バリシップ2023に参加しました【5月26日(金)】

国際海事展「バリシップ2023」がコロナ禍を乗り越え今治で開催され、船舶海洋工学センターの教員や工学部の学生が特別招待事業に参加しました。

午前中に新来島どっくの工場見学を行い、午後はバリシップ展示会場で企業ブースを回り、様々な企業の事業内容や製品・サービスなどについて説明を聞きました。4年ぶりに開催された西日本最大の国際海事展に参加することができ、国内外の造船業・海運業についての理解を深める大変いい機会となりました。

新来島どっく見学記念写真
集合写真

「EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップ 令和5年度フェローシップ学生と学長等の懇談会」を開催しました【5月19日(金)】

EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップは、次代の科学技術を担う大学院理工学研究科博士後期課程のフェローシップ学生(以下「FS学生」)に対し、研究に専念できる環境と、研究力向上・キャリアパス支援など、総合的な学生支援プログラムを提供するものです。

令和5年5月19日(金)、愛媛大学本部において、「令和5年度FS学生と学長等の懇談会」を開催しました。今年度採用されたFS学生と、仁科弘重学長、満田憲昭理事、運営会議の教員および指導教員らが参加しました。

会では、まず、FS学生が自己紹介と自分の将来についての抱負などを述べました。次に、仁科学長からFS学生に対し、「今後、世界には多くの困難が待ち受けていると考えざるを得ません。これまでの社会システムを見直し、サステナブルで、レジリエントな社会を再構築することが、求められています。皆さんは、変革への努力を惜しまず、自分の生き方や働き方をご自身で考えることのできる研究者となっていただきたい。」との激励メッセージがありました。

FS学生にメッセージを伝える仁科学長

 

ついで、懇談では、FS学生から、「自立した個人として生きていくためには、具体的にはどのような能力や方法が必要でしょうか。」など、様々な質問が出て、先生方が自身の経験に基づいて熱心に答え、有意義な時間となりました。最後に記念撮影を行いました。

FS学生と参加教員による記念撮影

 

EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップのWebページ

【公募】令和5年度工学部学生研究プロジェクトについて

工学部では令和3年度より、学生の調査研究活動を準正課活動(正課以外の学習活動)として支援するために、「工学部学生研究プロジェクト」制度を設けています。

本制度は工学部及び理工学研究科(工学系)の学生からなる研究グループが自らの発想で主体的に学習し、調査・研究するプロジェクトを工学部として認定し、組織的に支援するものです。

公募要領・申請様式など詳細はこちら(学内限定)をご覧ください。

工学部工学科コンピュータ科学コース3年生の田中康介さんが情報処理学会第85回全国大会で学生奨励賞を受賞しました。【令和5年3月4日(土)】

令和5年3月2日(木)〜4日(土)に開催された「情報処理学会第85回全国大会」において、工学部工学科コンピュータ科学コース3年生の田中康介さんが「学生奨励賞」を受賞しました。

本賞は、情報処理学会全国大会の学生セッションで発表した学生会員の中から、座長裁量で優秀な発表に対して贈られる賞です。田中さんは「マスク言語モデルによる英文空所補充問題の解答能力に関する分析」という題目で、自然言語処理(分類・教育)のセッションにて発表し、学生奨励賞に選出されました。

論文題目:田中康介, 吉見菜那, 梶原智之, 内田諭, 荒瀬由紀. マスク言語モデルによる英文空所補充問題の解答能力に関する分析. 情報処理学会第85回全国大会, pp.707-708, 2023.
論文:https://moguranosenshi.sakura.ne.jp/publications/ipsj85-tanaka.pdf
受賞一覧:http://www.ipsj.or.jp/award/taikaigakusei.html

⼯学部⼯学科コンピュータ科学コース4年⽣の吉⾒菜那さんらの論⽂が⾔語処理学会第29回年次⼤会で委員特別賞を受賞しました。【令和5年3⽉17⽇(⾦)】

令和5年3月13日(月)〜17日(金)に開催された「言語処理学会第29回年次大会」において、工学部工学科コンピュータ科学コース4年生の吉見菜那さん、大学院理工学研究科(工学系)梶原智之助教、二宮崇教授らの論文が「委員特別賞」を受賞しました。

本賞は、言語処理学会年次大会において発表された論文のうち、「新規性」や「有用性」に関連する観点を審査員が独自に設定し、それらの観点で光るものに対して贈られる賞です。今回は579件の中から26件が表彰されました。

論文題目:吉見菜那, 梶原智之, 内田諭, 荒瀬由紀, 二宮崇. 問題タイプを考慮した英単語穴埋め問題の不正解選択肢の自動生成. 言語処理学会第29回年次大会, pp.217-221, 2023.
論文:https://www.anlp.jp/proceedings/annual_meeting/2023/pdf_dir/Q1-4.pdf
受賞一覧:https://www.anlp.jp/nlp2023/award.html

⼤学院理⼯学研究科の梶原智之助教らの論⽂が⾔語処理学会の論⽂賞に選ばれました。【令和5 年3⽉10⽇(⾦)】

⼤学院理⼯学研究科(⼯学系)梶原智之助教らの論⽂が、⼀般社団法⼈⾔語処理学会が発⾏する学術雑誌である⾃然⾔語処理の論⽂賞に選ばれました。本賞は、2022年に出版された同誌の論⽂の中から特に優秀と認められた論⽂に対して贈られる賞です。

本研究は、対話における「直接的な応答」と「間接的な応答」の間の⾔い換え現象に着⽬したものです。対話において⼈間は、しばしば⾃⾝の要求や意図を直接的に⾔及せず、⾔外に意図を含んだ間接的な発話によって表現することがあります。⼈間は対話相⼿から間接的な応答を受け取ったときに、これまでの対話履歴などの⽂脈に基づいて⾔外の意図を推測できます。しかし、深層学習に基づく対話モデルが⼈間と同様に間接的な応答を扱うことができるかどうかは明らかではありませんでした。

本論⽂では、対話履歴付きの英語の⾔い換えデータセットを構築し、ユーザ発話をより直接的に⾔い換えた表現およびより間接的に⾔い換えた表現の対を収集しました。そして、間接的な応答を扱う能⼒を評価するためのベンチマークタスクを設計し、最先端の対話モデルの性能を調査しました。また、ユーザの間接的な発話を事前に直接的な表現に⾔い換えることで、対話応答⽣成の性能が向上することを確認しました。

論⽂題⽬:⾼⼭隼⽮, 梶原智之, 荒瀬由紀. 対話における間接的応答と直接的応答からなる⾔い換えコーパスの構築と分析. ⾃然⾔語処理, Vol.29, No.1, pp.84-111, 2022.
論⽂:https://doi.org/10.5715/jnlp.29.84
受賞⼀覧:https://www.anlp.jp/award/ronbun.html

大学院理工学研究科の尾﨑良太郎教授が第30回源内大賞を受賞しました【3月25日(金)】

 令和5年3月25日(金)、平賀源内の偉業を称え、発明工夫の思想の啓発普及に努めるため、電気・通信技術等の研究や技術の向上のための発明工夫や研究を行った研究者を表彰する「源内賞」の選考において、本学・理工学研究科の尾﨑良太郎教授が「源内大賞」に選出されました。なお、最高賞である「源内大賞」は、2年ぶりの選出となります。
 尾﨑教授の研究課題名は「組み合わせのイノベーションによる材料研究と地域貢献~高電圧ケーブルから真珠まで~」であり、液晶に関する研究、高電圧・絶縁材料に関する研究、真珠に関する研究で三つの異なる分野での成果が高く評価されました。液晶に関する研究では、光通信やマイクロ波制御などの多くの新しい液晶光学素子に関する学術成果が評価されました。高電圧・絶縁材料に関する研究では、液晶分野で培った知見やシミュレーション技法などを取り入れることで、絶縁材料分野の未開領域の研究を展開していることが評価されました。真珠に関する研究では、従来、目視で選別していたピース貝の色を分光法によって波長を調べ、数値に基づきピース貝を選別することを可能としたことが評価されました。本技術は、すでに実際の養殖現場に利用されており、真珠の品質を向上させるために欠くことができないものとなっています。尾﨑教授の異分野の知見と技術を組み合わせる手法は、極めて独自性が高く、それぞれの分野の発展に大きく貢献すると期待されています。

工学部電気電子工学コース4年生の上嶋涼介さん・橋本綾香さん、大学院理工学研究科電子情報工学専攻博士前期課程2年生の高橋達也さんが令和4年度 電気学会・電子情報通信学会・情報処理学会 四国支部奨励賞を受賞しました

工学部電気電子工学コース4年生の上嶋涼介さん・橋本綾香さん、大学院理工学研究科電子情報工学専攻博士前期課程2年生の高橋達也さんが令和4年度電気学会・電子情報通信学会・情報処理学会 四国支部奨励賞を受賞しました。
 本賞は、電気学会・電子情報通信学会・情報処理学会の四国支部が合同で、四国内の大学・高等専門学校の特に優秀な学生に対し贈呈する賞です。
 表彰された皆さま、おめでとうございます。

左から 嶋涼介さん、高橋達也さん、橋本綾香さん

令和4年度第2回愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センター技術連絡会を開催しました【3月22日(水)】

 令和5年3月22日(水)第2回愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センター技術連絡会をオンラインで開催しました。
 今回は,当センター教員の愛媛大学工学部 中原真也教授が「カーボンニュートラルでの水素の活用」,同じく二宮崇教授が「人工知能と自然言語処理技術の発展」と題し研究内容等についてプレゼンテーションを行い,センターのコンソーシアム企業から約20人が参加しました。