この度、令和8年度工学部第3年次編入学募集要項を発表しました。
詳細は以下のURLにてご確認ください。
(愛媛大学Webサイトへジャンプします。)
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令和7年2月10日(月)、みなと交流センター(はーばりー)みなとホールで令和6年度えひめ海事産業協働コンソーシアム技術部会講演会を開催しました。「えひめ海事産業協働コンソーシアム」は愛媛で学び育った⾼度エンジニアが、海事産業に携わり、その継続的な発展を⽀える循環を⽣み出すための取組みを、海事産業界、行政及び⼤学が連携して推進することにより、地域の海事産業の発展、造船技術の⾼度化の推進並びに諸課題解決に貢献できる⼈材養成に資することを⽬的として昨年11月1日付で発足いたしました。技術部会は本コンソーシアムにて実現する企画等の提案や実行について担うこととなっており、本学部の松下教授が技術部会長を務めています。今回は本技術部会の名を冠した初のイベントとして、講演会を開催いたしました。
本講演会では、はじめに、森脇亮工学部長から開会の挨拶がありました。
続いて、松下技術部会長よりえひめ海事産業協働コンソーシアム、海事コース構想、T&Gについての説明がありました。
続いて、講演会では、横浜国立大学准教授の満行泰河先生が「台風を脅威から恵みに変える~2050年の社会に対する海事産業の新たなチャレンジ~」、本学部准教授の水口隆先生が「アーク雰囲気ガスの周期的な組成変化を利用した炭酸ガスアーク溶接時の低スパッタ化への取り組み」、本学教育学部教授の鴛原進先生が「今治モデル「ふるさとキャリア教育」における海事産業」と題し講演を行い、コンソーシアム参加企業、本学教職及び学生から約80人が参加しました。参加者は講演内容に真剣に耳をかたむけ、講演のあとには活発な質疑応答が行われました。
講演会後は懇親会も兼ねたポスターセッションを開催し、計26件の研究発表内容をまとめたポスターが並び、異分野の教職員及び学生が融合してポスターセッションをするという貴重な機会のもと、学内外問わず参加者による活発なセッションが行われました。
最後に、今治市産業部長の若宮浩氏より閉会の挨拶がありました。
えひめ海事産業協働コンソーシアム技術部会は、今後も、地域の海事産業の発展、造船技術の⾼度化の推進並びに諸課題解決に取り組んでまいります。
令和7年2月21日(金)、埼玉県和光市の理化学研究所にて行われた第17回岩木賞授賞式にて、大学院理工学研究科の豊田洋通教授の業績が優秀賞を受賞しました。
岩木賞は、表面改質、トライボコーティング分野で著しい業績を上げた個人、法人、団体を顕彰するもので、当該分野で多くの功績を残した故岩木正哉博士(理化学研究所元主任研究員、トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ、2008年度より創設されたものです。
今回は、豊田先生の業績名「液中プラズマCVD法を基盤技術とした鋼表面へのダイヤモンド直接蒸着法の開発」が、開発技術が日本国内において高い水準にあり、新規独創性に優れたものと審査にて認められて、優秀賞の受賞となりました。
◆詳細
優秀賞「液中プラズマCVD法を基盤技術とした鋼表面へのダイヤモンド直接蒸着法の開発」
受賞者:愛媛大学 大学院理工学研究科 豊田 洋通 教授
山口大学 大学院創成科学研究科 白石 僚也 准教授
◆受賞理由
受賞理由は下記のリンクを参照
第17回岩木賞に、東京理科大学/ジオマテック、愛媛大学/山口大学、英PCS Instruments/島貿易、芝浦工業大学が受賞
令和7年2月15日(土)、ひろぎんホールディングス本社ビルにて開催された第5回広島テックプラングランプリにて、大学院理工学研究科の神野雅文教授をはじめとするチーム「プラズマクセル」のプレゼンテーションが、企業賞「広島銀行賞」および「大和リース賞」を受賞しました。
第5回広島テックプラングランプリは、株式会社リバネスおよび株式会社広島銀行の主催で、広島県における創業支援プログラム「広島テックプランター」の一環として開催されました。当日はファイナリストに選出された9チームとライトニングトーク3チームによる熱いプレゼンテーションが行われ、審査員による審査の結果、7件の企業賞と最優秀賞が決定いたしました。神野先生率いるチームは、企業賞を受賞したチームの中で、唯一、2件の企業賞の受賞となりました。
◆詳細
企業賞
【広島銀行賞】【大和リース賞】
◯チーム名:プラズマクセル
◯発表者:神野 雅文 /愛媛大学
◯テーマ:プラズマを用いた養殖魚の成長促進技術の実用化
1.合格通知時の分野について
理型入試の合格者には合格通知書とともに分野が通知されます。この分野は,初年次履修指導クラスのクラス分けの参考にするものです。初年次履修指導クラスは,入学後の1年間,履修指導を受けるクラスの単位であり,2回生以上で所属する教育コースを約束するものではありません。
2.教育コースへの所属について
1回生の前学期終了時期および後学期終了時期に教育コースの希望調査を行います。2回生になって,本人の第一希望を優先して教育コースに配属されます。希望者が集中し,教育コースの受入可能人数を超えるコースが出た場合は,1年次の学業成績によって所属するコースの調整を行います。そのため,第一希望のコースに必ずしも所属できない場合があります。なお,2回生終了後も一定の条件を満たせば別の教育コースに移る(転コース)ことができます。
注)「回生」と「年次」
「回生」は学生の在籍年数を表します。
「年次」は入学後の4年間のカリキュラム上,授業科目が配当されている年を示します。
令和7年2月4日(木)、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の佐々木啓汰さんが「一般社団法人電気学会令和6年電子・情報・システム部門技術委員会奨励賞」を受賞しました。同賞は、電子・情報・システム分野で活躍する若手研究者に授与されるもので、令和6年12月26日(日)~令和6年12月28日(火)に対面開催(グランフロント大阪)およびWeb開催された電気学会知覚情報研究会において行った発表が優秀と認められたことにより受賞に至りました。
【受賞論文】
「木工旋盤の技能訓練における力覚を伴うVRシミュレータの有用性に関する研究」
佐々木 啓汰、 井門 俊
電気学会研究会資料 PI-24-068, pp. 25-28, 2024
発表概要:
近年、技能訓練のためのVRシミュレータが注目を集めている。OJTなどの訓練手法に比べて優れた訓練効果を発揮する可能性が示唆される一方で、触覚や力覚の再現性の面で大きな課題がある。
本研究は、力覚提示装置を利用して、木材の切削時に工具を持つ手に伝わる力覚を再現することで、木工旋盤作業における力加減を容易的かつ効率的に習得できる訓練用VRシミュレータを開発し、その訓練効果を評価する。
令和7年2月4日(木)、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の近藤慶斗さんが「一般社団法人電気学会令和6年電子・情報・システム部門技術委員会奨励賞」を受賞しました。同賞は、電子・情報・システム分野で活躍する若手研究者に授与されるもので、令和6年3月14日(木)~令和6年3月15日(金)に対面開催(福岡市リファレンス駅東ビル)およびWeb開催された電気学会知覚情報研究会において行った発表が優秀と認められたことにより受賞に至りました。
【受賞論文】
「力覚を伴ったVR 書道と筆記感覚の評価に関する研究」
近藤 慶斗、井門 俊
電気学会研究会資料 PI-24-023, pp. 39-42, 2024
発表概要:
書道は日本の伝統的な文化として広まっているが、現代では書道に触れる機会というのは減少傾向にある。近年、スマートフォンやタブレットを用いて、筆やペンなどの字体で筆記という動作を行うことは可能であるが、書道の再現には筆の独特な筆記感覚を伝えることが必要不可欠である。
本研究ではVRを活用して、仮想空間内で筆の筆記感覚を伴う書道の再現を行い、それが書き手に対してどのような影響を生み出すのか調査する。
令和6年12月16日(月)、愛媛大学本部にて、令和8年度愛媛大学工学部「建築・社会デザインコース」の設置(社会デザインコースの改革)について記者説明会を実施しました。
記者説明会には、愛媛大学の仁科弘重学長、八尋秀典理事・副学長、森脇亮工学部長が登壇しました。
愛媛大学工学部は令和8年度に工学部工学科の社会デザインコースを再編し、建築系の科目を新設し、コースの名称を「建築・社会デザインコース」と改め、1級建築士の受験資格が取得できるカリキュラムを導入いたします。
これまで愛媛県内の大学には建築を学べる学科がなく、1級建築士資格取得に対応した教育コースの設立について愛媛県や県内建築関連団体等から建築系コース創設を求める要望書が愛媛大学に提出されていました。さらに、全国的に総合的なまちづくりやトータルな空間デザインへのニーズが高まっており、これに対応するために土木・建築・都市計画などの幅広い知見を有し、分野を超えて相互に会話が成立する技術者および設計者の養成を目指します。
※現在の社会デザインコースのカリキュラムは、1級建築士の受験資格の取得には対応しておりません。
資格取得に対応するのは令和8年度入学生からとなります。
令和6年11月27日(水)~令和6年11月29日(金)、福岡国際会議場とマリンメッセ福岡で開催された「第47回 日本分子生物学会年会」において、大学院理工学研究科博士前期課程1年生でプロテオサイエンスセンター(PROS)無細胞生命科学部門の吉井サラさんが「MBSJ2024ポスター賞(MBSJ-EMBO Poster Award))」を受賞しました。このポスター賞には、1385件のエントリーがあり、ポスター賞授賞演題は41件(全エントリー演題中3%)でした。
吉井さんの発表演題は「近位依存性ビオチン標識酵素AirIDとコムギ無細胞系ナノディスク法による膜タンパク質複合体解析」で、PROSの澤崎達也教授の指導の下で取り組んだ成果です。 本研究は、近接ビオチン化酵素AirIDとコムギ無細胞系ナノディスク法を用いて従来解析が困難であった膜タンパク質の相互作用解析技術を開発しました。この研究成果が高く評価され受賞に至りました。
令和7年1月17日(金)、BEMAC株式会社驀進ベースにて、愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センター主催による令和6年度リカレント教育プログラム「水素エネルギーセミナー」を開催しました。
本セミナーは、当学の社会連携推進機構地域専門人材育成・リカレント教育支援センターの支援の下、「水素エネルギー」に関するリカレント教育、および地域と連携した人材育成活動を目的として令和4年度から実施しているもので、今回で3度目の開催となります。
セミナーには、環境・エネルギー工学センターの研究連絡協議会の企業をはじめ、県内外、特に東予地域の企業のみなさま、13名にご参加いただきました。
セミナーは、講義を第一部、実習を第二部として二部制で開催いたしました。
第一部では、まず、水素エネルギーについての理解を深めるために、環境・エネルギー工学センター長の中原真也教授より、「水素のカーボンニュートラルでの活用と燃焼利用」と題し、カーボンニュートラルにおける水素の重要性や、燃料としての特徴、さらに水素キャリアのひとつとして注目されているアンモニアの燃焼特性について、化学式や燃焼速度のグラフ等を用いた講義がありました。
次に、同副センター長の板垣吉晃教授より、実際に水素エネルギーを活用するにあたり、「水素の製造と発電利用」と題して、水素の活用状況や製造コスト、燃料電池の構造や発電力を踏まえた活用の展望、そして水素製造を具体化する水電解法についての講義がありました。
そして、第一部から第二部への移行に向けて、セミナーまとめとして同副センター長の三宅洋教授より、河川生物の生態系に気候変動に影響をもたらしている現状を踏まえたカーボンニュートラル社会実現の必要性についてお話がありました。
第二部では、実際に水素エネルギーを利用する燃料電池セルを作成し、発電効率などを計測・評価する実習を、板垣吉晃教授の指導のもと実施しました。実習には愛媛大学の学生も補助として参加しました。水素エネルギーを発生させる実験器具や計測装置を用いて、水電解での水素の製造や電解効率の計算・評価、水素エネルギーの力でプロペラを回したり発電効率の数値を計算・評価したりすることで、肌身を以って水素エネルギーの製造から活用までを体験する貴重な実習となりました。
工学部附属環境・エネルギー工学センターは、今後も、環境やエネルギーに関わる技術開発及び人材育成に取り組んでまいります。