令和7年度工学部人権セミナーを開催しました【9月22日(月)】

令和7年9月22日(月)、工学部はオンライン形式で人権セミナーを開催し、教職員30名が参加しました。

本セミナーは、工学部ダイバーシティ推進計画に基づき、毎年専門家を招いて実施しているもので、今年度は2部構成で行いました。朱霞工学部ダイバーシティ推進WG委員長による開会の挨拶に続き、前半は、坪田隆宏准教授が「産後パパ(出生時育児休業)体験」についてご自身の経験をもとに講演されました。後半では、(一社)アンコンシャスバイアス研究所認定トレーナーであり、愛媛大学ジェンダー協働推進センターライフキャリア相談室相談員の石井真奈先生をお迎えし、「性別にまつわる無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)への気づきを深める」と題して講演いただきました。

参加者は、仕事と生活の調和を考えるきっかけを得るとともに、無意識の思い込みに気づき、振り返りの重要性を再認識する貴重な機会となりました。

工学部では今後も、相互の尊厳を尊重し合う環境づくりに取り組み、愛媛大学のダイバーシティ推進を進めてまいります。

 

講演する坪田先生(第1部)
講演する石井先生(第2部)

大学院理工学研究科博士後期課程3年生の光井和輝さんが「第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞」を受賞しました【9月7日(日)】

令和7年9月7日に、大学院理工学研究科 機能材料工学分野 博士後期課程3年生の光井和輝さんが、第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。

「応用物理学会講演奨励賞」は、応用物理学会の春秋講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した若手会員の功績を称えることを目的に設けられた賞です。一般口頭講演総数の1.5%以内を限度として選び、推薦理由を付して理事会に推薦されます。

今回光井さんが受賞した講演題目は、「フッ素添加で実現するFe3O4−Bi2O3−B2O3ガラスの室温n型伝導」で、第58回(2025年春季)応用物理学会にて光井さんが発表しました。

一般に、絶縁体として知られているガラスに電子ドーピングができることを示し、すべて汎用元素から成る組成で、半導体並の電気伝導性を示す酸化物ガラスを実現したことが主な受賞理由です。

 

「2025年日本液晶学会討論会」において大学院理工学研究科博士前期課程2年生の前田裕斗さんが「若葉賞」を受賞しました【9月10日(水)~12日(金)】

令和7年9月10日(水)から12日(金)にかけて開催された「2025年日本液晶学会討論会」において、大学院理工学研究科社会基盤プログラム電気電子工学分野博士前期課程2年生の前田裕斗さんが「若葉賞」を受賞しました。

本賞は、日本液晶学会討論会において優れたポスター講演をおこなった30歳以下の若手研究者や技術者を表彰するものです。

研究発表の題目は「UV改質ポリイミド膜を用いたプレチルトパターン配向素子による回転対称な位相勾配の生成」です。
前田さんは、所属する電気物性工学研究室で、理工学研究科電気電子工学講座の尾崎良太郎教授および塚本脩仁助教より指導を受け、液晶の配向制御に関する新しい手法を開発しました。本研究では、UV光で改質したポリイミド膜を利用することで、プレチルト角を空間的に制御し、回転対称な位相勾配を実現できることを明らかにしました。これは、液晶を用いた光学素子の新たな設計指針を提示する成果として高く評価されました。

本発表では、プレゼンテーション技術のレベル、質疑に対する受け答えの能力、研究内容の理解レベル、研究のオリジナリティー、考察の裏づけと考察の論理性を高く評価され、今回の受賞に至りました。

受賞した前田さんと表彰状

【事前要申込】第4回愛媛デジタルツインフォーラムを開催【10月17日(金)15:00-】

愛媛デジタルツインフォーラムは、愛媛地区におけるデジタルツインの現状や課題を知り、デジタルツインを発展・普及させるための連携を模索することを目的に開催しております。

今回は、前回の令和6年9月の開催に続いて、4度目の開催となります。

今回は、「建築・まちづくりの未来」をテーマに、愛媛地区内外から当該分野に造詣の深い講師の方、また地元の学生・生徒さんをお招きして、ご講演いただきます。

フォーラムの第一部においては、愛媛県内の高校生および大学生からデジタルツインを利用した活動や研究を、ZANNI氏からは文化財保存のための3Dキャプチャの取り組み事例、久田氏からはPLATEAU(3Dデジタル都市モデル)の利活用に関する最新事例を紹介して頂きます。
また、愛媛大学工学部は、令和8年度から建築・社会デザインコースの学生募集を開始します。それを記念して、建築分野のデジタル利活用について、 安藤氏と秦氏からご講演いただきます。第二部では、懇談会と並行して、高校生向けに工学部建築・社会デザインコース個別相談会を設けます。

この機会にぜひ、ご参加ください。

日時

令和7年10月17日(金)
第一部 15時00分~17時30分 講演
第二部 17時45分~19時00分
    ・懇談会・名刺交換会(※飲み物をお出しします。)
    ・工学部建築・社会デザインコース個別相談会(※要予約、ただし、空きがあれば当日参加可能)

場所

第一部 愛媛大学南加記念ホール
第二部 ・懇談会・名刺交換会
     愛媛大学E.U. Regional Commons(ひめテラス)1階 NP地域交流ルーム
    ・工学部建築・社会デザインコース個別相談会
     愛媛大学E.U. Regional Commons(ひめテラス)3階 地域サステナビリティスペース

定員

第一部 150人
第二部 ・懇談会・名刺交換会:最大50名程度
    ・工学部建築・社会デザインコース個別相談会:最大10名程度
     (※要予約。当日参加申込も可能ですが、事前予約者から優先的にご案内させていただきます。)

対象

どなたでもご参加いただけます。
高校生の方の参加も歓迎いたします。工学部建築・社会デザインコースに興味のある方は是非ご参加ください。

参加費

無料

参加申込

以下のサイトからお申し込みください。
申込ページはこちら

主催

愛媛大学工学部附属社会基盤iセンシングセンター

共催

愛媛大学広報室、愛媛大学データサイエンスセンター

協力

松山大学、愛媛デジタルデータソリューション協会、みんなでつくるデジタルツインえひめ実行委員会、えひめ産学官ドローン利活用協議会

後援/協賛

愛媛県/四国情報通信懇談会

詳細
以下のチラシをご参照ください。

※PDF版はこちらからご覧ください。(PDF 2,160KB)

令和7年度附属高校高大連携授業(1年生夏季高大連携プログラム)が実施されました【7月30日(水)~7月31日(木)、8月5日(火)】

令和7年度附属高校高大連携授業(1年生夏季高大連携プログラム)が愛媛大学工学部にて実施されました。本プログラムは附属高校において教科「グローバル・エデュケーション」の科目「産業社会と人間」の授業として位置づけられており、「自然科学や環境問題に関する基本的な実験・実習を行い、自然現象を体験し、感覚的に理解し、状況を的確に把握し問題発見、解決に至る発想を行うための基本を修得する。また、大学における基礎教育としての実験実習の内容を体験することにより、大学教育をより身近なものとして感じ、理解を深める。」ことを目的としています。

7月30日(水)から7月31日(木)にかけては119名の学生を2班に分け、城北地区技術部工学系技術職員の指導の下、工学科1回生の実験科目である「学部共通実験」10テーマの内2テーマを実施し、午前受講のテーマについてレポート作成し、午後受講のテーマについては8月5日(火)に開催された発表会において口頭発表されました。発表は学生による採点も含めて評価され、優秀な発表が表彰されました。

1日目開会式(小助川副学長による挨拶)
2日目開会式(板垣工学系長特別補佐による挨拶)
浮体による河川流速の計測
環境水中のCOD定量
鋳造と付加製造
発表会風景
表彰式

(予告)総合型選抜Ⅰおよび学校推薦型選抜Ⅰに合格した⼊学予定者に対して、⼊学前予備教育を実施します

愛媛⼤学⼯学部では、総合型選抜Ⅰおよび学校推薦型選抜Ⅰに合格した⼊学予定者に対し、⼊学までの期間を有意義に過ごし⼊学後の学習の準備となるよう、本学において⼊学前予備教育を実施しています。

実施科⽬名と実施⽅法は、後⽇発表します。

愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部が「第3回E/SASV Games2025」において大会史上初の快挙を達成しました【8月17日(日)】

令和7年8月16日(土)から17日(日)にかけて、滋賀県・琵琶湖で開催された「第3回E/SASV Games2025」において、工学部所属の学生団体「愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部」が、4位での入賞を果たしました。

第3回E/SASV Games2025は、自律航行システムを搭載した無人船・ASV(Autonomous Surface Vehicle)を太陽光のみで走行させることを競技としている大会です。参加艇は、琵琶湖上の20キロメートルにおよぶロングコースを、人が操作することなく、太陽光発電による電力のみを用いて、GPSやセンサー・プログラムによって、風や波等の自然条件に対応しながら自律的に航行します。
競技では、航行の正確さ・安全性・完走タイム等が評価の対象となります。

愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部は、本大会に初めて出場し、全国から14チームが出場する中、4位に入賞しました。初出場のチームが4位に入賞することは、大会史上初の快挙ということです。

愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部は、2002年の発足以降、人力飛行機の制作・運用を中心に活動しており、近年では、ロケットや船舶の制作・運用についても日々開発に励んでおります。

愛媛大学航空宇宙船舶工学研究会(二宮翔会)船部の今後の活躍が大いに期待されます。

 

 

令和7年度工学部教育貢献賞の表彰式を挙行しました【8月29日(金)】

令和7年8月29日(金)工学部大会議室で工学部教育貢献賞の表彰式が行われました。

工学部では、平成24年から学部教育において優れた貢献をした教員を表彰する制度を導入しており、今年度は、工学部への長年の根強い教育活動を称え、郡司島宏美准教授と機能材料工学講座の佐々木秀顕准教授、松本圭介准教授、西岡宣泰助教の2組に神野雅文FD委員長から賞状と盾が授与されました。

 

工学科共通科目「学部共通PBL〔融合型〕」学生の課題解決力と自律性の育成

郡司島先生

工学科共通科目「学部共通PBL〔融合型〕」において、異分野協働・自律的学習・社会連携を軸にしたPBL教育手法を開発・実践し、学生の課題解決力や自律性の向上に顕著な成果を挙げている。これらの取り組みにより、学生の成長が多角的に促進されており、教育的貢献は非常に高く評価されている。

 

工学科1年生の学習意欲を高めるための材料デザイン工学コース見学会の取組み

機能材料工学講座 佐々木先生、松本先生、西岡先生

機能材料第3世代委員会(佐々木先生・松本先生・西岡先生)は、工学科1年生の学習意欲向上とコース選択の理解促進を目的に、材料デザイン工学コースの見学会を企画・実施している。令和4年度から始まったこの取り組みは、年々改善を重ね、見学形式の工夫や動画の導入、先輩学生との交流を通じて、学生の関心やキャリア意識を高めることに成功している。参加者からは高い評価を得ており、今後は工学科全体への展開やSNSを活用した広報活動も視野に入れている。

 

授与されたトロフィー
左から神野FD委員長、郡司島准教授、佐々木准教授、松本准教授、西岡助教

大学院理工学研究科の尾崎良太郎教授が生成AIでオンキャンパスPVを制作しました【9月20日(土)】

令和7年9月20日(土)に、愛媛大学で開催される「2025愛媛大学オンキャンパス」のプロモーションビデオが作成・公開されました。

本プロモーションビデオは、オープンキャンパスの際に公開したプロモーションビデオに続き、生成AIを用いて映像・音楽を制作した、全国でも先進的なプロモーションビデオの第2弾です。愛媛大学では、最先端技術を活用した広報活動にも取り組んでおり、本動画はその一環として制作されました。
本プロモーションビデオは、工学研究科教授の尾﨑良太郎先生(教育・学生支援機構長補佐)が制作しました。

この機会に、是非ご覧ください。

オンキャンパスでは、事前申込が必要なプログラムに加え、自由に参加できるプログラムもございます。将来の進路選択に関する理解を深める機会となることが期待されますので、工学部教員による研究紹介について興味のある方や、オープンキャンパスにご参加できなかった方など、是非ご参加ください。

2025愛媛大学オンキャンパス 工学部プログラムこちらからご覧ください。(本サイト内別ページにジャンプします)

事前申込プログラムの申込は、こちらに掲載しております申込ページからお申込みください。(愛媛大学Webサイトへジャンプします)

【プレスリリース】二次電池の電極内で分子イオンPF6-は単原子イオンLi+よりも高速に移動する【8月22日(金)】

「分子イオン電池」の急速充放電特性のポテンシャルの高さを実証

愛媛大学理工学研究科吉村彩特任講師(研究当時、現:大阪公立大学 講師)と御崎洋二教授は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と大阪公立大学工業高等専門学校と共同で、二次電池の電極内において、分子性イオンであるヘキサフルオロリン酸イオン(PF6)が単原子イオンであるリチウムイオン(Li+)よりも速く移動することを実験的に明らかにしました。

充放電により繰り返し利用できる二次電池として現在広く使われているリチウムイオン電池では、Li+を電荷担体として用います。しかし、イオン半径の小さい単原子イオンであるLi+は電解液中で溶媒分子と強く相互作用するために移動速度が低くなることが知られています。一方、分子性のイオンは溶媒との相互作用が弱く、電解液中はもとより固体状の電極内においてもLi+に比べて動きやすいと予想できます。しかし、分子イオンであるPF6は陰イオンであるため、その動きやすさを陽イオンであるLi+と直接比較することはできず、その検証は困難でした。

今回、陽イオンと陰イオンのどちらの授受も可能という特徴を持つ高分子材料を電極として用いることで、Li+とPF6の動きを評価しました。その結果、固体状の電極内においても、分子性のイオンであるPF6の方が単原子イオンであるLi+よりも速く動くことが確かめられました。この結果から、産総研が考案した分子性のイオンを電荷担体として用いる「分子イオン電池」は、リチウムイオン電池などに比べて急速充放電特性に高いポテンシャルを持つことが期待されます。この研究成果の詳細は、2025年7月25日に「ChemSusChem」に掲載されました。

詳細はこちらからご覧ください。(愛媛大学HPへジャンプします。)