愛媛大学大学院理工学研究科
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EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップ
1 フェローシップ制度の概要

(1)目的
 選抜された理工学研究科博士後期課程のフェローシップ給付対象学生(FS学生)に対し、研究専念支援金及び研究費を給付することにより、研究に専念できる環境を提供する。併せて、愛媛大学の強みであり世界トップクラスの研究を展開する4つの研究センター(沿岸環境科学研究センター、地球深部ダイナミクス研究センター、プロテオサイエンスセンター及び宇宙進化研究センター)と工学部附属センター群(船舶海洋工学センター、高機能材料センター、社会基盤iセンシングセンター及び環境・エネルギー工学センター)の学内資源を有効に活用し、研究力向上・キャリアパス支援及びキャリアパス確保に向けた取組からなる総合的な学生支援プログラムを開発し提供する。
 これにより、理工学研究科博士後期課程に入学・進学する学生の増加を図るとともに、本学の特色ある研究分野において次代を担う優れた若手研究者の育成を図り、博士後期課程修了後のキャリアパスを支援する。

(2)FS学生について

  1. 給付対象学生数
    6人/学年
  2. 学生一人当たりの給付額
    210万円/年(うち180万円が研究専念支援金、30万円が研究費。)
    ※ 研究専念支援金は税法上「雑所得」として扱われ、所得税、住民税の課税対象となるため、FS学生は、各自で毎年確定申告を行う必要がある。
  3. 給付期間
    3年間
  4. 選考方法
     理工学研究科博士後期課程に進学・入学する者で、一定の資格要件を満たす者を対象に公募を行い、EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップ運営会議(運営会議)において、博士後期課程で取り組む研究の計画、これまでの学業成績、研究業績及び経済状況等を総合的に審査し、愛媛から世界を目指す志の高い学生として、博士後期課程において研究成果が期待できる者を選考し、FS学生として採用する。

(3)本事業において提供するプログラムについて

  1. 研究力向上・キャリアパス支援に関するプログラム
     自律した研究者・技術者に要求される、高度な課題探求力、確固たる倫理観、広く社会・環境や産業の諸問題に科学・技術の側面から関わり、貢献する意志・能力及び社会や科学技術を多面的に俯瞰できる広い視野と柔軟な思考力を涵養するための教育プログラムを提供。
  2. キャリアパス確保に関するプログラム
    1. 「育成助教」制度の創設(令和6年度以降)
      学位を取得した学生が一定期間研究に専念できるように「育成助教」のポストを創設。
    2. 4研究センターの共同研究ネットワークを通じたアカデミックポストへの接続
    3. 工学部附属センター群関連企業等を通じた民間企業等の研究開発職へのポスト接続

(4)運営体制

  • 運営会議
    フェローシップの運営に係る全般的事項を審議・決定。
    学術担当理事、理工学研究科長、同副研究科長、4センター長等で組織。
  • フェローシップコーディネーター(FSC)
  • 研究力向上等タスクフォース、育成助教タスクフォース
  • 研究指導教員、教育担当教員、フェローシップ事務局 等

愛媛大学EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップ概要リーフレット


2 2022年度の取組
  • 教育プログラム (各1単位 集中講義 D1~D3の間に受講)
    ファンダメンタル・アカデミックスキル科目(英語に関するスキルの涵養)
    アドバンスド・アカデミックスキル科目(研究に付帯するスキルの涵養)
    キャリアパス・ディベロップメント科目(社会人力強化によるキャリア探求)
    リサーチ・インターンシップ科目(インターンシップによるキャリア探求)
  • FS学生と学長等の懇談会
  • FSCによるFS学生の定期個人面談
  • FS学生の社会人力測定
  • 研究倫理教育 等

3 EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップの募集について

 令和5年度採用分の募集は終了しました。


4 その他

 対象学生は、採用期間における授業料の免除を受けることができます。ただし、学期の途中で、対象学生としての資格を喪失した場合は、免除を受けた授業料の一部の納付が必要となることがあります。

※本事業は国からの支援を受けて実施しているため、予算の措置状況によっては、事業の内容を変更する場合があります。


愛媛大学EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップに関する規程

■EUアドバンスド・リサーチ・フェローシップ 令和5年度(2023年度)採用分募集要項
  【日本語】 【English】

■申請様式(Wordファイル)
  【日本語】 【English】

■科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業(文部科学省)
  https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/fellowship/index.htm

■科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業(科学技術振興機構)
  https://www.jst.go.jp/fellowship/


(お問い合わせ)
愛媛大学工学部事務課フェローシップ担当
 メールアドレス:fsjimu@stu.ehime-u.ac.jp
 電話:089-927-8850

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