工学部広報誌「Shake Hands Vol.10」を発刊しました【令和7年10月10日】

工学部広報誌「Shake Hands」の最新号、Vol.10を発刊しました。

最新号では、表紙応用化学・高井和幸教授のコラムが掲載されており、研究室紹介では情報工学・梶原智之准教授の自然言語処理研究室(梶原研)をご紹介しております。
また、恒例のエヒメジソンでは2名の工学部の教員が、研究内容を紹介しております。

「Shake Hands」は工学部本館玄関でも配布しておりますので、是非、お手に取ってご覧ください。

最新号・バックナンバーはこちらからご覧ください。

【掲載内容】

表紙コラム:「楽しい時間」 応用化学講座 高井 和幸 教授

研究室紹介:自然言語処理研究室(梶原研) 情報工学講座 梶原 智之 教授

エヒメジソン:
「海を守り、次世代を守る。MP(マイクロプラスチック)研究の最前線」 環境建設工学講座 日向 博文 教授

「高密度プラズマが拓く、資源と環境の未来」 機械工学講座 向笠 忍 教授

えひめ海事産業協働コンソーシアム及び海事産業特別コース設置記念シンポジウムを開催しました【9月26日(金)】

令和7年9月26日(金)、今治地域地場産業振興センターにおいて、えひめ海事産業協働コンソーシアム及び愛媛大学工学部海事産業特別コースの設置を記念した「海事産業×地域(海事都市・今治)×大学(愛媛大学)連携シンポジウム2025 〜知と技術の融合で拓く海事都市今治の未来〜」を開催しました。

コンソーシアム参加企業、今治地域の造船・舶用企業、自治体関係者、本学教職員など約100人が参加しました。

開会にあたり、仁科弘重愛媛大学長及び徳永繁樹今治市長から挨拶があり、今治を拠点とした海事産業と大学、地域との連携強化への期待が述べられました。続いて、森脇亮愛媛大学工学部長から海事産業特別コース設置の趣旨説明が行われました。

仁科学長による開会の挨拶
徳永市長による開会の挨拶
森脇工学部長による趣旨説明

 

第1部では、二宮崇教授(愛媛大学工学部)から「スーパーコンピュータとAIで広がる海事産業の可能性」と題した講演、また、田村顕洋氏(四国運輸局長)から「海事産業における国の取組み」についての講演が行われ、参加者は最新の研究・行政の動向に理解を深めました。

二宮崇教授による講演
田村顕洋氏による講演

 

第2部では、「次世代を担う人材像と目指す海事人材育成エコサイクルとは」をテーマに、森克司氏(株式会社新来島どっく 代表取締役社長)、檜垣彰英氏(今治造船株式会社 執行役員)、本宮英治氏(BEMAC株式会社 専務取締役 グループCTO)、長野幸治氏(今治市産業部長)、松下正史教授(愛媛大学今治サテライト長・工学系長特別補佐)の5名が登壇し、産官学それぞれの立場から意見を交わしました。

パネルディスカッションの様子

 

閉会にあたり、菅規行愛媛県副知事より、今後の海事人材育成や地域産業発展に向けたさらなる連携への期待が示されました。 

菅規行愛媛県副知事による閉会の挨拶

 

本シンポジウムを通じて、大学・地域・産業界が一体となった人材育成と研究推進の重要性が共有され、海事都市・今治の未来を拓く新たな一歩となりました。

「第32回 観てさわって 科学、体験2025フェスティバル」を開催します【11月8日(土)~9日(日)】

児童・生徒を対象に、体験を通じて「自然科学・工学」の面白さや「ものづくり」のすばらしさを感じていただき、将来、世界で活躍する科学者や技術者を目指していただくことを目的として「科学、体験2025フェスティバル」を下記のとおり開催します。

顕微鏡を使っての観察や、オリジナルキーホルダーの作成、ドローン操作、模型飛行機体験、LEGOロボットの組立体験など、様々な企画をご用意しております。

是非、ご家族でご参加ください!

※詳細は、こちらの「ガイドブック2025」からご覧ください。(PDF 1,579KB)
 

日  時: 令和7年11月8日(土) 10時00分〜16時00分
      令和7年11月9日(日) 10時00分〜16時00分
      (※両日、15時30分受付終了)

会  場: 愛媛大学共通講義棟C(松山市文京町3番 愛媛大学内)

駐車場 : 無し
      ※公共交通機関をご利用下さい。
       (最寄り駅 伊予鉄道市内電車 環状線「松山赤十字病院前」下車)

主  催: 愛媛大学工学部・社会共創学部

共  催: 四国電力株式会社

特別協賛: 株式会社伊予銀行、今治造船株式会社

協  賛: 一般社団法人 電気学会四国支部、一般社団法人 照明学会四国支部、公益社団法人 土木学会四国支部愛媛地区、
      公益社団法人 応用物理学会中国四国支部

後  援: 愛媛県教育委員会、松山市教育委員会、公益社団法人 日本化学会中国四国支部

【要事前申込】令和7年度環境・エネルギー工学ミーティングを開催【11月27日(木)13:30-】

愛媛大学は、環境やエネルギーに関わる技術開発及び人材育成を通じて、地域産業の創生と活性化並びに諸課題解決に貢献することを目的として、「工学部附属環境‧エネルギー工学センター」を設置しています。

このミーティングでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた国や企業の取り組みについて2名の講師にご講演いただくとともに、センター教員の研究を学生がポスターセッションで紹介します。

ミーティング閉会後は、参加者交流会も実施いたします。
関心をお持ちの方はぜひご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております。

 

日  時 令和7年11⽉27⽇(木) 13時30分〜16時45分
                 (※17時00分~ 参加者交流会を開催します)

場  所 13時30分~ 愛媛大学南加記念ホール
     15時20分~ 愛媛大学E.U. Regional Commons 1階 NP地域交流ルーム(ポスターセッション)
     17時00分~ 愛媛大学校友会館 1階 メイプル(参加者交流会)

共  催 愛媛県、愛媛大学研究協力会カーボンニュートラル推進研究部会

対  象 どなたでもご参加いただけます。

参加申込 以下の申込フォームからお申し込みください。
     申込フォームはこちら

申込締切 令和7年11⽉17⽇(月)

参加費  無料(※参加者交流会にご参加される方は、参加費4,000円を当日会場で集金いたします。)

詳  細 以下のチラシをご参照ください。

※PDF版はこちらからご覧ください。(PDF 377KB)

関連リンク
・愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センターについてはこちらからご覧ください。
(愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センターWEBサイトへジャンプします。)

・愛媛大学研究協力会カーボンニュートラル推進研究部会についてはこちらからご覧ください。
(愛媛大学研究・産学連携推進機構産学連携推進本部WEBサイトへジャンプします。)

令和7年度第1回えひめ海事産業協働コンソーシアム会議を開催しました【9月26日(金)】

令和7年9月26日(金)、今治地域地場産業振興センターで、令和7年度第1回えひめ海事産業協働コンソーシアム会議を開催しました。

「えひめ海事産業協働コンソーシアム」は愛媛で学び育った高度エンジニアが、海事産業に携わり、その継続的な発展を⽀える循環を生み出すための取組みを、海事産業界、行政及び⼤学が連携して推進することにより、地域の海事産業の発展、造船技術の⾼度化の推進並びに諸課題解決に貢献できる人材養成に資することを目的とし令和6年11月1日付で設置いたしました。

会議では、活発な意見交換が行われました。

えひめ海事産業協働コンソーシアムは、今後も、地域の海事産業の発展、造船技術の高度化の推進並びに諸課題解決に取り組んでまいります。

コンソーシアム会議の様子

令和7年度第2回えひめ海事産業協働コンソーシアム運営会議を開催しました【7月7日(月)】

令和7年7月7日(月)、今治地域地場産業振興センターで、令和7年度第2回えひめ海事産業協働コンソーシアム運営会議を開催しました。

「えひめ海事産業協働コンソーシアム」は愛媛で学び育った高度エンジニアが、海事産業に携わり、その継続的な発展を⽀える循環を生み出すための取組みを、海事産業界、行政及び⼤学が連携して推進することにより、地域の海事産業の発展、造船技術の⾼度化の推進並びに諸課題解決に貢献できる人材養成に資することを目的として昨年11月1日付で設置いたしました。

えひめ海事産業協働コンソーシアムは、今後も、地域の海事産業の発展、造船技術の高度化の推進並びに諸課題解決に取り組んでまいります。

コンソーシアム運営会議の様子

【プレスリリース】画像解析AIで河川を流れるプラスチックを遠隔監視【10月1日(水)】

河川浮遊プラスチック輸送を定量化する新ソフトウェアを開発

 

愛媛大学大学院理工学研究科の片岡智哉准教授らの研究グループ(八千代エンジニヤリング株式会社、日本エヌ・ユー・エス株式会社、オランダ・ワーゲニンゲン大学 Tim van Emmerik 准教授との共同研究)は、深層学習を活用した画像解析AIにより、河川を流れるプラスチックを検出・分類・追跡するソフトウェアを開発しました。

これまでの河川調査は目視観測に頼っており、多大な労力を要するうえ、洪水時には危険を伴うため継続的な調査が困難でした。本研究で開発したソフトウェアは、動画映像から自動的にプラスチックを分類・追跡し、輸送量を算定することを可能にしました。 これにより、陸域から海域へと流出するプラスチックの実態把握に大きく貢献し、今後の環境政策の検討や対策の効果検証に資することが期待されます。本研究成果は、国際学術誌Water Researchに掲載されました。

詳細はこちらからご覧ください。(愛媛大学HPへジャンプします。)

開発したソフトウェアの解析の流れ

 

大学院理工学研究科博士前期課程2年の淺山奨太さんが第50回複合材料シンポジウムにて林学生賞(最優秀学生賞)を受賞しました【9月19日(金)】

2025年9月18日(木)から19日(金)にかけて開催された第50回複合材料シンポジウムにおいて、大学院理工学研究科産業基盤プログラム機械工学分野博士前期課程2年の淺山奨太さんが林学生賞(最優秀学生賞)を受賞しました。

本賞は、日本複合材料学会が主催する複合材料シンポジウムにおいて、学生による口頭発表の中から最も優れた1件に授与されるものです。

受賞した講演題目は「広帯域3次元振動減衰のための炭素繊維強化八面体inertial amplificationメタマテリアル」です。
淺山さんは水上孝一准教授(東京都立大学、前所属:愛媛大学)より指導を受け、幅広い周波数域での3次元振動減衰に適した複合材inertial amplificationメタマテリアル構造を提案しています。複合材3Dプリンティングの設計自由度が提案構造のバンドギャップ拡大に有効であることを明らかにしました。このような新規性と実証的な成果が高く評価され、今回の受賞に至りました。

授賞式にて(左から日本複合材料学会会長、受賞した淺山さん、水上准教授)

大学院理工学研究科博士後期課程2年生のDankyi Benedicta ObenewaaさんがThe 23rd Awaji International Forum on Infection and Immunity(第23回あわじ感染と免疫国際フォーラム)において「Poster Award」を受賞しました【9月12日(金)】

本フォーラムは令和7年9月10日(水)~12日(金)、淡路夢舞台国際会議場にて開催され、日本を代表する感染症学・免疫学の国際学会として20年以上の歴史を誇ります。最優秀ポスター発表に贈られる本賞は、参加者の投票によって決定され、今回、大学院理工学研究科博士後期課程2年(プロテオサイエンスセンター(PROS)マラリア研究部門)の Dankyi Benedicta Obenewaa(デンチ ベネディクタ オベネワー)さんを含む2名に授与されました。

Dankyiさんの発表演題は、“Antibody Response to PfEMP1 Domains Associated with Clinical Malaria Protection in Burkinabe Children Under Five”(ブルキナファソの5歳以下の子供における臨床マラリア抵抗性に関連するPfEMP1ドメインの抗体応答)であり、高島英造教授の指導のもと取り組んだ研究成果です。

マラリア原虫に繰り返し感染することで、症状を示さず重症化や死亡に至らない「マラリア抵抗性」が成立します。この事実はマラリアワクチンの理論的可能性を支える根拠の一つです。しかし、マラリア原虫は約5,400種類のタンパク質を持ち、抵抗性に寄与する抗体の標的分子を特定することは容易ではありません。私たちは、原虫感染赤血球の表面に発現する多様性に富むタンパク質PfEMP1に注目し、271種類すべてを世界に先駆けてコムギ無細胞系で発現させることに成功しました。

流行地では通常、5歳前後までにマラリア抵抗性が獲得されますが、反対に、5歳未満の子供たちはマラリアの主要な犠牲者となっています。Dankyiさんは、ブルキナファソの5歳以下の子供の血液サンプルを用いてPfEMP1に対するIgG、IgM抗体応答を測定し、マラリア臨床データと比較解析することで、マラリア抵抗性に重要なPfEMP1抗原を網羅的に特定することに成功しました。

この成果は、マラリア抵抗性の分子メカニズムの解明に大きく近づくとともに、次世代マラリアワクチン開発に向けた新たな道を切り拓くものです。今回の受賞は、博士課程の学生による研究成果が国際的に高く評価された証であり、今後のさらなる活躍が期待されます。

受賞したDankyiさん

【事前要申込】愛媛大学建築・社会デザインコース設立記念伊東豊雄先生客員教授就任記念講演会を開催【11月1日(土)13:00-】

令和8年度より、愛媛大学工学部に建築・社会デザインコースが設立されます。

建築・社会デザインコースの設立にあたり、建築家・伊東豊雄先生が客員教授へ就任いたします。
つきましては、この度、建築家・伊東豊雄先生の客員教授就任を記念し、下記のとおり講演会を開催します。

どなたでもご参加いただけますので、この機会にぜひご来場ください。

日時

令和7年11月1日(土)13:00~(開場12:30~)

場所

愛媛大学コラボハウスホール(対面開催)
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。

定員

300人(※要予約。定員を超える場合には申し込みを締め切ります。)

対象

どなたでもご参加いただけます。高校生の方の参加も歓迎いたします。
工学部建築・社会デザインコースに興味のある方は是非ご参加ください。

参加費

無料

講演者

「現代日本における建築教育」 小野田 泰明(日本建築学会 会長・東北大学 教授)
「建築・社会デザインコース説明」 三宅 洋(愛媛大学 教授)
「瀬戸内から次代の建築や生活を考える」 伊東 豊雄(愛媛大学 客員教授) 

パネルディスカッション「これからの地域と建築」 
伊東 豊雄(前掲)、小野田 泰明(前掲)、青野 睦(愛媛県 観光スポーツ文化部)、矢野 寿洋(愛媛大学 准教授)

参加申込

以下のサイトからお申し込みください。
申込ページはこちら
【申込期日】2025年10月31日まで
      ※定員を超える場合には期日前に締め切る場合もありますので、あらかじめご了承ください。

主催

愛媛大学建築・社会デザインコース実行委員会
(愛媛大学大学院理工学研究科環境建設工学講座内)

後援・共催

愛媛県建築士会・愛媛県建築士事務所協会・愛媛県建設業協会・日本建築学会四国支部(共催)・日本都市計画学会中国四国支部(共催)

詳細

以下のチラシをご参照ください。

 

※PDF版はこちらからご覧ください。(PDF 341KB)

お問い合わせ先

愛媛大学 建築・社会デザインコース 実行委員会
ehime.uni.archi@gmail.com