部附属環境・エネルギー工学センターは、今後も、環境やエネルギーに関わる技術開発及び人材育成に取り組んでまいります。

高橋学部長による開会の挨拶
大西久男氏による講演
高木英行氏による講演
板垣教授によるリサーチユニット紹介
質疑応答の様子
ポスターセッションの様子

【プレスリリース】有機伝導体の分子配列と電子構造を制御する分子の開発【令和5年12月6日】

このたび、愛媛大学大学院理工学研究科(工学系)の御﨑洋二教授らの研究グループは、有機伝導体の分子配列と電子構造を精密に制御することに成功しました。この成果は愛媛大学リサーチユニット「エネルギーの高効率利用と貯蔵に関する材料開発研究ユニット(E-USE)(代表:内藤教授(理学系))」の一環としての共同研究によるものです。

同グループでは3つの分子を連結した三連結分子を開発することで、特性が異なる分子を規則正しく配列させ、超伝導状態を引き起こしやすい物質を作ることに成功しました。超伝導という状態では、送電の際のエネルギーロスがなくなるため、電気エネルギーの効率的な利用が可能になります。しかし超伝導を起こす物質は希少であることから、本研究成果は有機超伝導体を開発するための新しい分子設計戦略として注目されています。

本研究成果に関する論文は、英国王立化学会(RSC)の学術雑誌「Chemical Communications」に掲載され、オンライン版で公開されました(2023年10月18日)。また、編集部から高い評価を得ており、2023年11月25日に発行された掲載号の裏表紙に採用されました。

掲載誌:Chemical Communications
DOI  :10.1039/D3CC03198E
題 名:A Triad Molecular Conductor: Simultaneous Control of Charge and Molecular Arrangements
(日本語訳)三連結分子を利用して、有機伝導体の分子配列と電子構造を同時に制御
著 者:Naoya Kinoshita, Atsuya Maruyama, Takashi Shirahata, Toshio Naito, and Yohji Misaki
責任者:Yohji Misaki(御﨑 洋二)・愛媛大学大学院理工学研究科

詳細はこちらからご覧ください。(愛媛大学HPへジャンプします。)