令和7年度環境・エネルギー工学ミーティングを開催しました【11月27日(木)】

令和7年11月27日(木)、愛媛大学南加記念ホールにおいて、愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センター主催の「令和7年度環境・エネルギー工学ミーティング」を対面で開催しました。なお、本ミーティングは愛媛県及び愛媛大学研究協力会カーボンニュートラル推進研究部会との共催です。
会場には、カーボンニュートラルに関する取り組みに関心のある企業の方々や、愛媛大学教職員並びに学生など約80人に参加いただきました。

ミーティングでは、はじめに、森脇亮工学部長から開会の挨拶がありました。

続いて、学外の講師2名による講演がありました。
まず、自然科学研究機構核融合研究所名誉教授および総合研究大学院大学名誉教授の西村新先生より、「カーボンニュートラルに向けた核融合エネルギーの開発の現状について」と題して、材料開発や技術統合の難しさに着目した中性子照射研究および核融合炉工学研究の現状と将来について、講演がありました。講演では、現内閣が掲げる17分野の重点投資の対象ともなっているフュージョンエネルギー(核融合)に関しても言及し、参加者の興味関心が一層集まりました。
次に、愛媛大学名誉教授の荒木孝雄先生より、「架空送電線のCNと発電におけるGX-Chokotto Guide-」と題して、架空送電線のカーボンニュートラル化の観点から、これからの発電における持続可能な社会像とGX実現に向けた課題について、講演がありました。荒木先生の教え子である西村先生の講演内容を踏まえて、講演の最後には、次世代育成やリカレント教育の重要性が強調されました。

講演の終了後は、愛媛大学E.U. Regional Commons(ひめテラス)1階のNP地域交流ルームにて、愛媛大学教職員および学生によるポスターセッションを行いました。ポスターの中には新居浜工業高等専門学校より出展されたものもあり、計27件の研究発表内容をまとめたポスターが並びました。研究分野が異なる教職員・学生が一堂に会して、環境・エネルギー工学という同じテーマのもと、それぞれ異なる知見からポスターセッションをするという貴重な機会のもと、学内外問わず参加者による活発なセッションが行われました。

最後に、愛媛大学附属環境・エネルギー工学センターのセンター長である中原真也教授より閉会の挨拶がありました。      

工学部附属環境・エネルギー工学センターは、今後も、環境やエネルギーに関わる技術開発及び人材育成に取り組んでまいります。

 
    森脇学部長による開会の挨拶            西村先生による講演

 
      荒木先生による講演               質疑応答の様子

   
     ポスターセッションの様子         中原センター長による閉会の挨拶