★発電のしくみ

 ほとんどの電気は、なにかの力で発電機をまわして作られています。みなさん、自転車のライトを思い出してください。自転車のライトには小さな発電機がついていますね。

この発電機のなかにはコイル(電気を通す線)と磁石が入っています。

 自転車のペタルをこいでタイヤをまわすと、コイルとコイルの間にある磁石がまわって、電気が生まれ(電流が流れて)ライトがつきます。

 自転車の発電機で作られる電気の量はいったいどのくらいでしょうか。

たとえば、25インチのテレビを2時間見るためには、およそ2,320km(鹿兒島から函館まで)も走らなければなりません。

 だからみんなのお家に送られている電気は、水や蒸気や風の力で大きな発電機をまわして作っているんですよ。電気を作るって、けっこう大変でしょ。


 水の力を利用して発電機をまわすのが,水力発電

 水力発電にはいろいろなタイプがあるけど、もっとも一般的なのが上の「ダム式水力発電」。ダムで川の水を貯水池にためて、その水を水車に流して発電させるタイプなんです。


 火力発電は、ボイラーと呼ばれるお釜のなかで石油や石炭を燃やし、その熱によって蒸気をつくり、タービンを回して発電しています。
 


 原子力発電では原子炉の中で燃料である「ウラン」を核分裂させて熱をおこし、その熱で水を蒸気にけてタービンを回しているんですよ。
 


★超音波骨評価装置

私たちの体を支えているは、常に新しく入れ替わっています。体に害のない超音波を利用した骨評価装置を使って、皆さんの骨の丈夫さを計っ てみませんか?


★地球環境を考えよう

 石油や石炭などを燃やすと発生する二酸化炭素などは、温室効果ガスとなって地球を囲んでいます。この温室効果ガスは、適度な量なら地球は快適な温度(平均すると15度)なんだけど、増えすぎると太陽の熱が逃げなくて地球が暑くなります。(この温室効果ガスが大気中になかったら地球の平均温度マイナス18度になってしまいます。)

 地球の温度が今以上に上がると、氷河や氷山の氷がとけて海の水面が上昇し、陸地が海に沈んだり、異常気象が発生しマラリヤなどの伝染病が増えたり、高山などの生物が絶滅してしまいます。

 ここに二つの地球儀があります。

一つは外側に空気を、もう一つは二酸化炭素(炭酸ガス)を入れて、太陽の代わりに赤外線ランプで地球を暖めます。空気に比べて二酸化炭素の方が温度が上昇しやすい(二酸化炭素の方が赤外線を吸収しやすい)ことを観察してみましょう。


★熱線カッターでオブジェを作ろう

 発砲スチロールに絵を書き、熱線カッターで絵を切り取りオブジェを作ります。



★ブーメランを作って飛ばしてみよう

 ブーメランは、もともとシドニーオリンピックで世界に知られたオーストラリアの先住民アボリジニ達が数千年も前から狩猟道具としてあるいは祭の儀式のときの楽器として使っていました。現在は、ブーメランはスポーツとして広がり、世界各地で競技会が開催されています。

 ここでは、厚紙とホッチキスでブーメランを作ってみましょう。うまく作れば、飛ばしたブーメランは戻ってきますよ。

ブーメランの作り方

1.厚紙を幅3㎝ー長さ20㎝に3枚切り取る。

2.細長く切り取った厚紙の中央に1.5㎝の切り込みを入れる。

3.切り込みを互いちがいに組み合わせる。

4.翼の互の角度を台紙を使って120度に合わせ、組み合わせた部分をホッチキスで止める。

5.それぞれの羽根に丸みをつける。

6.丸みをつけた方を上にして、3枚の翼を上にそらせる。


【気をつけよう!】

ブーメランを飛ばすとき、広い場所で人にあたらないように気をつけましょう。