令和3年度 安全週間企画「キ・ケ・ンをさがせ!」の表彰式を開催しました【7月7日(水)】

 工学部では安全衛生活動の一環として、全国安全週間に合わせた企画「キ・ケ・ンをさがせ!」を行っています。これは日常の就業、就学時において「キケン」を感じた事例を、工学部の教職員及び学生から募集し、「キケン」の把握および改善を行うことにより、事故を未然に防ぐための活動です。
 応募された事例について工学部の安全衛生委員会で審議を行い、今年度は学生から最優秀賞1件(西浦 有輝さん)、教職員から最優秀賞1件(横田 篤さん、新谷 公平さん)を選出し、7月7日(水)に表彰しました。
 応募いただいた事例は、今後の安全安心な教育研究環境づくりに役立ててまいります。

平岡 工学部安全衛生委員長による表彰式の様子

 

西浦 有輝さん
横田 篤さん
 

令和3年度科学体験フェスティバル開催中止のお知らせ

 令和3年11月13日(土)・14(日)に開催を予定しておりました「令和3年度科学体験フェスティバル」について、新型コロナウイルス感染が拡大している現状で、依然として収束する見通しが立っていないことから、来場者及び関係者の健康や安全面を第一に考え、昨年に引き続き、今年の開催は中止することを決定しましたので、お知らせします。

 本年度の開催を楽しみにされていた皆様には、大変残念なお知らせとなりますが、何卒ご理解いただきますようお願いします。

 来年こそは、新型コロナウイルスが収束し、本フェスティバルが無事に開催できますことを切に願っております。

理工学研究科生産環境工学専攻機械工学コース2年生の滝本和人さんが第27回日本流体力学会中四国・九州支部講演会において学生優秀発表賞を受賞しました【令和3年6月5日(土)】

 令和3年6月5日に広島大学で開催された(zoomオンライン開催)第27回日本流体力学会中四国・九州支部講演会において、理工学研究科生産環境工学専攻機械工学コース2年生の滝本和人さん(指導教員 松浦一雄准教授)が、学生優秀発表賞を受賞しました。受賞した講演題目は「リングトーンに関する実験および直接音解析」です。 滝本さんの研究グループは、空気の流れから発生する音を予測する際に重要となる渦と音波の相互作用に関する研究を行っています。円形噴流の下流にリングを置くと音が出ることが発表されて以来56年間、何故音が出るのか殆ど分かっていませんでしたが、本研究により圧縮性Navier-Stokes方程式を忠実に数値計算することでこの音の発生機構をコンピュータシミュレーションし、詳細に解明出来るようになりました。なお、本研究を実施するにあたり、新日本フエザーコア株式会社様にハニカムコアをご提供いただきました。また、コンピュータシミュレーションにあたり宇宙航空研究開発機構(JAXA)のスーパーコンピュータであるJSS3を利用させていただきました。

受賞対象講演

「リングトーンに関する実験および直接音計算」
滝本和人(愛媛大)、松浦一雄(愛媛大)

受賞した滝本さんと実験に用いた風洞
賞状

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理工学研究科生産環境工学専攻の黄木景二教授が日本材料学会学術貢献賞を受賞しました【令和3年5月29日】

 理工学研究科生産環境工学専攻の黄木景二教授が,日本材料学会学術貢献賞を受賞し,5月29日,日本材料学会第70期通常総会・学術講演会(オンライン開催)において授賞式が行われました。本賞は材料学に関する顕著な研究業績及び学会に対する顕著な貢献をすることによって,材料学の進歩発展に寄与したと認められる満55歳未満の正会員個人に授与される賞です。受賞の対象となった研究は「炭素繊維強化プラスチックの時間・速度・温度依存変形損傷挙動に関する研究」です。時間,負荷速度,環境温度の影響を受ける複雑な現象である炭素繊維強化プラスチックの変形損傷挙動を,実験,力学モデル及び数値シミュレーションによって詳細に解明したことが評価され,今回の受賞に至りました。

受賞した黄木教授

大学院博士前期課程推薦入試特別選抜Ⅰ募集要項が発表されました

大学院博士前期課程推薦入試特別選抜Ⅰ募集要項が発表されましたので、お知らせいたします。

詳細は以下のURLよりご確認ください。

【外部リンク】

https://www.ehime-u.ac.jp/entrance/graduate/master-2/(愛媛大学HP)

https://www.eng.ehime-u.ac.jp/rikougaku/site_info/index.html(理工学研究科HP)

工学部情報工学科3年生による開発チーム「蜜柑の呼吸」が2020年度enPiTビジネスシステムデザイン分野ワークショップで技術賞を受賞しました 【2月22日(月)】

 2021年2月22日(月)オンラインで開催された2020年度enPiTビジネスシステムデザイン(BizSysD)分野ワークショップにおいて、工学部情報工学科3年の浅野美咲さん、小澤真里亜さん、塩谷晃平さん、畠垣光希さん、廣田雄大さんによる5人のチームが技術賞を受賞しました。
 浅野さんらのチーム「蜜柑の呼吸」は、専門教育科目「システムデザイン」(担当教員:甲斐博准教授、⿊田久泰准教授、宇⼾寿幸准教授)において、日記形式を通して視覚障がいを疑似体験できるVR(システム名:Para Diary[パラ・ダイアリー])を企画開発しました。本科目「システムデザイン」は文部科学省によるプログラム委託事業『成⻑分野を⽀える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)』における愛媛大学・発展学習の1科目です。浅野さんらは、enPiT BizSysD分野の連携校10大学からの選抜10チームとして、今回、オンライン発表を行いました。先端技術を使いこなしている、新たな技術を提案しているという評価基準「技術」の点で開発成果Para Diaryが高く評価され、今回の技術賞の受賞に至りました。

※『成長分野を⽀える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)』とは、文部科学省が革新的・先導的な教育研究プログラムの開発と卓越した教育研究拠点の形成を目的に行う補助金事業のひとつで、本プログラムでは、情報技術を高度に活用して社会の具体的な課題を解決できる人材の育成機能を強化するため、産学協働の実践教育ネットワークを形成し、課題解決型学習(PBL)等の実践的な教育を推進し広く全国に普及させることを目的としています。本学は2016年度からの「第二期enPiT」の「ビジネスシステムデザイン(BizSysD)分野」と「組込みシステム(Emb)分野」の連携大学として、工学部情報工学科(現在の工学部工学科コンピュータ科学コースおよび応用情報工学コース)が中心となり、その推進にあたっています。

┃参考HP
・enPiT HP https://www.enpit.jp/
・enPiTビジネスシステムデザイン分野(通称:BizSysD) HP https://bizsysd.enpit.jp/

Para Diary[パラ・ダイアリー]の一場面
チーム集合写真
 

理工学研究科尾崎 良太郎准教授がパワーアカデミー萌芽研究優秀賞を受賞しました。

  大学院理工学研究科電子情報工学専攻の尾崎 良太郎准教授が、パワーアカデミー萌芽研究優秀賞を受賞しました。

 パワーアカデミー萌芽研究優秀賞は、パワーアカデミー研究助成の成果報告会において、電気工学分野の発展や産学連携の促進という観点から、特に優れた萌芽研究の成果を発表した者に対して与えられるものです。パワーアカデミー会員企業による厳正な審査の結果、尾崎准教授の研究テーマ「連成シミュレーションによる低密度ポリエチレンの特異な空間電荷蓄積とパルス電流のメカニズムの解明」が高く評価され受賞に至りました。

令和2年度 船舶海洋工学センターオンライン講演会を開催しました 【3月10日(水)】

 令和3年3月10日(水)に船舶海洋工学センターオンライン講演会を開催しました。
 始めに,田中進 船舶海洋工学センター長から挨拶後,今年度のセンター活動報告を行いました。
 次に,大阪大学名誉教授・船舶海洋工学センターアドバイザーである村川英一氏に「生産技術革新のための溶接シミュレーション-くらべる技術から考えるものづくりへ-」と題し,講演いただきました。講演後には,出席者との専門的な質疑応答や意見交換が行われました。
 続いて,愛媛大学大学院理工学研究科・朱霞教授が「有限要素法を用いた構造解析」と題しシーズ紹介を行いました。
 この日はコンソーシアム参加企業,工学部教職員ら約50人が参加し,大変有意義な時間となりました。

 

「先輩が愛媛大学工学部に入学を決めた理由」を掲載しました。

株式会社フロムページ主催で行っている「テレメール全国一斉進学調査」の結果を取りまとめた、「先輩が愛媛大学工学部に入学を決めた理由」を公開しました。

愛媛大学工学部へ入学した先輩方の生の声を知ることができますので、
本記事下のリンクもしくはトップページの下部バナーからアクセスして、是非、チェックしてみてください!

〈リンク〉先輩が愛媛大学工学部へ入学を決めた理由(外部サイト)

大学院理工学研究科博士後期課程の三宅賢二さん(修了生)と神野教授、池田准教授らが、2020年度(第32回)照明学会論文賞を受賞しました。

 大学院理工学研究科博士後期課程の三宅賢二さん(2019年3月修了。西日本高速道路エンジニアリング四国株式会社勤務)と主指導教員である神野雅文教授、同研究室の池田善久准教授らが、2020年度(第32回)照明学会論文賞を受賞しました。照明学会論文賞は、一般社団法人照明学会より、過去2年間の照明学会誌、英文誌に掲載された論文の中から特に優れたものの著者に対して与えられる賞です。

 三宅さんらは高速道路トンネル内の路上落下物に起因する自己発生件数を低減させるため、トンネル内の視認性改善に効果的な照明制御方式の研究を行ってきました。

 受賞した論文は2019年にJournal of Science and Technology in Lightingに採録されたもので、トンネル空間内の光の配光制御、色温度制御、および高速点滅による点灯時間制御を組み合わせる新しい手法を提案し、従来の照明方式では視認が困難な路上落下物について視認性が大幅に改善できることを示しました。

 今回の照明学会論文賞の受賞は、三宅さんらの提案する照明手法の独創性とその効果の有効性が高く評価されたものです。

 また主指導教員の神野教授は常に評価の高い研究成果を発表しており、照明学会論文賞は通算で3度目の受賞で本賞の最多受賞となります。

受賞した三宅さん

 

受賞論文

Kenji Miyake, Syunsuke Ota, Daiki Shigematsu, Koji Ohkusa, Yoshihisa Ikeda, Masafumi Jinno
“Visibility Improvement in Expressway Tunnels by Optimizing the Color Temperature and Light Distribution of the Pulse-operated LED Luminaires”
Journal of Science and Technology in Lighting, Vol.42, pp.22-28, 2019.