【要事前申込】令和7年度環境・エネルギー工学ミーティングを開催【11月27日(木)13:30-】

愛媛大学は、環境やエネルギーに関わる技術開発及び人材育成を通じて、地域産業の創生と活性化並びに諸課題解決に貢献することを目的として、「工学部附属環境‧エネルギー工学センター」を設置しています。

このミーティングでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた国や企業の取り組みについて2名の講師にご講演いただくとともに、センター教員の研究を学生がポスターセッションで紹介します。

ミーティング閉会後は、参加者交流会も実施いたします。
関心をお持ちの方はぜひご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております。

 

日  時 令和7年11⽉27⽇(木) 13時30分〜16時45分
                 (※17時00分~ 参加者交流会を開催します)

場  所 13時30分~ 愛媛大学南加記念ホール
     15時20分~ 愛媛大学E.U. Regional Commons 1階 NP地域交流ルーム(ポスターセッション)
     17時00分~ 愛媛大学校友会館 1階 メイプル(参加者交流会)

共  催 愛媛県、愛媛大学研究協力会カーボンニュートラル推進研究部会

対  象 どなたでもご参加いただけます。

参加申込 以下の申込フォームからお申し込みください。
     申込フォームはこちら

申込締切 令和7年11⽉17⽇(月)

参加費  無料(※参加者交流会にご参加される方は、参加費4,000円を当日会場で集金いたします。)

詳  細 以下のチラシをご参照ください。

※PDF版はこちらからご覧ください。(PDF 377KB)

関連リンク
・愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センターについてはこちらからご覧ください。
(愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センターWEBサイトへジャンプします。)

・愛媛大学研究協力会カーボンニュートラル推進研究部会についてはこちらからご覧ください。
(愛媛大学研究・産学連携推進機構産学連携推進本部WEBサイトへジャンプします。)

令和7年度第1回えひめ海事産業協働コンソーシアム会議を開催しました【9月26日(金)】

令和7年9月26日(金)、今治地域地場産業振興センターで、令和7年度第1回えひめ海事産業協働コンソーシアム会議を開催しました。

「えひめ海事産業協働コンソーシアム」は愛媛で学び育った高度エンジニアが、海事産業に携わり、その継続的な発展を⽀える循環を生み出すための取組みを、海事産業界、行政及び⼤学が連携して推進することにより、地域の海事産業の発展、造船技術の⾼度化の推進並びに諸課題解決に貢献できる人材養成に資することを目的とし令和6年11月1日付で設置いたしました。

会議では、活発な意見交換が行われました。

えひめ海事産業協働コンソーシアムは、今後も、地域の海事産業の発展、造船技術の高度化の推進並びに諸課題解決に取り組んでまいります。

コンソーシアム会議の様子

令和7年度第2回えひめ海事産業協働コンソーシアム運営会議を開催しました【7月7日(月)】

令和7年7月7日(月)、今治地域地場産業振興センターで、令和7年度第2回えひめ海事産業協働コンソーシアム運営会議を開催しました。

「えひめ海事産業協働コンソーシアム」は愛媛で学び育った高度エンジニアが、海事産業に携わり、その継続的な発展を⽀える循環を生み出すための取組みを、海事産業界、行政及び⼤学が連携して推進することにより、地域の海事産業の発展、造船技術の⾼度化の推進並びに諸課題解決に貢献できる人材養成に資することを目的として昨年11月1日付で設置いたしました。

えひめ海事産業協働コンソーシアムは、今後も、地域の海事産業の発展、造船技術の高度化の推進並びに諸課題解決に取り組んでまいります。

コンソーシアム運営会議の様子

【プレスリリース】画像解析AIで河川を流れるプラスチックを遠隔監視【10月1日(水)】

河川浮遊プラスチック輸送を定量化する新ソフトウェアを開発

 

愛媛大学大学院理工学研究科の片岡智哉准教授らの研究グループ(八千代エンジニヤリング株式会社、日本エヌ・ユー・エス株式会社、オランダ・ワーゲニンゲン大学 Tim van Emmerik 准教授との共同研究)は、深層学習を活用した画像解析AIにより、河川を流れるプラスチックを検出・分類・追跡するソフトウェアを開発しました。

これまでの河川調査は目視観測に頼っており、多大な労力を要するうえ、洪水時には危険を伴うため継続的な調査が困難でした。本研究で開発したソフトウェアは、動画映像から自動的にプラスチックを分類・追跡し、輸送量を算定することを可能にしました。 これにより、陸域から海域へと流出するプラスチックの実態把握に大きく貢献し、今後の環境政策の検討や対策の効果検証に資することが期待されます。本研究成果は、国際学術誌Water Researchに掲載されました。

詳細はこちらからご覧ください。(愛媛大学HPへジャンプします。)

開発したソフトウェアの解析の流れ

 

大学院理工学研究科博士前期課程2年の淺山奨太さんが第50回複合材料シンポジウムにて林学生賞(最優秀学生賞)を受賞しました【9月19日(金)】

2025年9月18日(木)から19日(金)にかけて開催された第50回複合材料シンポジウムにおいて、大学院理工学研究科産業基盤プログラム機械工学分野博士前期課程2年の淺山奨太さんが林学生賞(最優秀学生賞)を受賞しました。

本賞は、日本複合材料学会が主催する複合材料シンポジウムにおいて、学生による口頭発表の中から最も優れた1件に授与されるものです。

受賞した講演題目は「広帯域3次元振動減衰のための炭素繊維強化八面体inertial amplificationメタマテリアル」です。
淺山さんは水上孝一准教授(東京都立大学、前所属:愛媛大学)より指導を受け、幅広い周波数域での3次元振動減衰に適した複合材inertial amplificationメタマテリアル構造を提案しています。複合材3Dプリンティングの設計自由度が提案構造のバンドギャップ拡大に有効であることを明らかにしました。このような新規性と実証的な成果が高く評価され、今回の受賞に至りました。

授賞式にて(左から日本複合材料学会会長、受賞した淺山さん、水上准教授)

大学院理工学研究科博士後期課程2年生のDankyi Benedicta ObenewaaさんがThe 23rd Awaji International Forum on Infection and Immunity(第23回あわじ感染と免疫国際フォーラム)において「Poster Award」を受賞しました【9月12日(金)】

本フォーラムは令和7年9月10日(水)~12日(金)、淡路夢舞台国際会議場にて開催され、日本を代表する感染症学・免疫学の国際学会として20年以上の歴史を誇ります。最優秀ポスター発表に贈られる本賞は、参加者の投票によって決定され、今回、大学院理工学研究科博士後期課程2年(プロテオサイエンスセンター(PROS)マラリア研究部門)の Dankyi Benedicta Obenewaa(デンチ ベネディクタ オベネワー)さんを含む2名に授与されました。

Dankyiさんの発表演題は、“Antibody Response to PfEMP1 Domains Associated with Clinical Malaria Protection in Burkinabe Children Under Five”(ブルキナファソの5歳以下の子供における臨床マラリア抵抗性に関連するPfEMP1ドメインの抗体応答)であり、高島英造教授の指導のもと取り組んだ研究成果です。

マラリア原虫に繰り返し感染することで、症状を示さず重症化や死亡に至らない「マラリア抵抗性」が成立します。この事実はマラリアワクチンの理論的可能性を支える根拠の一つです。しかし、マラリア原虫は約5,400種類のタンパク質を持ち、抵抗性に寄与する抗体の標的分子を特定することは容易ではありません。私たちは、原虫感染赤血球の表面に発現する多様性に富むタンパク質PfEMP1に注目し、271種類すべてを世界に先駆けてコムギ無細胞系で発現させることに成功しました。

流行地では通常、5歳前後までにマラリア抵抗性が獲得されますが、反対に、5歳未満の子供たちはマラリアの主要な犠牲者となっています。Dankyiさんは、ブルキナファソの5歳以下の子供の血液サンプルを用いてPfEMP1に対するIgG、IgM抗体応答を測定し、マラリア臨床データと比較解析することで、マラリア抵抗性に重要なPfEMP1抗原を網羅的に特定することに成功しました。

この成果は、マラリア抵抗性の分子メカニズムの解明に大きく近づくとともに、次世代マラリアワクチン開発に向けた新たな道を切り拓くものです。今回の受賞は、博士課程の学生による研究成果が国際的に高く評価された証であり、今後のさらなる活躍が期待されます。

受賞したDankyiさん

【事前要申込】愛媛大学建築・社会デザインコース設立記念伊東豊雄先生客員教授就任記念講演会を開催【11月1日(土)13:00-】

令和8年度より、愛媛大学工学部に建築・社会デザインコースが設立されます。

建築・社会デザインコースの設立にあたり、建築家・伊東豊雄先生が客員教授へ就任いたします。
つきましては、この度、建築家・伊東豊雄先生の客員教授就任を記念し、下記のとおり講演会を開催します。

どなたでもご参加いただけますので、この機会にぜひご来場ください。

日時

令和7年11月1日(土)13:00~(開場12:30~)

場所

愛媛大学コラボハウスホール(対面開催)
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。

定員

300人(※要予約。定員を超える場合には申し込みを締め切ります。)

対象

どなたでもご参加いただけます。高校生の方の参加も歓迎いたします。
工学部建築・社会デザインコースに興味のある方は是非ご参加ください。

参加費

無料

講演者

「現代日本における建築教育」 小野田 泰明(日本建築学会 会長・東北大学 教授)
「建築・社会デザインコース説明」 三宅 洋(愛媛大学 教授)
「瀬戸内から次代の建築や生活を考える」 伊東 豊雄(愛媛大学 客員教授) 

パネルディスカッション「これからの地域と建築」 
伊東 豊雄(前掲)、小野田 泰明(前掲)、青野 睦(愛媛県 観光スポーツ文化部)、矢野 寿洋(愛媛大学 准教授)

参加申込

以下のサイトからお申し込みください。
申込ページはこちら
【申込期日】2025年10月31日まで
      ※定員を超える場合には期日前に締め切る場合もありますので、あらかじめご了承ください。

主催

愛媛大学建築・社会デザインコース実行委員会
(愛媛大学大学院理工学研究科環境建設工学講座内)

後援・共催

愛媛県建築士会・愛媛県建築士事務所協会・愛媛県建設業協会・日本建築学会四国支部(共催)・日本都市計画学会中国四国支部(共催)

詳細

以下のチラシをご参照ください。

 

※PDF版はこちらからご覧ください。(PDF 341KB)

お問い合わせ先

愛媛大学 建築・社会デザインコース 実行委員会
ehime.uni.archi@gmail.com

令和7年度工学部人権セミナーを開催しました【9月22日(月)】

令和7年9月22日(月)、工学部はオンライン形式で人権セミナーを開催し、教職員30名が参加しました。

本セミナーは、工学部ダイバーシティ推進計画に基づき、毎年専門家を招いて実施しているもので、今年度は2部構成で行いました。朱霞工学部ダイバーシティ推進WG委員長による開会の挨拶に続き、前半は、坪田隆宏准教授が「産後パパ(出生時育児休業)体験」についてご自身の経験をもとに講演されました。後半では、(一社)アンコンシャスバイアス研究所認定トレーナーであり、愛媛大学ジェンダー協働推進センターライフキャリア相談室相談員の石井真奈先生をお迎えし、「性別にまつわる無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)への気づきを深める」と題して講演いただきました。

参加者は、仕事と生活の調和を考えるきっかけを得るとともに、無意識の思い込みに気づき、振り返りの重要性を再認識する貴重な機会となりました。

工学部では今後も、相互の尊厳を尊重し合う環境づくりに取り組み、愛媛大学のダイバーシティ推進を進めてまいります。

 

講演する坪田先生(第1部)
講演する石井先生(第2部)

大学院理工学研究科博士後期課程3年生の光井和輝さんが「第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞」を受賞しました【9月7日(日)】

令和7年9月7日に、大学院理工学研究科 機能材料工学分野 博士後期課程3年生の光井和輝さんが、第58回(2025年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。

「応用物理学会講演奨励賞」は、応用物理学会の春秋講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した若手会員の功績を称えることを目的に設けられた賞です。一般口頭講演総数の1.5%以内を限度として選び、推薦理由を付して理事会に推薦されます。

今回光井さんが受賞した講演題目は、「フッ素添加で実現するFe3O4−Bi2O3−B2O3ガラスの室温n型伝導」で、第58回(2025年春季)応用物理学会にて光井さんが発表しました。

一般に、絶縁体として知られているガラスに電子ドーピングができることを示し、すべて汎用元素から成る組成で、半導体並の電気伝導性を示す酸化物ガラスを実現したことが主な受賞理由です。

 

「2025年日本液晶学会討論会」において大学院理工学研究科博士前期課程2年生の前田裕斗さんが「若葉賞」を受賞しました【9月10日(水)~12日(金)】

令和7年9月10日(水)から12日(金)にかけて開催された「2025年日本液晶学会討論会」において、大学院理工学研究科社会基盤プログラム電気電子工学分野博士前期課程2年生の前田裕斗さんが「若葉賞」を受賞しました。

本賞は、日本液晶学会討論会において優れたポスター講演をおこなった30歳以下の若手研究者や技術者を表彰するものです。

研究発表の題目は「UV改質ポリイミド膜を用いたプレチルトパターン配向素子による回転対称な位相勾配の生成」です。
前田さんは、所属する電気物性工学研究室で、理工学研究科電気電子工学講座の尾崎良太郎教授および塚本脩仁助教より指導を受け、液晶の配向制御に関する新しい手法を開発しました。本研究では、UV光で改質したポリイミド膜を利用することで、プレチルト角を空間的に制御し、回転対称な位相勾配を実現できることを明らかにしました。これは、液晶を用いた光学素子の新たな設計指針を提示する成果として高く評価されました。

本発表では、プレゼンテーション技術のレベル、質疑に対する受け答えの能力、研究内容の理解レベル、研究のオリジナリティー、考察の裏づけと考察の論理性を高く評価され、今回の受賞に至りました。

受賞した前田さんと表彰状