愛媛大学大学院理工学研究科
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研究分野と指導教員

先端科学特別コース

 本コースでは,コース独自のカリキュラムにより,環境科学分野,地球・宇宙科学分野,生命科学分野の3分野における高度な専門知識・技能のみならず,独創性,課題探求力,課題解決力等の研究者としての基礎力を備え,さらには自らの専門にとらわれず広く学問分野を俯瞰する視野を持ち,我が国のみならず国際的舞台でリーダーシップを発揮できる人材の育成を目標とした教育を行います。

▼環境科学分野

 本分野では,物理学・化学・生物学およびそれらの複合領域を基盤とし,沿岸海洋における環境・生態系の構造や変動機構とこれらに関連した環境問題や,有害化学物質による地域・地球規模での環境汚染とその毒性影響などの先端研究を実施しています。本分野では主に環境動態学・環境化学・環境生物学を学ぶことができます。

教員名と研究内容
黒潮のシミュレーション,黒潮と沿岸海域の相互作用,瀬戸内海の海洋環境予測
郭 新宇
リモートセンシングと海洋観測による海流の変動に関する研究,沿岸域での物質循環に関する研究
森本 昭彦
第四紀学及び気候・海洋生態系・湖沼生態系の長期変動
加 三千宣
野生生物のエコトキシコロジーと環境汚染物質による細胞内情報伝達経路の攪乱の種多様性
岩田 久人
ホルモン様活性を有する新規環境汚染物質の分析法開発と環境毒性学への応用
国末 達也
環境汚染物質に対する野生生物の異物代謝能の種差およびリスク評価に関する研究
野見山 桂
蚊媒介感染症の環境疫学,水環境中の薬剤耐性菌の挙 動,河川の生物多様性の遺伝学的評価
渡辺 幸三
海洋環境変化による魚類感染症発生メカニズムに関する研究
北村 真一



▼地球・宇宙科学分野

 地球深部ダイナミクス研究センターと宇宙進化研究センターがこれまで取り組んできた,地球・惑星・宇宙の構造,物質構成及びダイナミクスに関する諸問題を研究対象とし,物理学,化学,地球科学の各分野を学術基盤とする学際的な分野です。分野の内容はさらに超高圧地球科学,数理地球惑星物質学,銀河進化学,X線天体物理学の4つに分類されます。

教員名と研究内容
鉱物物性の理論と計算機シミュレーション,それに基づく地球・惑星内部構造のモデリング
土屋 卓久
宇宙の構造,進化の研究,特に宇宙X線を用いた宇宙の活動性の研究および観測装置の開発
粟木 久光
宇宙における高エネルギー現象の研究,特に宇宙の構造と進化,ブラックホールの観測的研究
寺島 雄一
銀河と超巨大ブラックホールの形成と進化,および宇宙の化学進化に関する観測的研究
長尾 透
マントル対流の数値シミュレーション;地球内部の変動や進化過程の数値流体力学的研究
亀山 真典
地球深部物質についての流動特性などの輸送特性に関する実験的研究
西原 遊
地球内部における揮発性元素の存在状態とその影響についての計算機シミュレーション
土屋 旬
宇宙プラズマ物理学,特に,高速磁気再結合過程に関する磁気流体および運動論的な理論と数値計算
清水 徹
銀河の形成と進化の観測的研究。特に銀河の星形成および質量集積史に関する研究
鍛冶澤 賢
銀河と巨大ブラックホール,それらを内包する宇宙の進化に関する観測的研究
松岡 良樹
高圧放射光X線実験と高圧下におけるマグマの研究
河野 義生
極高圧下における地球惑星構成物質の状態方程式に関する実験的研究
境 毅
鉱物物理学:鉱物の変形・破壊実験を通した地震発生の素過程の研究
大内 智博



▼生命科学分野

 プロテオサイエンスセンターが力点を置いて取り組んできたタンパク質科学を学術基盤とする学術的な分野です。本分野の内容はさらに感染分子科学,光生命科学,分子生命科学,タンパク質機能科学の4つに分類されます。

教員名と研究内容
遺伝情報発現に関わる核酸とタンパク質の構造と機能
堀 弘幸
新しい高分子合成手法の開発
井原 栄治
タンパク質合成系の再構成
髙井 和幸
生理活性化合物および高機能性有機色素材料の合成研究
宇野 英満
コムギ無細胞系を用いたゲノム機能プロテオミクス
澤崎 達也
光化学系Ⅱ複合体の分子構造と機能に関する研究
杉浦 美羽
無細胞生命システムを利用した新しいバイオテクノロジーの開発
小川 敦司
抗体医薬創生のための技術開発
竹田 浩之
マラリアタンパク質の構造・機能解析
髙島 英造

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