2025年3月3日(月)から7日(金)にかけて、愛知県春日井市の中部大学で開催された国際シンポジウム「ISPlasma2025/IC-PLANTS2025」において、大学院理工学研究科博士前期課程2年の福田起大さんらが、題目「Molecular Introduction into Plant Callus Cells by Multiple Plasma Treatments」(講演番号:04P-81)にてポスター発表を行い、Best Poster Presentation Award を受賞しました。
本研究では、マイクロプラズマによる植物細胞への分子導入機構における活性酸素種(ROS)の効果を明らかにすることを目的としました。その中で、細胞膜に存在する膜結合酵素複合体NADPHオキシダーゼによるROS生成を阻害すると、分子導入量が減少することが確認されました。
従来の研究では、プラズマによって生成される外因性ROSと、細胞が生成する内因性ROSの影響を区別していませんでしたが、今回、内因性ROSを選択的に阻害することで内因性ROSが分子導入において重要な役割を果たしていることを示しました。
受賞一覧(※別サイトへジャンプします)
https://www.isplasma.jp/www2025/award.html