【電気電子工学コース】受験生へのメッセージ

 電気電子工学コース 4回生 濱園龍一

 私が電気電子工学コースを選択したきっかけは、私は幼いときから、日々の暮らしを快適に、豊かにし続ける電化製品に強い関心を持っています。そのことから、自らもその分野に携わりたい、新たな電化製品を開発したいと考え、電気電子工学コースが自らの進路として必要になると思ったので電気電子工学コースに進学しました。
 受験生の皆さんが気になっている大学での講義についてですが、高校までの授業とは大きく形態が異なります。大学の講義では、講義の理解度を確認するためにしばしばレポートが課題として出されます。(レポートではなく別の形で確認する先生もいらっしゃいます。)主に、このレポートとペーパーテストによって各々の成績が決定されます。ですが、毎回講義に出席し、分からないことは先生に質問して解決すれば恐れることは無い難易度となっています。
 私は、大学の講義で電化製品やデバイスなどの中核となる半導体や、電気回路など、様々なことを学べました。その中で印象深かった「次世代型の半導体の開発」という言葉に惹かれ、現在の研究室に所属しています。現在では、半導体の中核をシリコンが担っていますが、基本スペックの向上、新機能の開発など様々な要因から、次世代の半導体の開発が求められると考えています。そこで、私が所属している研究室では、既存の半導体にごくごく微量の不純物を意図的に添加して、新たな性質や特徴を持つ半導体を生み出そうと日々、研究しています。
 最後に、受験生の皆さんにアドバイスです。受験生の皆さんには受験や進路、自らの夢など考えることがたくさんあると思います。ですが、自らの進路を深く考える時間がないからといって安易な選択をしないでください。私が受験生の時はさまざまなことで悩み、考えることもたくさんありましたが、そのおかげで今の私の生活は充実していると考えています。自分で考えて、決断した進路であれば、毎日が楽しくなると思うので最後まで考え抜いてください。

このメッセージを書いてくれた、電気電子工学コース・濱園さん