令和8年8月28日(金)、えひめ東予産業創造センターにおいて、シンポジウム「愛媛から宇宙へ ~ひとづくり・ものづくり・ことづくり~」を開催しました。
本シンポジウムは、令和8年度から愛媛県内で宇宙分野の研究開発や人材育成に関する新たな取組が始まることを契機として開催したものです。宇宙産業を取り巻く最新動向や求められる技術・人材について共有するとともに、県内企業の宇宙産業への参入や産学官連携による新たな取組の創出につなげることを目的として、多くの企業関係者や教育・研究機関の関係者にご参加いただきました。
開催にあたり、仁科弘重学長の挨拶を森脇亮工学部長が代読し、シンポジウムが開会しました。
講演ではまず、経済産業省の田中融氏から、世界および日本における宇宙開発の現状と宇宙産業の将来展望についてご紹介いただきました。続いて、東京都市大学の中川貴雄先生から、宇宙観測を支える極低温技術の重要性についてご講演いただき、最先端の宇宙観測プロジェクトとその基盤技術への理解を深めました。その後、本学の松本圭介准教授より、SX-ARKにおける研究課題「新規蓄冷材開発による高性能冷凍機の宇宙利用」について紹介し、宇宙用冷凍機の性能向上に向けた蓄冷材開発の取組と将来展望を発表しました。さらに、新居浜工業高等専門学校の若林誠先生からは、高専における宇宙人材育成の取組と今後の展望についてご紹介いただきました。最後に、株式会社2moon代表取締役社長の伊巻和弥氏から、実際の事例を交えながら宇宙ビジネス参入の可能性や地域企業に期待される役割についてご講演いただきました。
各講演後には参加者から多くの質問が寄せられ、宇宙産業の将来性や技術開発、人材育成など幅広いテーマについて活発な議論が交わされました。閉会にあたり、えひめ東予産業創造センターの越智学専務理事より挨拶があり、シンポジウムは盛況のうちに終了しました。また、終了後の名刺交換会では参加者同士の交流が活発に行われ、新たな連携や情報交換の場となりました。

学長挨拶を代読する森脇工学部長

ご講演いただいた先生方(左上より 田中氏、中川先生、松本先生、若林先生、伊巻氏)

会場の様子

越智専務理事