令和7年9月26日(金)、今治地域地場産業振興センターにおいて、えひめ海事産業協働コンソーシアム及び愛媛大学工学部海事産業特別コースの設置を記念した「海事産業×地域(海事都市・今治)×大学(愛媛大学)連携シンポジウム2025 〜知と技術の融合で拓く海事都市今治の未来〜」を開催しました。
コンソーシアム参加企業、今治地域の造船・舶用企業、自治体関係者、本学教職員など約100人が参加しました。
開会にあたり、仁科弘重愛媛大学長及び徳永繁樹今治市長から挨拶があり、今治を拠点とした海事産業と大学、地域との連携強化への期待が述べられました。続いて、森脇亮愛媛大学工学部長から海事産業特別コース設置の趣旨説明が行われました。
第1部では、二宮崇教授(愛媛大学工学部)から「スーパーコンピュータとAIで広がる海事産業の可能性」と題した講演、また、田村顕洋氏(四国運輸局長)から「海事産業における国の取組み」についての講演が行われ、参加者は最新の研究・行政の動向に理解を深めました。
第2部では、「次世代を担う人材像と目指す海事人材育成エコサイクルとは」をテーマに、森克司氏(株式会社新来島どっく 代表取締役社長)、檜垣彰英氏(今治造船株式会社 執行役員)、本宮英治氏(BEMAC株式会社 専務取締役 グループCTO)、長野幸治氏(今治市産業部長)、松下正史教授(愛媛大学今治サテライト長・工学系長特別補佐)の5名が登壇し、産官学それぞれの立場から意見を交わしました。

閉会にあたり、菅規行愛媛県副知事より、今後の海事人材育成や地域産業発展に向けたさらなる連携への期待が示されました。

本シンポジウムを通じて、大学・地域・産業界が一体となった人材育成と研究推進の重要性が共有され、海事都市・今治の未来を拓く新たな一歩となりました。