【材料デザイン工学コース】受験生へのメッセージ

 材料デザイン工学コース 3回生 芝田翔真

 私が材料デザイン工学コースを選択したきっかけは高校2年生の夏休みに参加した愛媛大学オープンキャンパスです。このとき、初めて材料工学の存在を知りました。オープンキャンパスに参加する前にも、世の中の物が原子や分子など、想像できないほど小さな粒子で出来ていることの奇妙さに興味を持っていましたが、オープンキャンパスに参加したことで大学では材料と構成粒子の因果関係を勉強したいと思い、進路として材料デザイン工学コースを選択しました。

 実際、本コースでは、原子レベルのミクロな視点で材料を勉強します。しばしば「組成-構造-特性」というキーワードが出てきます。これは何の原子がどのように配列しているかで材料特性が決定されることを意味しています。この視点で材料を評価するのがおもしろいです。ここで、材料といっても金属・無機・有機・セラミックス材料と多岐にわたります。2回生でコース選択があり、材料デザイン工学コースに進めば、上記の各種材料について専門的な授業を受けることができます。私の中で最も印象に残っている授業は「金属強度学」です。この授業では金属材料に添加元素を加えたり、組織を微細化したりすることで材料強度を高くできるということを知りました。身近な強度の話題がミクロな視点で説明されるところが興味深かったです。その他にも金属の微細組織や熱処理に関する授業が印象に残りました。私は現在3回生ですが、3回生の後期からは研究室に仮配属され、4回生で行う卒業研究の準備に入っています。これまで受けた授業の中から、自分の気に入った材料を選択して、卒業研究ができるのも大きな魅力です。

 大学の授業では、しばしば課題も出されます。高校とは違いレポートが多く課されます。インターネットや図書館で資料を探し、レポートにまとめる作業は時間がかかりますが、その分知識が整理され定着します。力を注いだ分、社会に出てからも必要となる実力が身につきますので、私はペーパーテストよりもレポートが気に入っています。特に私は実験レポートの考察にはこだわり、力を入れました。これまでは、授業で行う学生実験を行ってきましたが、今後、4回生から行う本格的な卒業研究が楽しみです。

 さて、受験生の皆さんが考える大学生活はどのようなイメージでしょうか。私は高校生の時、大学生は忙しそうなイメージでしたが、案外自由に使える時間がたくさんあります。私は大学から学業以外の時間で新しいことを始めたいと思い、ヨット部に所属しています。ヨットは海上で帆を張り、風の力のみで進みます。大自然の中での活動は気持ちがいいし、本当に楽しいです。活動日は土日なので、充実した週末を毎週過ごせています。学業以外のことで、大学生のうちにしかできないことを始めるのも大きな楽しみなのではないでしょうか。

2021年度四国インカレ団体戦の出艇前の集合写真(著者は後列最左)

大学院理工学研究科の水口 隆 准教授及び小原 昌弘客員教授が一般社団法人溶接学会 溶接法研究委員会「令和2年度溶接アーク物理研究賞」を受賞しました。

 このたび、愛媛大学大学院理工学研究科の水口 隆 准教授及び小原 昌弘 客員教授の研究グループは、川田工業株式会社および株式会社神戸製鋼所と共同で、一般社団法人溶接学会溶接法研究委員会の「令和2年度溶接アーク物理研究賞」を受賞いたしました。

 同研究グループでは、過日、溶接部を大気から保護するための炭酸ガスからなるシールドガス中に、空気砲の様にパルス状にした微量のアルゴンガスの塊を1秒間に50回程度投入することによって、溶加材の溶融状況を小滴化し、スパッタの発生を大きく低減させる新しい溶接技術を開発し、特許を取得(特許6711971)しました。この溶滴移行制御が可能なアルゴンガス添加条件範囲を検討した「パルスガスMAG溶接法の開発-溶滴移行制御のためのArガス添加条件の実験的検討」と題した共同研究内容が、このたび、一般社団法人溶接学会溶接法研究委員会において溶接における物理現象の解明と溶接技術開発に関して高く評価されたため、受賞に至りました。

 愛媛大学工学部及び理工学研究科では、地域産業と大学の研究との連携をより一層強化し、地域産業の課題解決に貢献していく体制を構築中です。今後も溶接の高能率化に向けた研究開発に取り組み、地域産業の課題解決と地域産業の国際競争力の強化に寄与します。

賞状と楯

(Webオープンキャンパス)材料デザイン工学コース個別相談コーナーの事前申込みの開始について

Webオープンキャンパス

材料デザイン工学コース

個別相談コーナーの事前募集

今年度のWebオープンキャンパスにおいて、材料デザイン工学コースでは、ZOOMを用いたオンライン個別相談を実施いたします!

相談時間はおひとり20分で、先着20名までとさせていただきます。

ご希望の方は以下のURLもしくはQRコードにアクセスしていただき、事前申込みを行ってください。申込の際に記載していただいたメールアドレスに、ZOOMにアクセスするためのURLをお送りいたします。

ぜひお気軽に申し込みください。お待ちしております。

 

日時:8/9(日)10:00~16:20

   (おひとり20分、先着20名まで)

申込URLhttps://forms.gle/z2BqEm5Zt5TNnEbN8

申込QRコード

申込締切2020年8月2日(日)

下元浩晃講師、井原栄治教授らの研究グループの研究論文が、2019年7月と9月に国際的な学術誌「Macromolecules (IF = 5.997)」に掲載されました。

 下元浩晃講師、井原栄治教授らの研究グループの研究論文が、2019年7月と9月に国際的な学術誌「Macromolecules (IF = 5.997)」に掲載されました。
 Macromoleculesはアメリカ化学会発行の高分子分野のトップジャーナルで、科学の各分野を代表する82の学術誌が選ばれているNature Index 2019Journal Listにも入っています。

【論文内容の要約図】

(1) (2)

DOI: 10.1021/acs.macromol.9b00653 DOI: 10.1021/acs.macromol.9b00857
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.macromol.9b00653 https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.macromol.9b00857

【論文タイトル】

(1)Poly(β-keto enol ether) Prepared by Three-Component Polycondensation of
         Bis(diazoketone), Bis(1,3-diketone), and Tetrahydrofuran: Mild Acid-Degradable
         Polymers To Afford Well-Defined Low Molecular Weight Components,
         DOI:1021/acs.macromol.9b00653

(2)Polymerization of Alkyl Diazoacetates Initiated by Pd(Naphthoquinone)/Borate
         Systems:Dual Role of Naphthoquinones as Oxidant and Anionic Ligand for Generating
         Active Pd(II)Species, DOI: 1021/acs.macromol.9b00857

遺伝暗号の読み取りを強化するtRNAのメチル化の仕組みを 構造解析と生化学解析によって解明

 化学生命科学コースの堀 弘幸教授、平田 章講師、大学院生の岡田圭祐さん、吉井一晃さん、学部生の白石裕之さんの研究グループは、高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所の清水信隆教授のグループと共同で、tRNAの遺伝情報読み取り部位(アンチコドン)のメチル化酵素複合体・Trm7-Trm734の構造解析を行ない(図)、生化学解析を併用して、どうして、このタンパク質複合体が特定のtRNAのみに作用するのか、またTrm734はメチル基転移反応でどういう役割を持っているのかを解明しました。tRNAのアンチコドン一文字目のメチル化は、遺伝暗号の読み取りを強化し、タンパク質合成でのエラー頻度を低下させます。ヒトでは、このメチル化の欠損は、X染色体リンク精神発達遅滞を引き起こします。したがって、本研究はタンパク質合成の仕組みの一端を解明したものですが、ヒトの遺伝形質の発現の理解や新たな遺伝子診断法の開発にも基本情報を与えるものです。
 本研究の成果は、2019年10月5日、Nucleic Acids Research(IF=11.147)電子版に先行掲載されました。また、全学HPのプレスリリースでも紹介されました。

URL:https://www.ehime-u.ac.jp/data_relese/data_relese-105529/

国際的な学会誌に論文が掲載されました!

 上田将史さん(博士後期課程 応用化学コース、平成27年度修了)、尾木大祐さん(博士後期課程 応用化学コース、平成28年度修了)(指導教員はいずれも化学・生命科学コース 構造有機化学研究室 御崎洋二 教授)の研究論文が2019年4月に、国際的な学術誌「Chemistry – A European Journal (IF = 5.160)」および「European Journal of Organic Chemistry (IF = 2.882)」にそれぞれ掲載され、表紙デザインにも採用されました。

(1)DOI: 10.1002/chem.201901030
(2)DOI: 10.1002/ejoc.201900457
 

【論文タイトル】

(1)Hydration of Polycationic [5]Radialene with Quintuple 1,3-Dithiol-2-ylidenes Leads to a New Class of π-Extended Tetrathiafulvalene Scaffold, DOI: 10.1002/chem.201805994

(2)Tris-Fused Tetrathiafulvalenes Extended with an Anthraquinoid Spacer as New Positive Electrode Materials for Rechargeable Batteries, DOI: 10.1002/ejoc.201801877

工場見学に行ってきました(2019年1月23日)

 2019年1月23日に、機能材料工学科3年生25名、機能材料工学コース博士前期課程1年生2名、教員3名の計30名で、株式会社新来島どっく(今治市)と住友重機械ハイマテックス株式会社(新居浜市)の2件の工場見学を行いました。
 造船および産業機器の製造工程の様子を見学し、大学の講義で学んでいる内容がどのように実際に役立っているのかを見学を通じて学びました。

㈱新来島どっく:船体の見学
住友重機械ハイマテックス㈱:ロール工場外観
住友重機械ハイマテックス㈱:ロール工場,電気炉による金属の溶解
 

基礎化学実験の実験風景

化学・生命科学コースの1年生対象の実験風景です。環境水中の鉄の定量分析をしています。オレンジ色に発色させた際の発色強度から,環境水中に存在している鉄の量を求めることができます。実験が始まった10月のころは,初めて見る実験器具の使い方に戸惑っていましたが、最終回のこのころ(2月1日に実施)になると,実験器具の使い方にも慣れ,定量分析も「お任せください」といったところです。

第25回ヤングセラミストミーティングin中四国にてM1猿丸英理さんが奨励賞を受賞しました(2018年12月8日)

ヤングセラミストミーティングin中四国は、日本セラミックス協会中四国支部による発表会であり、学生が実行委員となって開催するユニークな大会です。平成30年12月8日に第25回目となる研究発表会が鳥取大学にて開催され88件の研究発表があり、機能材料工学コース(※)からも11名の学生が発表しました。そのうち、参加教員の投票により選出される「奨励賞」を環境・エネルギー材料工学研究室の院生である猿丸さん(発表題目「窒化ホウ素を検知極に用いた電位応答型水素ガスセンサの評価」)が受賞しました。

 ※「機能材料工学コース」は、材料デザイン工学コースの大学院でのコース名です。

表彰式の模様(いちばん右が猿丸さん)