工学部教育貢献賞

工学部教育貢献賞推薦書
コース名:環境建設工学科
推薦対象者:吉井 稔雄 職名:教授
推薦者(コース長):森脇 亮

表彰の対象となる教育活動の内容と推薦の理由

 吉井教授は,学生の英語力を養成する大規模で先進的な教育プログラムの創設に多大な貢献をしてきました.平成26年度に本学科の1~3回生を対象とした授業「実践英語演習」の立ち上げに尽力しました.4段階のきめ細かい能力別クラスの導入,外国人英語講師の積極的活用など,全国的にも先進的な教育プログラムに発展させました.また,全対象学生に段位を与えて定期的な昇段試験を施してやる気を誘発させる「環建コミュニケーション道場」というユニークな制度も発案しました.以上の取り組みは,TOEIC模擬試験の平均スコアの大幅向上(7月→翌年2月で,1回生が21%,3回生が22%向上),実践的な英語コミュニケーション能力の向上など,目覚しい教育効果を挙げております.

「実践英語演習Ⅰ,Ⅱ」
海外で活躍しうる技術者能力,および大学院進学時の英語講義の理解力を身につけることを目的と,主にTOEIC試験を念頭においた週2回のリスニングとスピーキングの演習.各学年を4段階の小規模クラスに分け,外国人英語講師を活用して生きた英語を学ぶ.

「環建コミュニケーション道場」
学科内の多くの人の目に留まる場所に設置した道場パネルに,段級位(5段~12級)別に門人札を模した学生の名札を掲示する.定期的な昇級試験と認定証を発行して,学生の意欲を高める.

 以上の教育プラグラムは,今後の国際化教育の進展に大きく貢献するものと考えられますので,吉井教授が標記教育貢献賞を受賞するに値すると判断し,受賞候補者として推薦致します.