愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センター「船舶性能入門」特別授業を行いました【12月14日(火)】

 令和3年12月14日(火),共通講義棟C EL35において,工学部附属船舶海洋工学センター特別授業を行いました。

 工学部機械・システム分野3年生向け「船舶性能入門」の授業内で,船舶海洋工学センターのコンソーシアム構成企業である浅川造船株式会社の経営戦略室室長 谷川文章氏にお越しいただき,造船業の事業特性や生産性向上モデルについて講義をしていただきました。

 授業では造船業の業務プロセスやこれまでの歴史,谷川氏の豊富なご経験によって考案された事業改善モデルなどについてご説明いただき,学生たちは熱心に耳を傾けていました。

 

【社会基盤工学・社会デザインコース】在学生によるコース紹介

在学生に大学生活についてインタビューしました。

Q1: 土木・環境分野の志望理由と将来のキャリアパスは?
Q2: 土木・環境分野の授業について?
Q3: 土木・環境分野でのキャンパスライフの良いところは?
Q4: 受験生の皆さんにメッセージ

Q1: 土木・環境分野の志望理由と将来のキャリアパスは?

 

志望理由は?


学生A

受験生の時は,なんとなくまちづくりに関わることを学んでみたいと考えていました。また,地元から一度離れて生活してみたいとの思いもあり,愛媛大学の土木・環境分野で学ぼうと決めました。


学生B

受験生のときから建設現場で働く女性に憧れて,施工管理(ゼネコン)の仕事に興味があったため土木工学分野を学ぶことができる社会基盤工学コースを志望しました。


学生C

受験生のとき,公務員への就職を志望していて,四国地域の社会基盤整備や環境分野について学びたいと考え,愛媛大学の土木・環境分野への進学を決めました。


学生D

受験生の頃は,正直将来何になりたいのか全く決まっていなかったので,自分が何に向いているのか見つけることができるのではないかと愛媛大学の工学部工学科を選びました。

1年生の勉強を通して,橋やトンネルなどの大きな社会基盤構造物の建設や,地震や河川堤防などの防災に興味が湧き,土木・環境分野を志望しました。


学生E

私はもともと戸建の住宅の設計に興味があり,将来はその道に進もうと考えていました。しかし,自分の中でより多くの人々や社会に貢献できる技術者になりたいと思い,構造物の耐震設計等といった防災・減災について勉強したいという気持ちが強くなり,土木・環境分野を志望しました。

 

将来のキャリアパス?


学生A

卒業後は,公務員と民間企業(コンサル)への就職で迷っています。大学で学んだことを活かせる土木系の仕事につき,後世に残っていく土木構造物をつくりたいと考えています!


学生B

卒業後はより自分の知識を深めて社会に貢献したいと思い,大学院進学を考えています。将来はゼネコンで施工管理の仕事に就き,海外でも活躍できる人材になりたいです!

学生C・D

まだ決めていないけど,幅広い選択肢のなかで,大学で学んできた知識を生かし,自分の強みが最大限に発揮できる業界・職種を見つけて働きたいと考えています。


学生E

本コースでは幅広く土木工学について学ぶことができ,この学科で学んだことを活かして災害に強いまちづくりに貢献できる人材になりたいと考えています。

☆志望理由のキーワードは,まちづくり,社会基盤構造物,環境分野だね!

☆将来のキャリアパスは,公務員,ゼネコン,コンサル,大学院進学だね!

Q2: 土木・環境分野の授業について?

 

<3回生前学期 社会基盤工学実験>


学生A

この授業は,構造力学分野,水理学分野,土質力学分野,コンクリート分野の4分野をそれぞれに実験していくものです。

3回生まで,座学で学んできたことを実際に班員ととも協力しながら実験していくことで,座学で学んできたことへの理解が深まります。

また,サポートをしてくださる先輩は気さくな方が多く楽しく実験を進めることができます!

<3回生前学期 橋梁デザインコンペティション>


学生B

学部3回生の前学期に橋梁デザインコンペティションという授業でCADの使い方を学習した後,グループで橋梁のデザイン設計を行いました。

CADの操作に苦戦しましたが,グループメンバーと協力しながら,実際に橋梁に足を運んでその橋梁の周辺環境を調査し,どのようなデザインにすれば景観によくなじみ,利用しやすくなるのかを考えることはとても楽しく,完成したときは達成感がありました。


学生C

この授業では3DCADを用いて下図のような橋梁や周辺の環境をモデルしました。周辺環境とも調和し,構造的にも優れた橋についてゼロから自分たちで考え,設計したことで構造物を設計することの楽しさを知ることができました。

また,コンセプトや橋の名前等も考え,自ら設計した橋梁への愛着も沸き,構造物を設計するということの面白さも感じることができました。

<3回生前学期 瀬戸内工学>


学生D

3回生前学期の瀬戸内工学という授業では,授業の一環として現場見学があります。この見学ではダム,河川,そして建設中のトンネルの見学を行いました。

中でも特に興味深かったのが建設中のトンネルの見学です。普段とは違うトンネル内の様子,今まで見たことのない建設機械や作業現場など,普段何気なく利用していたトンネルの非日常的な姿を見ることができました。

このような供用後には見ることのできない風景に触れることができるのも魅力的です!


学生E

実際に,建設途中の橋やダムの建設現場に足を運んで現場で働く技術者の生の声を聞いたり,建設の様子を見学する機会がありました。教室での授業では感じることのできない実際の建設現場のスケールの大きさや技術者の方々の熱量などに圧倒されることが多くあり,とても印象的でした。

こういった現場見学の機会が設けられている点もこのコースの魅力の一つだと思います!

Q3: 土木・環境分野でのキャンパスライフの良いところは?

 

学生A

座学で知識を身につけることはもちろんのこと,実験や実習,フィールドワークなどもあります。実際に自分でやってみたり,自分の目で見たりするなど,自分で体験できることは良い経験になります。

また,ゼネコンなどの民間企業や公務員として実際に働いておられる方と講義やフィールドワークの際に関わることがあり,貴重なお話を聞き,土木の仕事について深く知ることもできます。


学生B

所属コースでは構造力学や環境学などの勉強だけでなく,授業でトンネルや道路の建設現場に見学に行くことがあります。実際に現場を見てみることで学んでいることがどのように活かされているのかを知ることができるため,学ぶ意欲がかきたてられるだけでなく,働いている方々の姿を見て施工管理の仕事がしたいという思いが強くなりました。

また,グループワークを行う授業が多いため,男女問わず交友の幅を広げられます。1限から始まる授業も多いので,朝が早く大変なこともありますが,座学の授業で専門的な知識を得ることができるだけでなく,CADやプログラミングの技術も身に付けることができます。

さらに,学部3回生の前学期まで必修科目として英語の授業もあり,リスニング・リーディングの学習や,英語によるプレゼンテーションを行うための英語力が鍛えられます。


学生C

構造力学,土質力学,水理学を始めとした基礎的な学習から始まり,段階を踏みながら授業のレベルも変わっていくため,これまで学習したことのない分野であっても修得しやすいカリキュラムになっていると思います。

3回生後学期からは学生実験が始まるので座学で学んだことを実験を通して理解を深めていくことができます。また,先生方の授業もとても丁寧であるため,学びやすい環境であると感じています!


学生D

他のコースに比べ,グループで進めていく授業が多いと思います。同じ分野に興味を持った同級生たちと一緒に頑張っていく授業が多いため,たくさんの仲間ができたり,自分では思いつかないようないろいろな意見を聞くことができ,視野が広がります。

知識だけでなく,コミュニケーション能力や協調性なども対人スキルも上げることができると思います。


学生E

土木分野の専門的な知識を学ぶことができる点はもちろんのこと,学んだ知識を活かして橋梁のデザインをグループで行うなど,座学で修得した知識を用いて実習や演習を進めることで学びを深めるカリキュラム構成になっています。

また,グループワークなども多くあり,学生間の仲を深めやすい点も魅力だと思います。

☆座学だけでなく,グループワーク・実験・実習・現場見学での学びが豊富だね!

Q4: 受験生の皆さんにメッセージ

 

学生A

愛媛大学工学部工学科は,1年次に各工学分野について学ぶことができます。

社会基盤工学コースで学びたい方も,まだ迷っている方も1年次に土木環境分野の授業を受けることで,社会基盤工学・社会デザインコースでどのようなことを学ぶことができるのか知り,より興味を持っていただけると思います。

少しでも興味がある方は,土木・環境分野をぜひ検討してみてください。


学生B

工学科は2回生からコースに配属されるので,1年間自分の進路を考えることができます。そのため,ものづくりに興味はあるけどまだ具体的に何をしたいのかわからないという方におすすめです。

受験勉強は大変だと思いますが,充実したキャンパスライフに向けて頑張ってください!


学生C

高校生まで明確な目標や将来の夢がなくても,勉強を進めていくうちに自分自身のやりたいことが見えてくると思います。大学においての勉学や生活面での不安などあると思いますが,教職員・先輩からのサポートや,友人との助け合いを通して必ず乗り越えられると思います。

土木環境分野ではとても有意義な学生生活が待ってます!


学生D

土木環境分野は,専門的な知識をつけるだけでなく,実験や見学,実習などで身に着けた知識を活用し学びをさらに深めることができる場所です。たくさんの仲間とアクティブに学びたい人にはとても良い環境だと思います。

ぜひ,将来土木分野に携わりたいと思っている人も,工学部に興味はあるけど将来のビジョンがしっかり決まっていないという人も,ここでいろいろなことを学び,将来を考えてみてはいかがですか?


学生E

自分の思い描く将来像がまだまだ定まっていない人もいると思いますが,少しでも土木・環境分野に興味があれば,このコースを志望してみることをお勧めします。

大学生活を送る中で,モノづくりに対する興味がより深まることは間違いないですし,真摯に生徒に向き合ってくださる教職員による手厚いサポートを受けることができます。きっと自分のなりたい将来像も見えてくるはずです!

【機械工学・知能システム学コース】在学生インタビュー

機械工学コース/知能システム学コースに所属する在学生の方々にインタビューしてみました。

機械工学コースと知能システム学コースの違い

授業の多くは重複しているので、あまり違いは感じないかな。
3年生でそれぞれが受ける、機械工学実験と知能システム学実験でも、1つのテーマ(機械は伝熱工学実験、知能はシーケンス制御実験)以外、他の8テーマは同じだし。

両コースに所属している先生が、どっちのコースの学生に対しても授業してるしね。

ざっくり言うと、機械は機械、知能はロボットに強い先生が所属している。
でも人工知能を搭載した自動車とか、油圧や空気圧(機械工学の一つ、流体力学が活躍する分野)で動作するロボットなんかを見たら、お互いがお互いを必要としているからね。

でも、4年生の卒業研究では、機械の学生は機械系の研究室(材料、エネルギーなど)、 知能の学生は知能の研究室(制御、ロボット)に優先的に入れる。

「機械に入ったら絶対に機械系、知能に入ったら絶対に知能系の研究室にしか入れない!」ってわけじゃないから、入学してから自分の適性を見つめ直すこともできるよ。

工学部では、2年生になってからコースが決まるけど、「自分はこのコースしかあり得ない!」という人は 学校推薦型選抜Ⅰ、Ⅱを受ければ良いと思う。

機械工学コース/知能システム学コースを選んだ理由

もともとメカが好きということもあるけど、機械はどこにでもあるから。
自動車や飛行機はもちろん機械だし、食品を作るマシンも機械。
機械はどこでも必要。

実際、就職も良いからね。
ホームページを見たらよく分かる。
なんと求人倍率は15倍以上!

進路の相談をしたら、「迷ったら機械!大学進学後も、あらゆる可能性が温存できる」って言われたことがある。

僕はお父さんも兄弟も機械系だったから、その影響が大きいかな。

機械に関わる人は多いから、そういう人も多いだろうね。
求められているからこそ、家族にも機械系の人が結構いるんだよ。

これはコースを選んだ話とは違うけど、愛媛大学工学部は2次試験で英語がないので、負担が少なかったな。
就職の時にTOEICのスコアが必要だったりするので、英語を軽く見ているわけじゃないけど。

入学したら、共通教育では英語の科目、コースに入ってからも「技術英語」という科目があるから、英語が大切だと言うことには代わりないね。

機械工学コース/知能システム学コースで学べること

ズバリ4力!
材料力学、流体力学、熱力学、機械力学の4つの力学。
機械やロボットを作るのには欠かせない。

材料力学、流体力学、熱力学はなんとなく分かるかもしれないけど、「機械力学って何だろう?」って思うかもね。
ざっくり言うと、機械力学は機械の振動を解析する学問なんだ。
振動は故障の原因になるから、あなどっちゃいけない。

他のコースにない、特徴的な科目としてCADがあるかな。
Computer Aided Designの略で、コンピュータの中で機械やロボットの形を設計するんだ。

こんなやつだね。

最近じゃ、設計した形状データをそのまま使って、簡単に強度計算や熱流動のシミュレーションもできるようになっている。

CADは特殊能力。
僕は機械の設計会社でアルバイトをしてるけど、CADができる分、時給が良いよ。

メカっぽい授業だけじゃなくて、電気系やプログラミング、人工知能なんかも勉強する。
機械やロボットをどう動かすかも、機械系エンジニアが関わる部分だから。
結構、工学の全てを見渡せるコースだと思う。

でも、幅広い分、それぞれの関連を理解するのには時間がかかるかも。
材料力学のすごさは設計製図の授業で見えてくるし、卒業研究になって実験装置を作る際に、いろんな授業の知識がつながってくる。

印象に残っている授業

設計製図かな。
仕組みまで自分で考えて、初めて機械らしい設計をするから。
大変だけど、「自分で機械の設計ができるようになった!」と言う実感が湧く。

機械工学コース/知能システム学コースに入ってからの授業じゃないけど、1年生の工学リテラシーでは、色々なコースがどんな分野に関係するのかを知ることができて、2年生でのコース選択の役に立った。

機械工学コース/知能システム学コースの就職先

ベタなところだと自動車、重工業、電機、造船、プラント設計、電力などかな。
とにかく就職に強いよね。

極端な例でいうと、弁護士になった先輩もいます。

就職担当の先生が、「医者以外なら何でもなれる!」って豪語してた笑

医療機器メーカーに就職する人もいるから、医療が全く遠いってこともない。

まあ、誇張表現もあるけど、それぐらい幅広い就職先があるってことだね。
また、機械工学コース/知能システム学コースの卒業生が、それだけすごいってことだよ。

機械工学コース/知能システム学コースに進んで良かったこと

達成度票があることかな。
これは自分の現在の学力がどのくらいなのかを数値化するエクセルシートなんだ。
シートの中の計算式の重みを見たら、どの力が大事かも分かってくるから、特に何に力を入れて勉強したら良いのかが分かる。

あと履修指導の時に、コース独自で分かりやすく集計してある「履修指導票」というのをくれて、単位の計算がしやすい。

「履修指導票」は指導する教員にとってもありがたいのよね・・・。

愛媛大学に進んで良かったこと

四国で見たら他の大学よりも大きい総合大学だから、いろんな学部の人と友達になれるし、何よりも松山の中心にあって便利。
アルバイトも結構あるし、住みやすい。

確かに、ちょっと移動すればお城、温泉(=The 観光地)だし、自然も豊か。
いろんな用事で移動するのも自転車で済む、コンパクトな街だしね。

勉強以外について

僕はサークルで、タッチラグビーをやっていた。
マイナーなんだけど、四国予選がなくて、大会はいきなり西日本大会から。
全国大会に行きたいと思ったら、マイナーな種目の部活やサークルを狙うのもありかな。

僕は航空力学研究会「二宮翔会」で人力飛行機を作ってた。
2018年に鳥人間コンテストに出場できたんだけど、台風で競技自体が中止になったのは残念だったな。
でも人が乗れるサイズの、本当に飛ぶことができる飛行機を作るのは楽しかった。

私、顧問なので宣伝させて下さい
コロナ禍で活動中止を余儀なくされたけど、受験生のみなさんが入学する春には、精力的に活動できると期待しています。
先輩達の意志を継いで、鳥人間コンテストを目指しましょう!

これから受験シーズン突入です。
体調を万全にして、しっかり勉強して受験に臨んで下さい。
愛媛大学工学部に入って、充実した楽しい大学生活を一緒に送りましょう!


機械工学コース 流体物理研究室にて撮影

令和3年度秋季学生表彰式を開催しました【10月21日(木)】

 愛媛大学学生表彰は、春季と秋季の2回行われ、成績優秀者及び学術研究活動や課外活動等において、特に優秀な成績や功績を残したと認められる学生及び団体が表彰されるものです。今回、工学部からは、以下の7人が表彰されました。

・機械工学科 4年次 山本 椋翔(やまもと りょうは)さん
・環境建設工学科 4年次 新井 伶子(あらい れいこ)さん
・環境建設工学科 4年次 須山 瑞紀(すやま みずき)さん
・機能材料工学科 4年次 汐崎 悠大(しおざき ゆうだい)さん
・応用化学科 4年次 栢 太一(かや たいち)さん
・電気電子工学科 4年次 峰久 恵輔(みねひさ けいすけ)さん
・情報工学科 4年次 黒田 勇斗(くろだ ゆうと)さん

表彰された皆さま、おめでとうございます。
詳しくはこちらをご覧ください。

【情報工学】受験生へのメッセージ

情報工学科 4回生 宮内慎乃介

 私が情報工学科への入学を選択した動機は、元から情報工学分野に興味があり学んでみたいと思っていたこと、またこれから間違いなく伸びてくる業界であり就職面においても強いと思ったことの2つです。地元の大学だったのでオープンキャンパスなどを通して学科の授業内容などを知ることが出来たこともきっかけの一つです。
 本コースでは主に基礎的な情報分野の知識を得るための授業と、プログラミングの技術や集団開発のノウハウを学ぶための演習を行うことになります。一回生のうちは、他の学科と共通のスポーツや音楽、学校生活についてなどの教養科目、基礎教養のための数学、英語などを行いながら基礎的なプログラムの演習や課題をしていくことになります。
 2回生からは数学や情報系の基礎知識の授業のレベルが上がり、画像処理やソフトウェア工学などの専門的な授業も学び始めます。プログラムの課題は1週間や2週間程度の長期的な期限が設定されるようになり、授業外の時間にプログラミングの課題をするためにパソコンにかじりつく時間が長くなります。情報工学科には24時間入れる計算機室が提供されていて、期限前などはよくそこで友達と課題を行ったりしていました。
 3回生からは演習や集団開発系の授業の比率が高くなり、割と自由に開発を行えるので自分たちで何かを作る楽しさを知ることが出来ると思います。私たちのチームではVR空間内でストレッチなどが行えるアプリケーションを開発し実際にOculus Questを用いてプレイしたりしました。
 4回生になると研究室に配属され、人工知能や画像処理、ディープラーニングなど情報分野の中でも最先端の知識を学ぶことが出来ます。私はこのあたりの知識に興味があって情報工学科へ入学していたので研究室に所属してからの授業は非常に興味深く楽しかったです。研究室が扱っている技術内容を学ぶので配属される研究室によって授業内容は変わるようです。
 今一番波に乗っていると言っても過言ではない情報分野の知識を基礎から最先端の領域まで学べることが本コースの魅力ではないかと思います。

 上でさんざん授業の事について書いたので忙しいイメージを持たせてしまったかもしれませんが、大学生活は案外自由に使える時間が多く高校時代より自分のやりたいことが出来る期間でもあります。私はサイクリング部に所属していて、部の仲間と一緒にサイクリングやキャンプを楽しんでいます。四国の自然の中で風を感じながら乗る自転車は別格の楽しさがあり非常に良い息抜きになります。2回生の夏には部の仲間と自転車で四国一周を達成することも出来ました。
 大学生のうちにしかできない、新しいことを初めて見るのも大学生活の大きな楽しみなのではないでしょうか。

学生研究プロジェクトのご紹介

  令和3年度 愛媛大学工学部 学生研究プロジェクト  

 愛媛大学工学部学生研究プロジェクトは,令和3年度愛媛大学教育改革促進事業(愛大教育改革GP)「モノづくり・コトづくり準正課教育の制度化」に基づく試みです。
 本事業の目的は,「準正課教育」としてモノづくり・コトづくりに関する学生のプロジェクトを組織的に支援することにより,正課学習だけでは得られない自主性・主体性,協働性,コミュニケーション能力,プランニング力及びリーダーシップなど愛大コンピテンシーとして身に付けるべき能力を涵養すること,です。
 令和3年度愛媛大学工学部学生研究プロジェクトでは3件のプロジェクトが採択されました。採択されたプロジェクトには,活動資金・活動スペース等が提供されています。

令和3年度 採択プロジェクト一覧

No プ ロ ジ ェ ク ト 名 指 導 教 員 名
1 愛媛大学デジタルツイン実現プロジェクト 理工学研究科 中畑 和之
2 これまでの機体設計に基づいた人力飛行機の新設計 理工学研究科 岩本 幸治
3 仮想通貨マイニングによるWeb広告の代替とその実用性の検証 理工学研究科 王 森岭

 

 

プロジェクト共用ミーテイングルーム


 プロジェクト紹介 

プロジェクト1 愛媛大学デジタルツイン実現プロジェクト

 本プロジェクトの目的は,インターネット上で愛媛大学キャンパスの建物やその情報を再現するデジタルツインを作ることである。これによって,仮想空間でキャンパスの様子を現実世界に近い視点で閲覧することができ,愛媛大学のPR活動に繋げることが期待できる。建物の情報や,生協の営業時間や利用状況,図書館の開館状況等をリンクさせるなどして,デジタルツインに付加価値を持たせることができるかを並行して検証していく。また,3Dプリンターを活用して,デジタルツインから立体模型を作成する。成功すれば,すこしずつマップの視野を町内,市内へと広げ,観光名所のアピールや防災にも活用できると考える。

5名(環境建設工学科,生産環境工学専攻)

プロジェクト2 これまでの機体設計調査に基づいた人力飛行機の新設計

 これまでの機体設計では,部品を担当する班ごとで必要な知識を深めてから設計を行い,それを集積させる方法をとっていた。本プロジェクトでは,これまでの人力飛行機の設計を見直し,各班がどういう分野の知識に基づいて設計しているのかを整理して資料に残すことで,ものづくりにおける様々な学問分野の関わりを目に見える形にする。そうすることにより,相互理解が進んで新しい機体の設計が洗練され,自分の班だけでは得られなかった知識を取り入れ,より性能が高い人力飛行機の設計ができるようになる。資料は教材として展示できるようにし,本プロジェクトに参加していない学生に対しても工学の勉強を深める機会を提供する。

13名(工学科,機械工学コース,電気電子工学コース,機械工学科,生産環境工学専攻)

プロジェクト3 仮想通貨マイニングによるWeb広告の代替えとその実用性の検証

 本プロジェクトの目的は,仮想通貨マイニングを用いることによるウェブ広告の代替えについて調査・検証を行うことである。ウェブサイトの閲覧中に行われるマイニングによってどれほどの収益が見込めるのかという点や,ユーザーがサイトを閲覧する際にこれが快適性や消費電力に与える影響について,実際にマイニングによってサイトの運営費用を賄うことができるのかという点などについて調査・検証を行いたいと考える。検証結果によって,ウェブ広告掲載の代わりにウェブサイトの閲覧中の仮想通貨マイニングによる収益を得ることは,財政難が続く地方自治体等が管理するホームページにおいて,新たな収益確保の手段として提案することができると考える。

3名(電気電子工学コース,コンピュータ科学コース,電子情報工学専攻)

【電気電子工学コース】受験生へのメッセージ

 電気電子工学コース 4回生 濱園龍一

 私が電気電子工学コースを選択したきっかけは、私は幼いときから、日々の暮らしを快適に、豊かにし続ける電化製品に強い関心を持っています。そのことから、自らもその分野に携わりたい、新たな電化製品を開発したいと考え、電気電子工学コースが自らの進路として必要になると思ったので電気電子工学コースに進学しました。
 受験生の皆さんが気になっている大学での講義についてですが、高校までの授業とは大きく形態が異なります。大学の講義では、講義の理解度を確認するためにしばしばレポートが課題として出されます。(レポートではなく別の形で確認する先生もいらっしゃいます。)主に、このレポートとペーパーテストによって各々の成績が決定されます。ですが、毎回講義に出席し、分からないことは先生に質問して解決すれば恐れることは無い難易度となっています。
 私は、大学の講義で電化製品やデバイスなどの中核となる半導体や、電気回路など、様々なことを学べました。その中で印象深かった「次世代型の半導体の開発」という言葉に惹かれ、現在の研究室に所属しています。現在では、半導体の中核をシリコンが担っていますが、基本スペックの向上、新機能の開発など様々な要因から、次世代の半導体の開発が求められると考えています。そこで、私が所属している研究室では、既存の半導体にごくごく微量の不純物を意図的に添加して、新たな性質や特徴を持つ半導体を生み出そうと日々、研究しています。
 最後に、受験生の皆さんにアドバイスです。受験生の皆さんには受験や進路、自らの夢など考えることがたくさんあると思います。ですが、自らの進路を深く考える時間がないからといって安易な選択をしないでください。私が受験生の時はさまざまなことで悩み、考えることもたくさんありましたが、そのおかげで今の私の生活は充実していると考えています。自分で考えて、決断した進路であれば、毎日が楽しくなると思うので最後まで考え抜いてください。

このメッセージを書いてくれた、電気電子工学コース・濱園さん

大学院理工学研究科2年生の奥嶋正浩さんがイギリス・Surrey大学主催で開催された15TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON MID-INFRARED OPTOELECTRONIC MATERIALS AND DEVICES国際会議でStudent Presentation Awardを受賞しました。【9月3日(金)】

 令和3年9月3日(金)イギリス・Surrey大学主催でオンライン開催された「15TH INTERNATIONAL CONFERENCE ON MID-INFRARED OPTOELECTRONIC MATERIALS AND DEVICES・国際会議において、大学院理工学研究科博士前期課程電子情報工学専攻電気電子工学コース2年生の奥嶋正浩さんが「Molecular Beam Epitaxy of GaNAsBi Nanowires emitting around 1300 nm」について発表し、Student Presentation Awardを受賞しました。
 奥嶋さんの研究は、同所属2年生の吉川晃平さんと取り組んだ成果で、通信やセンサーで重要となる中赤外域で動作するナノスケール光材料を開発しました。広く用いられるGaAs材料にそれぞれ結晶の格子の大きさを拡大、縮小するBiとN元素を適切に導入することで高品質なナノスケールの針状結晶:GaNAsBiナノワイヤを作製しました。これによりその動作帯を中赤外域に拡張、特にファイバー光通信で重要となる波長1300nmでの発光観測に成功しました。
 この二人の研究成果はイギリス・シェフィールド大学とスウェーデン・リンショピン大学との共同研究として最近学術論文誌Applied Physics Express誌に採択され、同誌オンライン上で10月22日に速報されました。

奥嶋さん(左)と吉川さん(右)
賞状

【化学・生命科学コース】在学生インタビュー

化学・生命科学コース

化学・生命科学コースには魅力がたくさん!
3人の在学生にインタビューしてみました。

Q.化学・生命科学コースを選んだ理由は?


Aさん

ありきたりかもしれないけど、
高校生の時に化学が得意で、
もっと突き詰めて学んでみたかったから。


Bさん

ありきたりでもいいんじゃない? 

僕ももともと化学が好きで、
愛媛大学の化学・生命科学コースでは幅広く化学を学べる
っていうのを魅力に感じたんだよね。


Cさん

2人とも「化学が好き」っていうピュアな動機だったんだね。

私の場合は、化学そのものというより化粧品の開発に興味があって、
研究開発の道が開ける化学・生命科学コースを選んだよ。

ここではものづくりに関して実践的な知識や技術を学べると知って、
「ここだ!」と思ったな。


Aさん

私の後輩には1年生のときの授業を聞いて化学が面白いと思って
このコースを選んだ
人がいるよ。

授業で先生が言っていたんだけど、世の中の全てのモノは分子からできていて、
機械とか材料とか電子部品とか、すべてに分子が関わっているんだよね。

スマホのタッチパネルとか、もちろん薬を作るのとか、水をキレイにするのも化学。
そういう話を聞いて化学を選んだって。


Bさん

まあ、いろんな動機の人がいるよね。
なんとなく選んだっていう人もいるし。

けど、このコースで化学を勉強してて
ツマラナイって言ってる人には会ったことがないな。

研究室での実験の様子

Q.化学・生命科学コースで何が学べるの?


Cさん

このコースに入ってまず思ったのが、化学ってすごく広いなー
ということ。

たとえば科目だけでも
高分子化学生化学有機化学物理化学分析化学無機化学
科学技術英語化学工学、などなど、
その他にも化学に関わる幅広い範囲の授業を受けることができるよね。

分子が関わっているところはぜんぶ化学って言えるから、
高校の物理とか生物なんかも深く関わっているところが多いし、
化学に関する英語の文章を読む授業もある。


Bさん

たしかに授業では幅広く学べるね! 

実験の授業もあって、
実際に実験器具を用いて化合物を作ったり分析したり、
実験レポートを書いたり、
将来につながる技術も身につけることができたと思う。

それに、3回生の後期からは
最終的に学びたい分野の研究室に所属して、
より専門的な知識を得ることもできる。

授業では広く、研究室では深く学んでるっていうカンジかな。


Aさん

授業だと、化学メーカーで働いている方が
大学に出向いて企業紹介をしてくれる
こともあったね。
企業の方から直接お話を聞けたのは貴重な体験だった。

そういった様々な授業を通して、
いろいろな分野に化学が繋がっていることを知ることができて、
将来やりたいことの視野も広がったな。

Q.印象に残っている授業や実験は?


Aさん

私は高分子化学の実験で、
接着剤やスライムを作った実験が印象に残ってる! 

世の中にある素材が、本当に化学の力で生み出されているんだと
実感できる授業だったし、
スライムを分子レベルで理解する日が来るなんて
思ってもみなかった。


Bさん

僕は愛媛県にある化学メーカーへ
工場見学に行った
ことが印象的だった。

仕事内容とか、製品の製造過程なんかを
実際に自分の目で見ることができて、
自分が将来働くイメージを膨らませることができたと思う。

みんなでバスに乗ってワイワイ行ったのも、
遠足っぽくて楽しかったよね。


Cさん

私は科学技術英語とかの英語の授業
複数回あったことが印象に残ってるよ。

将来、英語の論文を自分で読む機会もあるし、
とてもためになる授業だった。

研究室での実験の様子

Q.どのような就職先があるの?


Bさん

化学メーカーはもちろん、
化粧品メーカー製薬会社MRになったり。

工学科ではこのコースでだけ高校理科の教員免許を取得できるし、
そうすれば先生にもなれるね。


Aさん

そうだね。

ちなみに私も
念願の化学メーカーでの研究開発職が決まりました!


Cさん

おめでとう! 

これから実際に自分の手で製品を作っていくのは
ワクワクするね。


Bさん

大学で化学への興味が深まって、
大学院へ進学する人も半数くらいいるよね。

大学院ではより専門的な知識や技術を
しっかり身に付けることができるのは魅力的だな。

Q.化学・生命科学コースに入ってよかったことは?


Aさん

やっぱり、幅広い選択肢があったことがよかったと思う。

化学という広い分野の中で何を自分の専門にするのか、
授業や実験を通してよく考えることができる点は魅力的だな。


Bさん

私学と比較すると
学生一人当たりの先生の人数が多いことも推しポイント! 

研究室に配属した後も、
手厚くご指導いただけて嬉しいです。


Cさん

私は毎日が充実していたことが良かったな。

幅広く化学のいろんな分野があるので、
知識を吸収するのに勤しんだり、実験レポートに明け暮れたり、、、

正直、ちょっとタイヘンだなと思うこともあったんだけど、
ひとつひとつを乗り越えていって、
しっかり勉強できたという自信になったな。

就職先でもその知識を活かすことができるのは心強い!

【材料デザイン工学コース】受験生へのメッセージ

 材料デザイン工学コース 3回生 芝田翔真

 私が材料デザイン工学コースを選択したきっかけは高校2年生の夏休みに参加した愛媛大学オープンキャンパスです。このとき、初めて材料工学の存在を知りました。オープンキャンパスに参加する前にも、世の中の物が原子や分子など、想像できないほど小さな粒子で出来ていることの奇妙さに興味を持っていましたが、オープンキャンパスに参加したことで大学では材料と構成粒子の因果関係を勉強したいと思い、進路として材料デザイン工学コースを選択しました。

 実際、本コースでは、原子レベルのミクロな視点で材料を勉強します。しばしば「組成-構造-特性」というキーワードが出てきます。これは何の原子がどのように配列しているかで材料特性が決定されることを意味しています。この視点で材料を評価するのがおもしろいです。ここで、材料といっても金属・無機・有機・セラミックス材料と多岐にわたります。2回生でコース選択があり、材料デザイン工学コースに進めば、上記の各種材料について専門的な授業を受けることができます。私の中で最も印象に残っている授業は「金属強度学」です。この授業では金属材料に添加元素を加えたり、組織を微細化したりすることで材料強度を高くできるということを知りました。身近な強度の話題がミクロな視点で説明されるところが興味深かったです。その他にも金属の微細組織や熱処理に関する授業が印象に残りました。私は現在3回生ですが、3回生の後期からは研究室に仮配属され、4回生で行う卒業研究の準備に入っています。これまで受けた授業の中から、自分の気に入った材料を選択して、卒業研究ができるのも大きな魅力です。

 大学の授業では、しばしば課題も出されます。高校とは違いレポートが多く課されます。インターネットや図書館で資料を探し、レポートにまとめる作業は時間がかかりますが、その分知識が整理され定着します。力を注いだ分、社会に出てからも必要となる実力が身につきますので、私はペーパーテストよりもレポートが気に入っています。特に私は実験レポートの考察にはこだわり、力を入れました。これまでは、授業で行う学生実験を行ってきましたが、今後、4回生から行う本格的な卒業研究が楽しみです。

 さて、受験生の皆さんが考える大学生活はどのようなイメージでしょうか。私は高校生の時、大学生は忙しそうなイメージでしたが、案外自由に使える時間がたくさんあります。私は大学から学業以外の時間で新しいことを始めたいと思い、ヨット部に所属しています。ヨットは海上で帆を張り、風の力のみで進みます。大自然の中での活動は気持ちがいいし、本当に楽しいです。活動日は土日なので、充実した週末を毎週過ごせています。学業以外のことで、大学生のうちにしかできないことを始めるのも大きな楽しみなのではないでしょうか。

2021年度四国インカレ団体戦の出艇前の集合写真(著者は後列最左)