ガジャマダ大学の教員が工学部を訪問されました【12月18日(水)】

 令和元年12月18日(水),国際学術協定校であるインドネシア・ガジャマダ大学からSudaryono評議員長,Samsul Kamal 評議員,Nizam工学部長ら12人が来学されました。
 本学工学部とガジャマダ大学工学部は,2007年に大学間の学術交流協定を締結後,複数の学生教育プログラムや教員間の共同研究を通して密に交流が行われています。
 一行はまず工学部長室を訪問され,本学工学部長・コース長らと意見交換を行い,今後より一層学術・学生交流を発展させることが確認されました。

 

 その後,本学工学部国際連携委員らと交換留学プログラムやダブルディグリープログラムの継続,来年度のジョイントセミナーの開催等について打合せを行いました。

 ガジャマダ大学工学部とは,今後関係をますます友好的・協力的なものとし,教育・研究等の交流がますます進展することが期待されます。

令和元年12月4日(水)に,愛媛大学工学部附属社会基盤 i センシングセンター看板除幕式を開催しました。

 愛媛大学工学部は,社会基盤の維持管理のための開発支援及び人材育成を通じて,地域の課題を解決し,地域の発展及び安全安心なまちづくりに貢献することを目的として,附属社会基盤 i センシングセンターを設置し,12月4日(水)工学部本館玄関前で看板除幕式を行いました。
 当日は,大橋裕一学長,理事をはじめ,高橋寛工学部長,中畑和之センター長,河合慶有副センター長及びセンター兼任教員が出席し,盛大に行われました。
 専門分野別の3部門(センシング,アナリシス,ソリューション)に兼任教員を配置し,センター長,副センター長のもと,地域の発展のためにオール工学で取り組んでまいります。

(左)学長及び理事  (右)工学部長、センター長及び副センター長
兼任教員
 
集合写真

大学院理工学研究科博士前期課程2年生の小林巧さんが第39回土木学会地震工学研究発表会(関西大学千里山キャンパス)で優秀講演賞を受賞しました【10月7日(月)~8日(火)】

 令和元年10月7日(月)~8日(火)に関西大学千里山キャンパスで開催された「第39回土木学会地震工学研究発表会」において、大学院理工学研究科博士前期課程2年生の小林巧さんが近年の地震被害部門で「優秀講演賞」を受賞しました。
 本賞は、地震工学研究発表会において特に優れた講演を行った40歳未満の若手研究者や技術者を対象に、地震工学研究発表会優秀講演賞が与えられます。
 発表した論文の題目は「墓石挙動調査に基づく2018年6月18日の大阪府北部の地震の揺れ評価」です。森伸一郎准教授の指導を受けて、大阪府北部地震発災時に気象庁や防災科学技術研究所から公開された推計震度分布の確からしさを検討するために、大阪平野北部地域の43墓地で合計4,234基の墓石の被害を調査しました。その調査により、推計震度分布では茨木市と高槻市の広範囲で震度6弱が推計されていたが、実際には高槻市で墓石被害がなく、震度5弱以下相当の被害であり、2段階も震度が過大に評価されていたことを明らかにし、今後の地震動研究に課題を提示しました。これらの研究の着眼点と的確な発表・質疑応答の様子が評価され、今回の受賞に至りました。

左:小林 巧さん 右:森 伸一郎准教授

 

関連サイト:土木学会第39回地震工学研究発表会HP
http://committees.jsce.or.jp/eec2/node/121

理工学研究科生産環境工学専攻機械工学コース1年生の伊澤希さんが第24回日本流体力学会中四国・九州支部講演会において学生優秀発表賞を受賞しました。

 令和元年11月30日-12月1日に愛媛大学城北キャンパスで開催された第24回日本流体力学会中四国・九州支部講演会において,理工学研究科生産環境工学専攻機械工学コース1年生の伊澤希さん(指導教員 松浦一雄准教授)が,学生優秀発表賞を受賞しました。受賞した講演題目は「ドローンを用いた連続的漏洩水素センシングにおけるロータ気流の影響」です。
 伊澤さんの研究グループは,安全・安心な水素利用社会の構築を目指し,水素漏洩を高速かつ確実に検知できる技術を開発しています。特に,ドローンに小型水素センサを搭載した飛行型水素センシングシステムを提案・開発しています。水素は軽い気体で,空気によって拡散されやすい一方,このシステムではドローンに伴うロータ気流が水素センシングシステムの成立性に与える影響が未解明でした。研究グループは,漏洩拡散実験および数値流体力学計算によって,その影響を解明してきました。この研究を通して明らかになった知見を,システムのさらなる発展に活かしてまいります。
 本研究を実施するにあたり,新コスモス電機株式会社様にμ-CSセンサをご提供いただきました。

受賞対象講演:
「ドローンを用いた連続的漏洩水素センシングにおけるロータ気流の影響」
伊澤希(愛媛大),阿部元(愛媛大),中原颯太(愛媛大),松浦一雄(愛媛大),井上雅弘(元九州大)

受賞した、伊澤 希さん
賞状
 

船舶海洋工学センター 特別講演会を開催しました 【12月6日(金)】

 令和元年12月6日(金),愛媛大学工学部E421教室において愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センター特別講演会を開催しました。
 今年度後期より機械工学科3年生向けに新規開講された「海洋工学入門」の授業内で,東京大学名誉教授・木下健先生に「海洋再生エネルギー利用の現状と今後の展望」と題し,講演いただきました。
 講演後に行われた質疑応答では,学生から活発な意見が飛び交い,大変有意義な時間となりました。
 また,今回はコンソーシアム参加企業の方,センター兼任教員らも参加し,熱心に耳を傾けていました。

 

遺伝暗号の読み取りを強化するtRNAのメチル化の仕組みを 構造解析と生化学解析によって解明

 化学生命科学コースの堀 弘幸教授、平田 章講師、大学院生の岡田圭祐さん、吉井一晃さん、学部生の白石裕之さんの研究グループは、高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所の清水信隆教授のグループと共同で、tRNAの遺伝情報読み取り部位(アンチコドン)のメチル化酵素複合体・Trm7-Trm734の構造解析を行ない(図)、生化学解析を併用して、どうして、このタンパク質複合体が特定のtRNAのみに作用するのか、またTrm734はメチル基転移反応でどういう役割を持っているのかを解明しました。tRNAのアンチコドン一文字目のメチル化は、遺伝暗号の読み取りを強化し、タンパク質合成でのエラー頻度を低下させます。ヒトでは、このメチル化の欠損は、X染色体リンク精神発達遅滞を引き起こします。したがって、本研究はタンパク質合成の仕組みの一端を解明したものですが、ヒトの遺伝形質の発現の理解や新たな遺伝子診断法の開発にも基本情報を与えるものです。
 本研究の成果は、2019年10月5日、Nucleic Acids Research(IF=11.147)電子版に先行掲載されました。また、全学HPのプレスリリースでも紹介されました。

URL:https://www.ehime-u.ac.jp/data_relese/data_relese-105529/

第2回船舶海洋工学センター技術連絡会を開催しました 【11月6日(水)】

 令和元年11月6日(水),みなと交流センター(はーばりー・みなとホール)にて,第2回愛媛大学工学部附属船舶海洋工学センター技術連絡会を開催しました。
 まず,豊田洋通 船舶海洋工学センター長が「液中プラズマの紹介と造船への応用」,愛媛大学工学部 岩本幸治准教授が「流れ場をクラスタリングする方法」と題し,講演を行いました。次に,都築伸二教授が「IoT時代における産学官連携の新たな可能性」について講演した後,一般社団法人九州テレコム振興センター専務理事 広岡 淳二氏がSCOPE事業の事例等について報告しました。

豊田洋通 船舶海洋工学センター長の講演の様子
岩本幸治 准教授
 
都築伸二 教授
一般社団法人九州テレコム振興センター専務理事                広岡 淳二 氏
 

推薦入試Ⅰに合格した入学予定者に対して,入学前予備教育を実施します。

 愛媛大学工学部では,推薦入試Ⅰに合格した入学予定者に対して,入学までの期間を有意義に過ごし入学後の学習の準備となるよう,本学において入学前予備教育を実施しています。
 実施科目名と実施方法は,以下のとおり予定しています。

機械工学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。
知能システム学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。
電気電子工学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】

e-ラーニングシステムを用いて学習。
数学:教科書(数学Ⅲの内容を含む)を用いて学習し,指定された問題を解きレポートを提出。入学前でも質問可。
理科:教科書・問題集を用いて学習,答案と感想をメールで提出。
外国語:TOEIC試験の受験奨励。勉強方法と感想をメールで提出。

コンピュータ科学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
外国語:英語

【実施方法】
数学:教科書の問題を解いてレポートを提出,または e-ラーニングシステムを用いる学習。
外国語:指定する英語の参考書の演習問題を解き⼊学後に提出,または,e-ラーニングシステムを用いる学習。
材料デザイン工学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A,数学B(「数列」と「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理,化学基礎,化学
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。
化学・生命科学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A,数学B
理科:化学基礎,化学,物理基礎,物理
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。
演習の内容に関連した教科書がシステムの中に備えてあるので,適宜活用。
社会基盤工学コース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。
社会デザインコース 【科目名】
数学:数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B(「数列」,「ベクトル」)
理科:物理基礎,物理
外国語:英語

【実施方法】
e-ラーニングシステムを用いて学習。

工学部附属船舶海洋工学センターが 四国溶材(株)との共同研究を開始します。

 このたび、工学部付属船舶海洋工学センター所属の水口隆准教授と小原昌弘教授の研究グループは、今治市に本社のある四国溶材株式会社(代表取締役社長 村上裕一)との間で、溶接技術の開発に関する共同研究契約を締結し、研究をスタートさせました。
 工学部では、地域産業と大学の研究との連携をより一層強化するために、主要な技術分野ごとに、対応するセンターを設置し、地域産業の課題解決に貢献していく体制を構築中です。船舶海洋工学センターは、そのうちの一つで、愛媛県の代表的産業である造船業、舶用工業に対応し、課題解決に向けた共同研究の推進、船舶海洋分野の学部教育の強化を目的として平成30年6月に設置されました。
 造船業において、鋼板同士を繋いで船体を建造していくためには、溶接技術は必要不可欠な生産技術です。大型タンカーの建造では、総溶接長さは東京―大阪間に匹敵する600kmにも達することから、溶接の能率を上げ、溶接時間が短縮できれば、船体建造期間の大幅な短縮につながります。この共同研究では、溶接の高能率化に向けた研究開発に取り組み、造船業の国際競争力の強化に寄与することを目的としています。

理工学研究科 河合 慶有准教授の論文が海外の論文サイトへ掲載されました。

理工学研究科 河合准教授の論文が,海外の3論文サイトへ掲載されました。
詳細は以下のURLをご参照ください。

EurekAlert!
https://eurekalert.org/pub_releases/2019-09/eu-cro092019.php

AlphaGalileo
https://www.alphagalileo.org/en-gb/Item-Display/ItemId/183067

asia research NEWS
https://admin.asiaresearchnews.com/content/corrosion-resistance-steel-bars-concrete-when-mixed-aerobic-microorganisms