工学部機械工学コース4年生の岡本孝祐さんが「日本機械学会中国四国学生会第52回学生員卒業研究発表講演会」において「優秀発表賞」を受賞しました(令和4年3月3日)

 令和4年3月3日(木)に行われた「日本機械学会中国四国学生会第52回学生員卒業研究発表講演会」(zoomオンライン開催)において、工学部機械工学コース特殊加工学研究室4年生の岡本孝祐さん(指導教員:大学院理工学研究科 豊田洋通教授・朱霞教授)が「優秀発表賞」を受賞しました。受賞した講演題目は「液中プラズマCVD法によるダイヤモンド成長に関する基礎研究」です。

 本賞は、日本機械学会中国四国学生会卒業研究発表講演会において、すばらしい口頭発表を行った学生員に対してその努力と栄誉をたたえ贈呈される賞です。本年度は約200の講演の中から25名が選ばれました。

 岡本さんの研究グループでは、愛媛大学独自の技術である液中プラズマプロセスを用いてアルコールを原料にしたダイヤモンド合成に関する研究を行っています。大幅な高速化、高い熱伝導性、過酷な状況下でも動作可能などの特性から、シリコン半導体に変わる次世代の半導体として、ダイヤモンド半導体の実用化が期待されています。しかし、基板となるダイヤモンドの合成速度が遅いという問題があり、本研究では液中プラズマ技術を用いて、その問題を解決することを目標としています。

 今回の発表では、成膜温度によって合成速度が違うことに着目し、成膜温度と合成速度の関係を解明することで実験の再現性をより高いものにしたことが高く評価されました。

受賞した岡本さん