大学院理工学研究科の船場海斗さんが4DFF Student Awardを受賞しました【令和2年10月16日】

 令和2年10月16日(金),大学院理工学研究科生産環境工学専攻修士2年の船場海斗さんが”Conference on 4D and Functional Fabrication 2020”においてStudent Awardを受賞しました。対象論文は,船場海斗,水上孝一,古賀洋一郎,「振動透過抑制可能な複合材ラティス構造」です。4DFF Student Awardは当講演会において優れた発表を行った学生に対して与えられる賞で,本講演論文では,炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の3Dプリンティング技術を用いて,軽量性と高い剛性,振動透過抑制機能を併せ持ったメタマテリアル構造を提案しています。軽量かつ高剛性な構造で機械振動のような低周波振動の抑制を両立させることは一般的に困難であるとされてきましたが,そのような課題をCFRPの3Dプリンティング技術を用いた剛性分布のテーラーリングを利用して解決した点が評価され,受賞に至りました。

受賞した船場海斗さん
 

理工学研究科 日向 博文教授らの研究開発プロジェクトがNEDO「ムーンショット型研究開発事業」に採択されました

 日向 博文教授らの研究開発プロジェクトがNEDO「ムーンショット型研究開発事業」に採択されました。
 内閣府が主導する「ムーンショット型研究開発制度」は、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進するものとして創設されました。
 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、ムーンショット型研究開発事業に関する業務を行う研究推進法人として、CSTI が決定したムーンショット目標と、経済産業省が策定した研究開発構想を踏まえ、
ムーンショット目標 4︓「2050 年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現」を達成するために、挑戦的な研究開発を実施します。
 具体的には、地球温暖化問題、窒素化合物による環境汚染問題、海洋プラスチックごみ問題などの解決に向け、
(1)温室効果ガスを回収、資源転換、無害化する技術の開発
(2)窒素化合物を回収、無害化、資源転換する技術の開発
(3)生分解のタイミングやスピードをコントロールする海洋生分解性プラスチックの開発
に取り組みます。

研究開発プロジェクト概要

研究開発プロジェクト名:
非可食性バイオマスを原料とした海洋分解可能なマルチロック型バイオポリマーの研究開発
プロジェクトマネージャー:
国立大学法人東京大学 伊藤 耕三 教授
実施体制:
国立大学法人愛媛大学(研究代表者︓日向 博文 教授)
国立大学法人東京大学、三菱ケミカル株式会社、株式会社ブリヂストン、帝人株式会社、
株式会社クレハ、国立大学法人九州大学、国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学、
国立大学法人山形大学、公益財団法人地球環境産業技術研究機構、
国立研究開発法人産業技術総合研所、国立大学法人東京工業大学
事業期間:
2020 年度から、最長 10 年間

プロジェクト概要:
本プロジェクトでは、使用時には通常の石油由来のポリマー並みにタフで、使用後は海洋などの環境における外部刺激によって速やかに分解する 「マルチロック型バイオポリマー」 の開発を目指します。
これにより、高分子分野における地球温暖化問題および環境汚染問題の同時解決を目指しています。一般的にプラスチックの強靭性と海洋分解性(生分解性)はトレードオフの関係にありますが、本プロジェクトではこれらの両立を可能とします。
愛媛大学の役割:
・研究開発項目名:
E4bc
海洋環境におけるマルチロック型バイオポリマーの長期動態・生態影響予測システムの開発
(実施体制:愛媛大学-再委託-東京理科大学)
・研究開発の内容︓
愛媛大学と東京理科大学では以下の内容に取り組みます。
マルチロック型バイオポリマーの海洋環境中における長期動態及び生態影響を予測するシステムの開発。

【関連サイト】

「ムーンショット型研究開発事業/2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現」に係る実施体制の決定について(外部サイト)

(12月2日(水)13:00~)高機能材料センター産官学連絡会をオンラインで開催します

 工学部附属高機能材料センターでは、12月2日(水)に産官学連絡会を開催し、センターの活動や教員の研究内容紹介及び個別相談会などをオンラインにて行います。詳細は以下のポスターをご参照ください。

 なお、高機能材料センターホームページからもお申込みは可能です。ホームページへは、こちらからアクセスしてください。

 お申込みの際には、お問い合わせの用件から「連絡会の申込」を選択し、必要事項(役職名、ご所属、電話番号、個別相談会の希望について)を内容欄にご入力の上、送信して下さい。

 お申込みいただいた方には、オンライン会議のURL、ID、パスワード等を追ってお知らせいたします。

学校推薦型選抜Ⅰに合格した入学予定者に対して,入学前予備教育を実施します。

 愛媛大学工学部では,学校推薦型選抜Ⅰに合格した入学予定者に対して,入学までの期間を有意義に過ごし入学後の学習の準備となるよう,入学前予備教育を実施します。
 実施科目名と実施方法は,以下のとおり予定しています。

機械工学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。

知能システム学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。

電気電子工学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】
数学:教科書(数学Ⅲの内容を含む)を用いて学習し,指定された問題を解きレポートを提出。入学前でも質問可。
理科(物理):教科書・問題集を用いて学習,答案と感想をメールで提出。
理科(化学):e-ラーニングシステムを用いて学習。
外国語:TOEIC試験の受験奨励。勉強方法と感想をメールで提出。

コンピュータ科学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
外国語:英語

【実施方法】
数学:教科書の問題を解いてレポートを提出,または e-ラーニングシステムを用いる学習。
外国語:指定する英語の参考書の演習問題を解き⼊学後に提出,または,e-ラーニングシステムを用いる学習。

材料デザイン工学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A,数学B(「数列」と「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。

化学・生命科学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。

社会基盤工学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。

社会デザインコース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。

令和2年度 第1回 船舶海洋工学センターオンラインセミナーを開催しました 【10月22日(木)】

 令和2年10月22日(木)第1回 船舶海洋工学センターオンラインセミナーを開催しました。
 まず,田中進 船舶海洋工学センター長から挨拶があり,大阪大学名誉教授・船舶海洋工学センターアドバイザーである南二三吉氏に「溶接・接合科学の動向と溶接力学・設計への誘い」と題し,講演いただきました。
 講演後には,出席者との専門的な質疑応答や意見交換が行われ,大変有意義な時間となりました。
 この日はコンソーシアム参加企業,工学部教員及び学生ら62人が参加し,熱心に講演を視聴していました。

令和2年度秋季学生表彰式を開催しました(令和2年9月23日)

 愛媛大学学生表彰は,春季と秋季の2回行われ,成績優秀者及び学術研究活動や課外活動等において,特に優秀な成績や功績を残したと認められる学生及び団体が表彰されるものです。今回工学部からは,次の7名が表彰されました。

   機 械 工 学 科   4年次 井 上 大 輔 さん
   環境建設工学科 4年次 新 藤 衣佐希さん
   機能材料工学科 4年次 難 波  絃 さん
   応 用 化 学 科   4年次 浪 越 美 咲 さん
   電気電子工学科 4年次 本 郷 征 也 さん
   電気電子工学科 4年次 石 野 恭 秀 さん
   情 報 工 学 科   4年次 髙 市  陸 さん

※詳細はこちらでご確認ください。

また,受賞者を代表して,電気電子工学科の本郷征也さんが謝辞を述べました。
受章者の皆さん,おめでとうございます。

モービルマッピングシステム(MMS)を搭載した車両の見学会を開催しました。(社会基盤iセンシングセンター)

 工学部附属社会基盤iセンシングセンターは,モービルマッピングシステム(MMS)を搭載した車両の見学会を,10月15日(木)15時から工学部2号館の南側敷地にて実施しました.MMSは,道路やその周辺の3次元データを車両を走らせながら取得するものであり,道路維持管理業務を効率化するために導入されています。
 本センターは国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所とi-constructionについて連携協定を結んでおり,学生に対する教育の一環として,本見学会を開催しました。
 見学会に参加した学生は,ICTを活用したMMSに触れることで,建設分野への3次元データの活用について理解を深めることができました。

モービルマッピングシステム(MMS)を搭載した車両

愛媛大学大学院理工学研究科修了生の小林巧さん(令和元年度修了)が第40回土木学会地震工学研究発表会で優秀講演賞を受賞しました【10月1日(木)~2日(金)】

 令和2年10月1日(木)~2日(金)に新型コロナ禍の中、Web会議システムZoomにより開催された「第40回土木学会地震工学研究発表会」において、修了生の小林巧さん(令和元年度修了。現在、国立研究開発法人 土木研究所に勤務)が「優秀講演賞」を受賞しました。

 本賞は、地震工学研究発表会において特に優れた講演を行った40歳未満の若手研究者や技術者を対象に、地震工学研究発表会優秀講演賞が与えられます。

 発表した論文の題目は「2018年大阪府北部の地震における茨木市内の震度と地盤卓越振動数の関係」です。森伸一郎准教授の指導を受け、発災時に気象庁などから公開された推計震度分布と、墓石落下率により推定された震度の差を表層地盤の振動特性により検討し、短周期成分が卓越する地震動では震度推計が正確にできない可能性があることなどを示しました。これら研究成果と的確な発表・質疑応答の様子が評価され、今回の受賞に至りました。修士論文の成果を基にして2年度にわたり発表したものです。全国の精鋭若手研究者の中で2年連続の受賞は快挙です。今後の活躍が期待されます。

受賞した小林さん

 

関連サイト:土木学会第40回地震工学研究発表会HP(外部リンク)

小原 昌弘教授及び水口 隆准教授の研究成果が溶接ニュースに掲載されました。

理工学研究科 小原 昌弘教授及び水口 隆准教授と川田工業株式会社による共同研究グループは、新しいガスシールドアーク溶接方法「パルスガスマグ溶接」を発表しました。※詳細は以下URLを参照ください。

URL:https://www.sanpo-pub.co.jp/yn-back/2020/0915021871.html

対面授業で登学する工学部の学生さんへ(昼食について)

(1)新型コロナウイルスの感染防御対策の一環として、昼食はできるかぎり自宅等でとるようにしてください。

(2)移動の都合等でやむを得ず学内で食事をする必要がある場合、生協の食堂を利用するか、工学部本館南側のスペース(ウッドデッキ広場)、工学部本館1F自習室、3限に自身が受講する対面授業が実施される講義室、共通講義棟AA11講義室が利用できます。講義室で食事した場合は、教卓横に備えてある除菌用ウェットティッシュを使って、自身が使用した机や椅子を除菌してください。

(3)食事の最中も3密を避けてください。とくに食事中はマスクを外すことになるので感染リスクが高まります。友人同士でしゃべりながら食事をすることは避けてください。皆さんが感染しない、そして皆さんの周りの方々を感染させないを基本的な考え方として注意して行動してください。

(4)弁当のゴミは生協が指定しているゴミ箱に分別して捨ててください。

(5)3密回避のために、監視員が巡回します。皆さんに注意することがあると思いますが、皆さんの安全のための巡回ですので、監視員に不快な思いをさせないようにお願いします。

工学部本館南側のウッドデッキ広場