学部長挨拶

高校生のみなさんへのメッセージ

工学部長 高橋 寛

 みなさんの学びを考えて,工学部は平成31年4月から1学科体制であらたな一歩をふみだします。(平成31年4月開設予定・設置構想中で変更される可能性があります。)この新体制で,「超スマート社会」や「第4次産業革命」がもたらす社会・産業構造の大きな変化に柔軟に対応し, “ものづくり”・“システムづくり”ができる,高度な専門的知識と実践的技術を身につけた工学系人材の育成を目指します。

 1年次には,工学系共通の基礎的科目(数学,物理,化学,情報,工学入門科目など)や汎用力を身につけるための科目(工学コミュニケーションなど)を学びます。これらを学んでわかった適性や希望を基にして,2年次から,9つの教育コースから1つを選んで所属し,専門分野の特徴ある教育プログラムを履修することになります。

 科学技術の発展を支える研究者・技術者を目標として,私たちと一緒に学びをはじめましょう。

 高校生の皆さんの愛媛大学工学部への入学を心よりお待ちしています。

愛媛大学工学部の取組

 愛媛大学工学部は,新居浜高等工業学校を母体として昭和24年に発足し,昭和38年に新居浜市から現在の松山市に移転しました。その後,昭和62年度,平成2年度および平成8年度の再編成を経て,現在の機械工学,電気電子工学,機能材料工学,応用化学,環境建設工学,情報工学の6学科体制となりました。工学部の入学定員は全体で500人と大きな学部に成長しました。さらに,平成31年度から1学科体制の工学部・工学科であらたな一歩をふみだします。(平成31年4月開設予定・設置構想中で変更される可能性があります。)

 人類は,学理の発見・発明やそれらに基づく科学技術の開発に基づいて新しい産業を創出し,産業が生み出す新しい価値によって人類の生活を豊かなものにしてきました。例えば,コンピュータや電話などの情報通信機器は,高性能化・高機能化・軽量化を経て,スマートフォーンやタブレット,モバイルコンピュータへと進展しました。みなさんはそれらの機器をコミュニケーションやサービスをうけるために利用しています。総じて,テレビ,パーソナルコンピュータ,携帯電話などの電子情報機器や自転車,自動車,飛行機などの輸送機関など数多くの「もの」は,科学技術を支えてきた先人の発想,知恵,努力によってつくられた産物です。今後も科学技術は,人工知能,ロボット,バイオ,ナノ材料などの分野で次世代に向けて進展していかなければなりません。さらに,我が国の喫緊の課題である防災・減災や健康寿命の延伸も工学の力を必要としています。

 このような社会の要請に応えるために,愛媛大学工学部では,“ものづくり”・“システムづくり”ができる,高度な専門的知識と実践的技術を身につけた工学系人材の育成を目指します。

 愛媛大学工学部では工学の基礎科目や各分野の専門知識に関する講義だけではなく,種々の実験・実習・演習・デザイン科目,多様な入学制度に対応した科目,最終年次の卒業研究など充実した教育・研究プログラムを提供しています。新たに工学系共通教育と9つの教育コースで「柔軟性」「実践性」「創造性」を兼ね備えた人材育成を目指します。

 それぞれの専門分野で高い目標をもって勉学や研究に励もうとしている皆さんが,創造力豊かで世界で活躍できるように,工学部の全教員が全力で支援いたします。


愛媛大学工学部長
高橋 寛