愛媛大学大学院理工学研究科
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研究分野と指導教員

環境建設工学コース

 本コースでは,自然環境との調和を図りながら,社会基盤の整備・拡充に従事する高度な専門技術者の育成を目指して教育研究活動を行っています。土木施設工学分野,都市環境工学分野,海洋環境工学分野の3分野からなり,文字通り,山頂から海底に至るまでの開発と保全に取り組める組織となっています。教育のモットーは,環境建設技術者としてのスペシャリストの育成を目指すことは言うまでもなく,同時に環境問題に対する総合的視野と創造力並びに国際的感覚を併せ持った高級技術者の育成です。
 上述しましたように,本コースは以下の3大分野からなっています。

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▼社会基盤工学分野

 本分野では,橋梁,ダム,道路,地下空間施設などの土木施設を建設するための土木材料,設計法や施工法,地震時挙動に関する多様な教育研究を行っています。

教員名と研究内容
光,音,振動を用いた非破壊イメージング技術,および高性能計算を応用した波動シミュレーションに関する研究
中畑 和之
コンクリートおよびひび割れ部の物質移動特性と鉄筋コンクリート部材の変形とひび割れの時間依存性挙動に関する研究
氏家 勲
地すべりのクリープ移動メカニズム,地すべり対策技術の開発,および地すべり,斜面の不安定化,地震などのハザード評価に関する研究
バンダリ ネトラ プラカシュ
地盤・基礎工学。土構造物の地震時安定性,液状化および対策技術,河川構造物の高水時の安定性に関する研究。
岡村 未対
熱-水-応力-化学連成場における不連続性岩盤の力学・水理特性に関する研究
安原 英明
電気化学的計測を用いた鉄筋コンクリートの耐久性能,健全性及び自己治癒によるひび割れ補修効果の評価手法に関する研究
河合 慶有
熱環境における岩石の力学・水理学特性および岩盤空洞の挙動,産業廃棄物の建設系材料への利用,落石防護網の設計手法の開発および性能評価
木下 尚樹
波動の順・逆散乱解析,超音波による構造部材の非破壊評価
丸山 泰蔵
地盤工学,液状化対策,埋設パイプラインの安定性,豪雨による斜面の不安定化,土構造物の地震時挙動
小野 耕平



▼都市経営工学分野

 21世紀に向けて豊かで快適な都市環境を創造することは重要なことです。本分野では,交通体系を考慮した都市域の生活・生産環境の整備や防災,道路・都市基盤インフラの維持管理などに関する教育研究を行っています。

教員名と研究内容
都市・交通システム,交通マネジメント手法,交通安全対策,交通シミュレーション
吉井 稔雄
地震時の都市防災計画および都市情報システムの開発
二神 透
交通行動における意思決定の分析とモデリング,交通需要予測と交通政策の評価
倉内 慎也
都市・地域再生に向けた地域資源マネジメント,社会的ネットワーク形成に関する研究
松村 暢彦
公共事業を巡る合意形成,社会的ジレンマの解消策,地域ガバナンスに関する研究
羽鳥 剛史
深層学習を活用した交通流予測,道路や交通流の安全評価,交通流観測手法の開発
坪田 隆宏
景観認識・評価,景域計画に関する研究
白柳 洋俊



▼水圏環境工学分野

 流域の大気や地下水,河川,沿岸域や海洋における自然現象を把握して,これらの領域での持続的開発と環境との調和を目指すとともに,流域や沿岸域の防災機能を向上させるために,物理学的,化学的,生態学的観点から多面的な教育・研究を行っています。

教員名と研究内容
海洋レーダと数値モデルを用いた津波減災技術の開発,およびプラスチックによる海洋汚染に関する研究
日向 博文
都市気候形成プロセス,流域における水循環,再生可能エネルギー利活用技術に関する研究
森脇 亮
河川における流れの乱流構造,流れの可視化
門田 章宏
DNA種分類法による生物多様性評価,水生生物の遺伝的多様性評価,DNA多型分析を使った河川環境評価
渡辺 幸三
人間活動が河川生物に及ぼす影響の解明,河川生態系の保全,河川生物による環境評価に関する研究
三宅 洋
長期にわたる海洋波の平均的な特性の評価,波高および高潮偏差の再現確率値の評価
※ 畑田 佳男
陸域から沿岸海洋への環境負荷評価,水圏におけるセンシング技術の開発と応用に関する研究
片岡 智哉

※は2023年3月31日定年退職予定の教員を示す。

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