令和6年12月6日(金)、愛媛大学南加記念ホールにおいて、愛媛大学工学部附属環境・エネルギー工学センター及び愛媛大学リサーチユニット「地産地消e-Fuel研究ユニット」主催の「令和6年度環境・エネルギー工学ミーティング」を対面で開催しました。なお、本ミーティングは愛媛県及び愛媛大学研究協力会カーボンニュートラル推進研究部会との共催です。
会場には、カーボンニュートラルに関する取り組みに関心のある企業の方々や、愛媛大学教職員並びに学生など約80人に参加いただきました。
ミーティングでは、はじめに、森脇亮工学部長から開会の挨拶がありました。
続いて、学外の講師2名による講演がありました。
まず、国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所の所長の古谷博秀様より、「カーボンニュートラルにおける再エネと水素の役割と産総研FREAの活動の紹介」と題して、東日本大震災からの復興を契機として開所した産総研FREAにおける再生可能エネルギーに関する研究開発について講演がありました。
次に、住友重機械工業(株)エネルギー環境事業部新居浜事業所の所長の阿川隆一様より、「住重Grのカーボンニュートラルに向けた取り組み」と題して、住友重機械工業で開発・販売している機械のカーボンニュートラル推進の取り組みについて講演がありました。
続いて、愛媛大学リサーチユニット「地産地消e-Fuel研究ユニット」のメンバーの愛媛大学社会共創学部環境デザイン学科の入江賀子准教授より、愛媛大学でエネルギー問題に関して取り組んでいる「地産地消e-Fuel研究ユニット」における研究事例の紹介を行いました。研究事例として、「ミクロ計量経済モデルによる脱炭素戦略の社会影響評価」と題して、経済社会分析の観点から捉えたカーボンニュートラルについての社会影響評価について講演がありました。
講演と紹介の終了後は、愛媛大学校友会館2階サロンにて、愛媛大学教職員および学生によるポスターセッションを行いました。ポスターの中には新居浜工業高等専門学校より出展されたものもあり、計29件の研究発表内容をまとめたポスターが並び、異分野の学生が融合してポスターセッションをするという貴重な機会のもと、学内外問わず参加者による活発なセッションが行われました。
最後に、愛媛大学附属環境・エネルギー工学センターのセンター長である中原真也教授より閉会の挨拶がありました。
工学部附属環境・エネルギー工学センターは、今後も、環境やエネルギーに関わる技術開発及び人材育成に取り組んでまいります。
