船舶工学(今治造船)講座

寄附者からひとこと

 愛媛,特に今治地域は古くから海運,造船が盛んで,現在は海運造船関連企業が多数集積する海事産業都市として世界的に注目を集めています。国際競争がますます厳しくなる中,世界の中で生き残っていくためには,地球にやさしい次世代の船を造る技術開発力が重要であり,そのためには優秀な造船技術者の養成確保が必要であります。
少子化時代を迎え,人材確保が困難となる中,本講座を通じ,地元の多くの学生が地元で高度な技術を学び,地元の企業に就職し活躍し,地元の産業が発展する,そのような産学連携が発展し,実り多い成果が生まれる事を大いに期待しています。

今治造船株式会社
  代表取締役社長 檜垣 幸人


寄附の時期及び期間

    平成21年度から平成25年度までの5年間
(継続)平成26年度から平成30年度までの5年間
(継続)平成31年度 1年間
(継続)令和2年度から令和3年度までの2年間
(継続)令和4年度から令和5年度までの2年間
(継続)令和6年度から令和10年度までの5年間

寄附講座の概要

(教育)

  • 船舶工学に関わる船舶PBL、卒業研究・修士研究は、実習現場の提供等により協力して実施する。
  • 今治造船(株)の工場見学・実習は、これまでの機械系学生に加えて令和6年度より新設されるデジタル情報人材育成特別プログラムの学生も対象として実施する。
  • 今治造船(株)の若手技術者向けリカレント・リスキリング教育プログラムを実施する。

(研究)

今治造船(株)が「近い将来」に取り組みたいテーマについて試行研究を実施する。
特に、国際競争力を獲得することに有効な手段の一つとして生産性の向上に資する研究を実施する。
具体的には、スマートファクトリー(スマート造船所)の実現に向けて、操船所で働く人の行動情報と造船に必要なモノの情報をデジタル情報化し、それらを利活用する技術の開発に取り組む。
個別の研究課題と研究アプローチについて、教員、学生と今治造船(株)において協議し、現場ニーズに基づいて研究を実施する。

今治造船式会社 ホームページ