愛媛大学大学院理工学研究科修了生の小林巧さん(令和元年度修了)が第40回土木学会地震工学研究発表会で優秀講演賞を受賞しました【10月1日(木)~2日(金)】

 令和2年10月1日(木)~2日(金)に新型コロナ禍の中、Web会議システムZoomにより開催された「第40回土木学会地震工学研究発表会」において、修了生の小林巧さん(令和元年度修了。現在、国立研究開発法人 土木研究所に勤務)が「優秀講演賞」を受賞しました。

 本賞は、地震工学研究発表会において特に優れた講演を行った40歳未満の若手研究者や技術者を対象に、地震工学研究発表会優秀講演賞が与えられます。

 発表した論文の題目は「2018年大阪府北部の地震における茨木市内の震度と地盤卓越振動数の関係」です。森伸一郎准教授の指導を受け、発災時に気象庁などから公開された推計震度分布と、墓石落下率により推定された震度の差を表層地盤の振動特性により検討し、短周期成分が卓越する地震動では震度推計が正確にできない可能性があることなどを示しました。これら研究成果と的確な発表・質疑応答の様子が評価され、今回の受賞に至りました。修士論文の成果を基にして2年度にわたり発表したものです。全国の精鋭若手研究者の中で2年連続の受賞は快挙です。今後の活躍が期待されます。

受賞した小林さん

 

関連サイト:土木学会第40回地震工学研究発表会HP(外部リンク)